平成5811日目

2004/12/05

【この日の小泉総理】

平成16年12月5日、小泉総理は宮崎市で開催された「国際自由労働組合連盟(ICFTU)世界大会」の第18回大会に出席しました。

今回アジアで初めての開催となる同大会は、「連帯のグローバル化 未来に向けたグローバル・ユニオン運動の構築」をテーマとして、世界約150カ国・地域の労働関係者約1,500人が参加して行われました。大会では、企業が生産拠点をさまざまな国に移し、モノや人の移動が激しくなる中、労働者の労働条件をどう守るか、いかに労働者同士が離れた国であっても連帯できるかを重点に話し合うこととしています。また、国際労働運動を統一拡大するため2006年に国際労連(WCL、組合員数約2600万人)と合流することも重要議題となっています。

開会式に出席した小泉総理は、挨拶で「アジアで初の世界大会。世界はかつてないほど相互のつながりを強めています。働いている人の視点から活発に議論されることを望みます。」と述べました。《首相官邸》




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【大野功統防衛庁長官】サマワ訪問

大野防衛長官は5日、イラク南部サマワを訪問し、陸上自衛隊派遣部隊の宿営地や同市内での活動状況を視察した。

サマワ滞在時間は約5時間で、大野長官は「治安は安定しており、自衛隊は歓迎されている。人道復興支援活動が引き続き重要であるとの認識を新たにした」とのコメントを発表し、14日に期限を迎える自衛隊の派遣期間延長の必要性を強調した。

陸自宿営地内では、現地ムサンナ県のアルハサーニ知事らと懇談し、陸自部隊の安全確保への協力を要請。知事は「治安の状況は以前よりさらによくなっている。自衛隊は住民から歓迎されている」と述べ、自衛隊の派遣延長を求める手紙を手渡した。《読売新聞》

【自民党、公明党】幹事長がサマワに出発

自民党の武部勤、公明党の冬柴鉄三両幹事長が5日午後、自衛隊が派遣されているイラク南部サマワの治安状況や自衛隊の復興支援活動を視察するため、成田発のブリティッシュ・エアウェイズ機で出発した。与党首脳クラスのサマワ訪問は昨年12月の神崎武法公明党代表以来。《共同通信》

【この日の民主党】

米澤副代表、池口労働局長、国際自由労連の世界大会に出席

日本労働組合総連合会(連合:笹森清会長)など、世界約150ヶ国の中央労働団体で構成するICFTU(国際自由労働組合連盟:本部ブリュッセル)の世界大会が5日、宮崎市で開かれ、民主党からは米澤隆副代表、池口修次労働局長が大会開会式に出席した。

ICFTU世界大会は4年に1回開催され、アジアでの開催は初めて。今大会では「連帯のグローバル化」をテーマに、経済のグローバル化により各国の労働現場に生じている低賃金、不安定雇用、劣悪な労働条件といった問題に、世界の労働組合がいかに一致して行動していくかが課題。児童労働の根絶、女性の差別待遇改善、若年者雇用の環境改善、労働条件の改善、HIV・AIDSへの対応、ILOの強化など、多岐にわたる決議案が議論される。

開会式では、ファクソン・シャメンダICFTU会長が、「グローバル化は労働者に利益をもたらしていない」と語り、バランスを欠き、持続可能なものとなっていない現状に懸念を示した。またシャメンダ会長は、「人間尊重のグローバル化が必要だ」と述べ、不平等性・不安定性をもたらし、保護されない雇用が拡大しつつある状況を、ディーセント・ワーク(人間尊重の仕事)を促進する方向へと世界が一致して変えていかなければならないとした。

開会式終了後に池口労働局長は、「国際自由労連の大会が日本で開催されたことの意味は大きい」と述べるとともに、「今回のテーマでもあるように、経済のグローバル化はすでに進んでいるが、経済発展のグローバル化に力を尽くしていかなければならない」とした。また、「労働基本権が付与されていない日本の公務員の立場改善を労働局長として改めて痛感した」と語った。《民主党ニュース》



12月5日 その日のできごと(何の日)