平成5938日目
2005/04/11
【新・首相公邸】完成披露
旧官邸を大改修し、首相の居住空間として生まれ変わった新首相公邸の完成披露の式典が 11日昼、小泉純一郎首相や歴代首相、官房長官らが出席して行われた。
田中義一首相時代の1929年に完成し、二・二六事件など激動の歴史を見詰め続けた洋風建築の 面影は残しつつも、24時間対応可能な執務スペースや要人をもてなす茶室や和室など「新しい 世紀の首相の住まいにふさわしい機能」(官邸筋)を充実させた。《産経新聞》
平成17年4月11日、総理大臣新公邸の完成披露が行われました。
新公邸の完成披露には、歴代の総理大臣、官房長官、各省庁の大臣らが参加して行われました。新公邸は、1929年に完成した旧官邸を改装したもので、2.26事件など激動の歴史を見つめ続けた洋風建築の面影は残しつつも、24時間対応可能な執務スペースや要人をもてなす茶室や和室など、新しい世紀の首相の住まいにふさわしい機能を充実させた造りになっています。
挨拶に立った小泉総理は、「中曽根内閣以来の事業が完成した。歴史的にも文化的にも価値がある旧官邸の良さを生かし、新時代にふさわしい新公邸を建設できた。」と述べました。
また、新公邸の完成披露に先立ち、4月8日に、家庭用燃料電池世界初商用第1号機の導入式典が執り行われました。燃料電池は都市ガスやLPガスなどから水素を取り出し、酸素との化学反応で熱を発生させてお湯を沸かすと同時に発電する装置です。二酸化炭素の排出を大幅に抑制できるもので、新公邸には2基設置されました。小泉総理が電源を入れ、「『もったいない』という気持ちと環境を大事にする技術を結びつけ、すばらしい環境を残していきたい。」と挨拶しました。《首相官邸》
日本・コロンビア首脳会談
平成17年4月11日、小泉総理は総理大臣官邸で、コロンビア共和国のアルバロ・ウリベ・ベレス大統領と首脳会談を行いました。
会談では、ウリベ大統領より、「日本のコロンビアに対する小学校や図書館の建設、学術交流など幅広い分野についての協力に感謝する。」と述べた上で、「ラ・リネア・トンネル建設計画」及び「コロンビア・オリノコ川上流地域再生計画:世界のための植林メガプロジェクト」の二つのプロジェクトについての支援の要請がありました。
これに対して小泉総理は、「日本としてできる限りの協力をしていきたい。」と応えた上で、トンネルの案件については、支援の検討準備を進めていきたい旨応じるとともに、植林事業については、「環境によいプロジェクトであり、支援のしがいのあるプロジェクトであると思う。」と発言しました。 また、両首脳は、日本とコロンビアの経済関係強化は重要であるとの認識で一致するとともに、小泉総理から、コロンビアにおける中小企業育成のために、コロンビアの企業家を日本に招待したい、旨発言がありました。
最後に小泉総理より、「国連改革においても日・コロンビア協力を実現していきたい。安保理の改革をぜひ実現したいと考えている。」と述べたのに対して同大統領から、「日本の常任理事国入りの希望は十分に承知している。日本の支持要請に最大限の考慮を払う。」という表明がありました。《首相官邸》
中国の反日デモに遺憾表明
小泉純一郎首相は11日夕、中国の反日デモで北京の日本大使館などに被害が出た問題について「誠に遺憾だ。中国で活躍している日本人の安全は中国側に責任がある。よく自覚していただきたい」と中国政府の責任を指摘し、再発防止を強く求めた。《共同通信》
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【騒音おばさん】逮捕
CDラジカセを大音量で鳴らし続け、隣家の女性(64)を不眠にさせたとして、奈良県警西和署は11日、傷害容疑で同県平群町、主婦、A子容疑者(58)を逮捕した。
調べでは、A子容疑者は2002年11月から今年3月までほぼ毎日24時間、自宅勝手口 のドアに穴を開け、道をはさんで約6メートル離れた隣家にアップテンポの音楽を大音量で流し、女性に不眠や頭痛、めまいを起こさせた疑い。調べに対し、動機の供述を拒否しているという。《産経新聞》
【新潟県中越地震復興宝くじ】発売
新潟県中越地震の復興財源に充てる「復興宝くじ」が11日、全国約1万2000カ所の宝くじ 売り場で売り出された。販売は26日までで、売り上げの約4割が被災地の復興事業に充てられる。 宝くじは1枚200円で、計100億円分(5000万枚)を販売。1等1億円10本のほか、前後賞 各2500万円20本、2等賞200万円50本、1等組違い賞10万円990本が用意されている。
この日は、新潟、東京、大阪で発売記念イベントが開かれた。各地で、県にゆかりのある著名人らが参加し、宝くじ購入をPRした。《朝日新聞》
【この日の民主党】
民主党 新CM 「日本の選択。」篇を発表 平野幹事長代理が会見
平野博文幹事長代理は11日、党本部で記者会見を行い、民主党として、新しいTV-CF「日本の選択。」篇を制作し、一部地域で今週末より放映する予定であることを明らかにした。
平野幹事長代理は会見の中で、民主党が昨年の参議院選挙で比例第一党の座を確保し、「二大政党制の時代が切り開かれた」ことをまず指摘。「マニフェストを比較・検討し、政権選択をする。そんな日本にするという、民主党のかねてからの思いが現実のものとなり」、「有権者の意志次第によっては、政治を大きく変えることができる状況だ」と、現在の政治状況について語った。
その上で、平野幹事長代理は、「有権者の意志によって選択をする、この国の大きな選択につながっていく、そういう時代に入っている、というメッセージ」を、「日本の選択。」という言葉に込めたことを明らかにし、岡田克也代表、小沢一郎副代表、菅直人前代表、鳩山由紀夫元代表が、「日本の選択。」などと、力強く語りかけることで、「真摯に、有権者の皆さんに選択を問いかけていきたい」と述べ、「真面目に堂々とメッセージを発し、それが有権者の皆さんに届くことを期待している」とした。
『日本の選択』の選挙 岡田代表・川端幹事長が門間ゆきこ励ます会で
岡田克也代表と川端達夫幹事長は11日、門間ゆきこ予定候補者(民主党宮城県第2区総支部長)を激励するため、そろって宮城県入りし、仙台市内で開かれた集会で、仙台から日本を変えようと、詰め掛けた1000人を超える支持者らを前に力強く民主党への支持を訴えた。
岡田代表は集会の中で、「年金を中心とする社会保障制度改革や、郵政改革をめぐる(自民党と政府の)コップの中の茶番劇の結果、負担ばかりを国民に押し付ける」ことになると指摘。今回の補欠選挙を、「真の改革がしっかりと行われるのかを、国民の皆さんに判断してもらう、まさに『日本の選択』の選挙になる。是非、気持ちを一つにして欲しい」と、その重要性を力強く訴えた。
続けて挨拶に立った門間ゆきこ総支部長は、「今の日本を良くするために、地域経済に活力を与えること、未来への安心をつなぐ社会保障制度を確立すること、未来へつなぐ力となるように、教育と子育て支援を充実していくこと」と三点を強調。「まじめに、まっすぐに、まっとうに、生活している人たちが報われる社会にしたい」と訴えた。
この日の集会には岡崎トミ子副代表(参議院議員)、安住淳宮城県連代表(衆議院議員)、達増拓也・松木謙公・今野東・橋本清仁各衆院議員と、大石正光・小川勝也・櫻井充各参院議員も参加した。《民主党ニュース》