平成5887日目

2005/02/19

【民主党・岡田克也代表】佐賀県を訪問

岡田克也代表は19日、地方視察の一環として佐賀県を訪問し、県知事との懇談、営農組合員の皆さんとの意見交換、クリーク法面落ちの現状視察、九州シンクロトン光研究センター視察など、精力的に日程をこなした。

岡田代表は、佐賀空港に到着早々、古川佐賀県知事と空港内で懇談。各地の地方視察の印象や林業政策などについて意見交換を行った。

続いて岡田代表一行は千代田町に移動。姉七福営農組合員の皆さんと懇談した。岡田代表は挨拶の中で、安全な農産物を望んでいる日本の消費者のニーズを汲み取ることで、農業はまだまだ発展する可能性がある、などと述べ、参加者との意見交換に入った。集落型営農に取り組んでいる組合員の皆さんからは、その取り組みの実情について説明があったほか、やはり農業の明日が見えてこない、といった不安感など様々な意見が寄せられ、岡田代表らは熱心に耳を傾けていた。更に岡田代表らは、千代田町役場でクリーク法面落ちと防災事業について関係者より説明を受け、実際に事業の現場を見て回った。

千代田町役場で記者団から、これまでの佐賀県の視察の感想を問われた岡田代表は、民主党の農林漁業再生プランに触れ、「現場を見ていく中で、更に肉づけをしていきたい」との意向を示すとともに、「専業農家を育てるやり方もあるが、集落でお互い助け合いながら、しっかりと農業を維持していく」姉七福営農組合の取り組みについて、「新しい一つの方向だと思う」と高く評価。民主党としても、集落を維持していくことが望ましいとの考えを持っていることを、改めて強調した。

この後、岡田代表らは鳥栖市に移動し、佐賀県立九州シンクロトン光研究センターを視察。光速に近い速度に加速された電子が、強力な電磁石で進行方向を曲げられることで発生するシンクロトン光が、様々な分野に応用されていることなどについて、関係者の説明を受け、実際に研究センター内の巨大な施設を見て回った。

なお、今回の佐賀県の視察には原口一博衆議院議員、高橋千秋参議院議員らが同行した。《民主党ニュース》




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【四大陸フィギュア】村主章枝選手が優勝、恩田美栄選手が2位

フィギュアスケートの四大陸選手権最終日は19日、当地の江陵国際アイスセンターで女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)で首位に立った昨季のグランプリ(GP)ファイナル優勝者、村主章枝(ダイナシティ)がフリーも1位となり、178・66点で2季ぶり3度目の優勝を果たし、世界選手権代表に決まった。

村主のこの大会3度目の優勝は男女を通じて最多。昨季は太田由希奈(京都醍醐ク)が優勝しており、日本女子は3連勝となった。

SP2位のユニバーシアード女王、恩田美栄(東海学園大)はフリー2位の166・80点で2位だった。

中野友加里(早大)は11位、韓国代表として出場した在日三世の金彩華(大阪女学院高1年)は14位。《共同通信》

【全国PTA調査】高3の性体験「男子3割、女子4割」

高校3年生の性経験率は男子が30%、女子が39%で、女子では初めての経験について「後悔した」「どちらとも言えない」と肯定的ではない生徒が過半数を占めた。全国高等学校PTA連合会が、性感染症予防対策のため高校生約1万人に実施した全国調査の結果を19日までにまとめた。「寝た子を起こすな」と反対しがちだった保護者側が実施した初の調査という。《共同通信》

【この日の民主党】

岡田代表、福岡市内で街頭演説

岡田克也代表は19日、佐賀県訪問を終えて福岡市に入り、平田まさのり民主党福岡県第2区総支部長らと福岡市内3ヶ所で街頭演説会に参加。いずれの会場も道路にあふれ出しそうなほどの多くの聴衆が詰めかけた中、地方分権・子育て・年金などの諸課題について民主党の主張を力強く訴えた。また会場では、アンケートで集められた市民の皆さんの切実な意見も寄せられており、岡田代表らはそれらの疑問にも答えながらの演説を行った。

岡田代表は演説の冒頭で、「ようやく日本の政治が変わろうとしている」として、「今、私たちの国、日本は、政権選択・政権交代の時代に入った」と宣言。昨年の参議院選挙の結果について、自民党の完敗であることを指摘しつつも、「それで喜ぶほど志は低くない」と述べ、民主党の主張する具体的な政策について順次訴えを行った。

