平成5886日目
2005/02/18
【この日の小泉総理】
ケニア環境副大臣と会談
平成17年2月18日、小泉総理は総理大臣官邸で、ケニアのワンガリ・マータイ環境副大臣と会談を行いました。
マータイ副大臣は、アフリカに植林をして緑を増やす「グリーンベルト運動」を広げた功績で2004年にノーベル平和賞を受賞しています。16日に京都で行われた京都議定書発効記念行事にも出席し、メッセージを寄せています。
会談では、マータイ副大臣が日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受けたと述べると、小泉総理は「食料不足の時代に、親が子供に『ご飯を作った人の身になって食べなさい』と言ったことからきた。」などと説明しました。同副大臣は「アフリカではプラスチックが一度使っただけで廃棄されるなど、多くの『もったいない』例がある。『もったいない』という概念を世界に広げたい。」と述べました。
スペシャルオリンピックス冬季世界大会聖火隊表敬
平成17年2月18日、小泉総理は総理大臣官邸で、スペシャルオリンピックスの聖火隊の表敬を受けました。
スペシャルオリンピックスは、日々のトレーニングと競技会を通じて知的発達障がいのある人々の自立と社会参加を達成することを目的とし、オリンピックと同様に4年ごとに夏・冬の世界大会を開催しています。今月26日からアジアで初めての開催となるスペシャルオリンピックス冬季世界大会が長野で開かれます。この世界大会のためにギリシャのアテネで採火された聖火は東京都内をトーチランした後、世界大会の開会式会場に運ばれます。本日は、都民広場での聖火到着式の後、トーチランをスタートし、総理大臣官邸前で小泉総理を表敬しました。
表敬を受けた小泉総理は、「皆さんようこそ総理大臣官邸にお越しいただきました。心から歓迎いたします。来週、長野スペシャルオリンピックスが開会されますが、この大会を支えてきた皆さん方に心から敬意と感謝を申し上げます。どうか皆さんのスペシャルオリンピックスを支えるというこの気持ちが、多くの選手にも通じて来週から行われる大会が成功することを皆さんと共に祈念申し上げます。」と述べました。《首相官邸》
議定書達成「不可能ではない」
小泉純一郎首相は18日午後、首相官邸での政府広報ラジオ番組の収録で、地球温暖化防止のための京都議定書が16日に発効したことを取り上げて「日本の目標達成は容易ではないが、みんなで力を合わせれば決して不可能ではない」と強調した。《共同通信》
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【この日の民主党】
党拉致問題対策本部、北朝鮮の人権問題に関する懇談会を開催
民主党拉致問題対策本部は18日、都内で北朝鮮の人権問題に関する懇談会を開催し、米国人権法案や韓国における取り組みなどについて関係者の意見を聞いたほか、民主党が議員立法を予定している「北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案」(仮称)についても、関係者と活発に意見交換を行った。
懇談会の冒頭、中川正春衆議院議員(対策本部事務総長・党北朝鮮問題プロジェクトチーム座長)が、互いの参加者を紹介するとともに、参加者それぞれの取り組みも詳しく紹介。民主党としてまとめた北朝鮮人権侵害救済法案について説明しつつ、脱北者の定義を広く考えて、その保護を積極的に行っていくべきであるとの意向を表明した。
続いて、スザンヌ・ショルティ米国ディフェンスフォーラム代表・米国「北朝鮮自由連合」副会長が発言し、北朝鮮の人権問題が副次的に扱われている現状に懸念を表明。脱北者を保護し、その証言を明らかにしていくことの意義を強調しつつ、米国人権法案が成立するまでの経緯を紹介した。更に、北朝鮮の人権問題について、関係各国・関係者の密接な連携の必要性を改めて説いた。
続いてキム・ムンス韓国国会議員からは、拉致問題など人権問題への取り組みについて、民族を重視する韓国国民の意識と日本や米国の取り組みの温度差などの問題について、率直な意見が述べられた。
講演の後に行われた意見交換では、人権法案をめぐる日本政府・与党の動向や、今後の北朝鮮情勢と国際社会の対応、日韓両国の世論・意識の相違、北朝鮮人権侵害救済法案のあり方などについて、それぞれの参加者から率直な意見が出された。
今回の懇談会には、民主党側からは、中川議員のほかに、渡辺周・松原仁各衆議院議員、広野ただし・若林秀樹・森ゆうこ・白眞勲各参議院議員が参加。救う会側からは、ショルティ米国ディフェンスフォーラム代表、キム議員のほかに、韓国拉北者家族協議会のチェ・ウヨンさん、救う会の西岡力常任副会長と島田洋一副会長が、それぞれ参加した。
水島広子議員、均等待遇法制化実現への決意をパート集会で表明
男女共同参画委員会委員長の水島広子衆議院議員は18日、約600人の参加者を集めて都内で開かれた、均等待遇の法制化実現をめざして、連合の主催、パート・サポート市民会議の協賛で開かれた、「パート・契約労働者の集い」に出席した。
集会冒頭、司会者からパート労働に関する国会での審議状況として、1月26日参議院本会議での藤原正司議員の代表質問、厚生年金の企業負担増による不安定雇用増大を指摘した1月27日の衆議院予算委員会で川端達夫幹事長の質問、2月3日の衆院予算委員会での横路孝弘議員の追及等が取り上げられ、民主党への期待が寄せられた。
挨拶に立った水島委員長は、「均等待遇法制化に向けて、皆さまと歩みを一歩進めていけることを心強く思う」としながらも、同時にいつまで戦いを続けなければならないのかとの思いにもかられる、との思いも示した。
水島委員長は更に、先の通常国会に「短時間労働者と通常の労働者との均等な待遇の確保等に関する法律案」を提出するに至ったことを報告。「法制化は社会的な重要テーマ」として、その成立に向けて力を尽くしていく姿勢を強く表明するとともに、働く現場からの応援を要請。「国会の中、外での運動を車の両輪として、確実に前に進めていく」と訴えた。
集会には西村ちなみ・鈴木康友両衆議院議員、山根隆治・津田弥太郎両参議院議員も参加した。《民主党ニュース》