平成5894日目

2005/02/26

【この日の小泉総理】

スペシャルオリンピックス冬季世界大会開会式出席

平成17年2月26日、小泉総理は長野県で2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会の開会式に出席しました。

スペシャルオリンピックスは、日々のトレーニングと競技会を通じて知的発達障がいのある人々の自立と社会参加を達成することを目的とし、オリンピックと同様に4年ごとに夏・冬の世界大会を開催しています。今回は、アジアで初めて開催される世界大会であると同時にオリンピック、パラリンピックそしてスペシャルオリンピックスと3つの大会が同一地域で開催される世界的に意義のある大会です。

小泉総理は、開会式に先立ち長野市内で開催されている知的発達障がいのある人が描いた絵画や陶芸を展示している「スペシャルアートギャラリー」及び「NHKハート展」を視察しました。 視察した小泉総理は、「みなさんの作品は障害がないね。純真な芸術作品ばかりだ。」と述べました。

続いて小泉総理は、長野市オリンピック記念アリーナ「エムウェーブ」に皇太子殿下ご臨席の下、スペシャルオリンピックスのシュライバー名誉会長らと出席し、選手団の入場行進やオープニングパフォーマンス、聖火の点火セレモニーなどを鑑賞しました。

開会式に出席した小泉総理は「2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会の開会を宣言します」と述べました。

スペシャルオリンピックスは、3月5日までスピードスケートやアルペンスキーなど7競技79種目が長野県内で行われる予定です。《首相官邸》




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【サッカー・ゼロックス杯】東京ヴェルディ、10年ぶり3度目の優勝

サッカーJリーグのシーズン到来を告げる開幕1週間前恒例のゼロックス・スーパーカップは26日、2万1104人の観衆を集めた横浜国際総合競技場で昨季のJリーグ年間王者の横浜Mと天皇杯全日本選手権優勝の東京Vが対戦、東京Vが2-2からのPK戦を5-4で制し、10年ぶり3度目の優勝を果たした。

東京Vはいったん1-2と逆転されたが、終了直前に新加入の元ブラジル代表FWワシントンがこの試合2点目を決めて追い付いた。PK戦では5人全員が成功、GK高木が横浜Mの上野のキックを止めた。《共同通信》

【H2Aロケット7号機】打ち上げ成功

日本の主力ロケットH2Aの7号機が26日午後6時25分、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから打ち上げられ、40分後に気象衛星ひまわり5号の後継機となる運輸多目的衛星(MTSAT)を予定の楕円軌道に投入、打ち上げは成功した。《共同通信》

小泉純一郎首相は26日夜、H2Aロケット7号機の打ち上げ成功について「ちょうどスペシャルオリンピックス冬季世界大会の開会宣言を終えた直後、成功したとの報告が入り、本当にうれしかった。今までの失敗と経験を生かし、成功させた関係者の努力に心から敬意を表したい」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

小泉政権は政策が腐敗しきっている 藤井代表代行、福岡での演説で

藤井裕久代表代行は26日、福岡市内で開かれた街頭演説会で演説し、小泉政権の年金改革について、年金制度の問題点の本質にただの一つも触れていないと断じるとともに、経済運営や景気認識についても厳しく批判。民主党の主張を力強く訴えた。

街頭演説会では、岩本司参議院議員の紹介の後、平田まさのり福岡県第2区総支部長がまず演説。平田総支部長は、「目標を設定し、その目標に向かって淡々と登りつめていく」という植村直己さんの生き方に共感してきたことを述べ、「これまで多くの人に受けた温かい助けに恩返しをしたい」と、自らが政治家を志した思いを披露。交通事故に遭った経験から、年金・医療・介護といった社会保障政策の抱える問題点を、「切実に感じる」として、その改革の必要性を訴えた。

続いて演説を行った藤井代表代行は、小泉・自民党政権について、「権力は腐敗する」とし、特に「政策が腐敗しきっている」と厳しく批判。現在の年金制度が抱える根本的な問題点に対し、「小泉年金改革は、ただの一つも本質に触れていない」として、年金制度の問題点を具体的に列挙した。