岡田代表はその第一に、地方分権の問題を取り上げ、小泉首相や竹中大臣の楽観的な言葉とは全く違い、地方の置かれている現実の厳しさを指摘。未だに続く中央集権の仕組みが、「地方の思い、地方の芽をつんでいる」とし、「地域の皆さんの責任と判断できちんと物事を決められる、そういった本当の意味での地方分権を実現していくことこそが、地域が元気になる源だ」と述べて、真の地方分権の重要性を強調した。

第二に岡田代表が取り上げたのは、子育て支援や教育の問題。「平成17年度民主党予算案」の中で、財源を明示して月1万6千円の子ども手当を創設していることなどを取り上げ、未来を担う子どもたちへの投資を積極的に行う民主党の姿勢を改めて明らかにした。また教育についても、それぞれの学校の工夫を活かし、「現場からの改革ができる仕組み」こそが必要だと指摘した。

岡田代表は第三に年金問題を取り上げ、市民の皆さんからも「年金制度について最も大きな声が上がっている」とした上で、小泉首相・与党の側に本気で野党と議論したいという気があるのであれば、与野党を超えて議論すべき長期的な課題だ、との考えを改めて示した。しかし、一元化の問題などについての小泉首相の国会での答弁の内容のなさに岡田代表は言及し、「社会保障制度全体の見直しが必要だ、という小泉さんの言葉の中には、自分の任期中には答えを出さないよという考え方がある」と厳しく指摘。「あるべき年金制度をまずしっかり議論すべき」で、「結論を先送りし、小泉首相の任期は終わっている。次の人が誰がなるのか分からない。これでは本当の年金改革はできない」と断じ、真の年金抜本改革に向けた民主党の決意を改めて述べた。

岡田代表は更に、政治とカネの問題にも触れ、「裏金の中で政策が歪められ、本当に国民のためにならない、特定の人のための政治が行われている」と厳しく指摘。「そういう政治を壊していこうではないか」「そのための政権交代をやろう」と力強く呼びかけた上で、「今回の補欠選挙は、まさしくその前哨戦だ」とするとともに、「はっきり小泉・自民党政権にノーと言う戦い」だと訴えた。

平田総支部長も、自らのかつての体験も踏まえて演説。「そこにある信号機は、時間が経てば青になる。しかし、景気や政治に今ともっている赤信号は、待っていても青信号にはならない」と、政権交代の必要性を力強く訴え、演説会場に詰めかけた多くの聴衆から盛んな拍手を浴びていた。

福岡市内3ヶ所で行われた今回の街頭演説会には、佐賀県の視察より同行した原口一博衆議院議員・高橋千秋参議院議員も加わったほか、地元福岡県選出の松本龍・北橋健治・楠田大蔵・城井崇各衆議院議員、岩本司・大久保勉各参議院議員らも参加した。

4月補選は「小泉・自民党政権の是非を問う選挙」岡田代表が会見で

岡田克也代表は19日、福岡市内での街頭演説会・集会に参加した後、同市内で記者会見を行い、4月に予定されている衆議院福岡2区・宮城2区の補欠選挙の意義などについてコメントした。会見では、大久保勉参議院議員が司会を務め、高橋千秋参院議員が同席した。

岡田代表はまず、今日行われた街頭演説会の感想について、「非常に寒い中を、たくさんの皆さんに話を聞いていただいて感謝している」とした上で、「握手しながらも色々なご意見、励ましの言葉をいただいた」などと述べた。

また、4月に行われる予定の衆議院福岡2区・宮城2区補欠選挙の意義について、「まさしく小泉・自民党政権の是非を問う選挙だ」と指摘するとともに、総選挙を前に小泉政権に対し、「イエスかノーかを問う選挙」に民主党としても全力を尽くしていく決意を改めて明らかにした。また福岡2区で民主党が公認した平田正源さんについても、「平田さんの知名度は、新しい候補としては非常に高いと思っている」とし、民主党として「正々堂々と政策を訴えて、正面から、しっかりとした政策中心の論争をしていきたい」との決意を表明した。

また福岡県の麻生知事が全国知事会の会長に選出されたことについて岡田代表は、「今までも民主党は、知事会と連携をとりながら分権改革を進めてきたので、今後とも是非、麻生会長にはリーダーシップをとっていただいて、本当の分権が実現するようにがんばってもらいたい」として期待感を示すとともに、「われわれも方向性は一緒なので、協力できるところは協力したい」と述べ、民主党としても真の分権改革の実現に今後とも全力を挙げていくことを強調した。《民主党ニュース》



2月19日 その日のできごと(何の日)