藤井代表代行は第一に、現行制度が人口構成の激変に対応していないことを挙げ、「保険料を上げて給付を下げる発想しか出てこない」政府・与党を批判した。第二に、国民年金で4割の人が保険料を支払っていない実態を指摘。現在の仕組みでは、「民間会社がやれば、即刻倒産する。成り立つはずがない」として、抜本改革の重要性を説いた。第三に藤井代表代行は、年金の一元化の必要性を改めて強調。国会議員の年金制度の廃止すらできないとする小泉・自民党政権の姿勢を、改めて批判した。第四に指摘したのは、女性の年金の問題。「サラリーマンの奥さんに年金権がない」のに対して小泉政権が、「離婚したら、旦那の許しを得て半分の年金をもらえるようにした」ことを取り上げて、「これの何が女性の年金権か、年金権でも何でもない」と厳しく断じた。

藤井代表代行は更に、小泉首相が「年金改革を相談しようと言ってきている」が、「本当に相談するなら、昨年強行採決したものを、やめます、訂正しますと約束してから」だと釘を刺し、民主党は、抜本的な改革案を既に示しているとして、「強行採決したものはビタ一文譲らないという、その驕りだけは絶対に許せない」と小泉政権の無責任な態度を改めて厳しく批判した。

続いて藤井代表代行は、景気・経済の問題にも言及。橋本首相・小泉厚相・山崎政調会長のとき、「全く間違った経済政策をやった」として、平成8年に3%成長を達成しながら、医療費の窓口負担や消費税を上げたことで、一気にマイナス成長になった例を挙げた上で、小泉政権が、定率減税の縮小や年金保険料値上げを強行して、「また同じことをやろうとしている」と厳しく指摘した。景気は良くなったとの小泉発言に対しても藤井代表代行は、「関連中小企業と働く人の犠牲」を指摘し、「一部大企業・製造業が空前の利益をあげている」に過ぎないことを述べて、年金保険料の負担増、定率減税の縮小という「増税」を強行しようとする小泉政権の認識も厳しく批判した。

その上で藤井代表代行は、「平田さんはこういう実態を、体験で分かっている人だ」と述べ、民主党への理解と支持を求めて演説を締めくくった。

福岡市内でNPO関連予算報告会を開催、活発に意見交換

民主党福岡県総支部連合会は26日、福岡市内で「NPO予算報告会」を開催した。

民主党は、NPO関連予算についてこれまで、各中央省庁から3年間にわたり継続してNPOの皆さんとともに公開ヒアリングを実施。そこで浮き彫りになった問題点の解決に向け、中央省庁・地方自治体・NPO法人を対象にアンケートも実施し、「NPO関連予算の活用実態に関する調査・提言報告書」を取りまとめている。今回、福岡市内で行われた報告会は、この報告書の内容についてNPOの皆さんに報告するとともに、NPO活動の更なる推進に向けて、現場で活動している皆さんとの意見交換を行うため開催された。

約100名の参加者が詰めかけ、追加の席も用意される盛況となった今回の福岡での報告会では、藤田一枝衆議院議員の司会の下、若井康彦NPO局長がまず挨拶に立った。若井NPO局長は、「あまりに日本の国会は行政が主導している。市民の声が通っていない」と指摘し、議員立法活動に積極的に取り組んでいる民主党として、「あくまでも市民政党・国民政党として、市民立法の道筋をきちんとつけていく」との決意を表明。党NPO局として、全国各地で公開ヒアリングや課題別意見交換会といった取り組みを、今後も積極的に行っていきたいと述べ、参加者に活発な情報交換、意見交換を呼びかけた。

続いて、NPO推進ネット専務理事で中央大学研究開発機構教授の高比良正司さんが、中央省庁のNPO関連予算の抱える問題点について、実際の予算額とはかけ離れた実態やNPO側に情報が全く伝わってこない実態を挙げ、様々な事例も紹介しつつ説明を行った。高比良さんは更に、「NPOをもっと信用して、事業をしやすいようにすべき」と指摘するとともに、長期にわたる活動への助成のあり方についても、中央省庁はもっと積極的な検討を行うべきとの考えも示した。

質疑応答では、民主党自身の取り組みへの評価の声が上がったほか、寄付税制の要件緩和の問題、予算の使われ方についての追跡調査の仕組みづくりの必要性、福岡県の情報公開の取り組みなどについて様々な意見・提言が交わされ、活発な意見交換が行われた。若井NPO局長は改めて、「幅広い意見をうかがえて大変有難かった」とし、党として「今後の活動に活かしていく」と述べた。最後に、楠田大蔵衆院議員が挨拶し、今後も活発な意見交換を、と呼びかけて報告会を締めくくった。なお今回の報告会には、古賀一成常任幹事(衆院議員)、平田まさのり福岡県第2区総支部長、大島九州男同第8区総支部長らも参加した。《民主党ニュース》



2月26日 その日のできごと(何の日)