平成5757日目

2004/10/12

【この日の小泉総理】

平成16年10月12日、小泉総理は総理大臣官邸でジョゼフ・ダイス・スイス連邦大統領と首脳会談を行いました。

会談では、(1)日本とスイスの間の双方向の投資促進のために必要な措置をとっていくこと、(2)ナノテクノロジーや生命科学といった科学技術分野での両国間の協力実績を踏まえ、科学技術協力協定の締結交渉を開始すること、(3)世界貿易機関(WTO)において一層両国間の協力を強化していくこと、で一致しました。

また、ダイス大統領より、貿易拡大の枠組みを作るべきであり、現在のJETRO等の研究が最終的にFTAにつながれば良いとの発言があり、小泉総理よりは、お互いに研究していきたいと応じました。

平成16年10月12日、第161回国会が召集され、開会式に引き続いて行われた衆・参両議院の本会議で小泉総理が所信表明演説を行いました。

この中で、小泉総理は、「「構造改革なくして日本の再生と発展はない」との信念の下、「民間にできることは民間に」、「地方にできることは地方に」との改革を進めてきた今、その芽が育っています。」と述べるとともに、「官から民へ」「国から地方へ」の徹底、地域の再生と経済の活性化、暮らしの安心と安全、外交と安全保障の各分野における諸改革に関する所信表明を行いました。

また、演説の締めくくりに当たり小泉総理は、「「やればできる」は魔法の合いことば」というこの夏の全国高校野球選手権大会で活躍した高校の校歌の一節を例に、「いかなる困難があっても、挫けることなく努力する。失敗しても、次の成功への挑戦と受け止める。勇気と誇りをもって、日本の明るい未来を築こうではありませんか。」と国民と議員に向けて呼びかけました。《首相官邸》

第161臨時国会が12日召集され、小泉純一郎首相は同日午後の衆参両院本会議で所信表明演説を行った。これを受け各党は13日の衆院を皮切りに3日間の代表質問を衆参両院で行う。

首相は郵政民営化法案を次期通常国会に提出し、2007年4月からの民営化を断行する決意を表明。国・地方財政の「三位一体改革」と併せて「具体化の正念場」と位置付け、改革を加速させる意向を表明した。《共同通信》




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【オリックス・仰木彬監督】就任会見

オリックスと近鉄が統合する新球団、オリックス・バファローズの監督となる野球解説者の仰木彬氏(69)の就任会見が12日、大阪市内のホテルであった。仰木氏は球界再編の動きに触れ、「野球界の地殻が動く中で新しいスタートを切るのは血が騒ぐ。精いっぱい務めたい」と語った。

正式就任は11月1日で、契約年数は1年。契約金、年俸は共に1億円(推定)。選手やスタッフの編成など、統合に伴う様々な課題が待ち受けている。特に大リーグ移籍を視野に入れる中村や、新球団入りに難色を示す礒部ら近鉄の主力選手について、「彼らは大阪の顔。新しい歴史を作るために力を貸してほしい選手」と、全力を挙げて慰留に努めることを強調した。《朝日新聞》

【この日の民主党】

臨時国会で党の存在感示す 両院議員総会開く

民主党の両院議員総会が、国会召集日の12日午前党本部で開かれ、臨時国会に臨む党の対応(「心を一つにして力を120%発揮する国会に」川端達夫幹事長)と中央代表選挙管理委員の選任・承認がなされた。

冒頭のあいさつで岡田克也代表は「最も重要な課題は政治に対する国民の信頼をいかに取り戻すかだ。国会の場で政治とカネの事実を説明させるところからスタートし、不信感を取り除かなければならない。これから議員1人ひとりがしっかりと役割を果たし、国民の期待に応えよう」と述べ、党の存在感示し、政権交代への歴史に残る2年間のスタートにこの国会することを全議員に呼びかけた。

続いて川端幹事長が「不安と不信と不満の渦巻く日本を作り変えることが、民主党の任務。根性こめた闘いをお願いする」としたうえで、中央代表選挙管理委員に肥田美代子衆院議員、小林元参院議員、長浜博行衆院議員、楢崎欣弥衆院議員の4人が代表によって選任されたことを報告、承認を求め、承認された。なお、委員長には先の臨時党大会で細川律夫衆院議員が選出されている。

総会ではほかに、仙谷由人政調会長、鉢呂吉雄国対委員長、江田五月参議院議員会長が報告に立った。江田会長から、この国会で新しく会派に入会した高知県選出の広田一参院議員が紹介され、広田議員は「土佐の先輩は頑張った。大いなる志をもってこの国を変えていきたい」と新人らしくあいさつ、満場の拍手を受けた。

「新年金法の欠陥、政治とカネの問題を追及する」連合集会で川端幹事長

第161臨時国会が召集された12日、民主党の川端達夫幹事長は国会内で行われた「連合政策要求実現10.12院内集会」に参加し、政党報告を行った。

川端幹事長は「待ちに待った臨時国会だ」と前置きし、国会は立法府であり、同時に政策実現に向けて国民の前で議論していくのが使命であるとの考えを示し、国会召集を先送りし、議論を回避してきた政府について「まさに国会機能を放棄している」と断じた。

川端幹事長は新年金法の欠陥について国会審議を通じて改めて明らかにするとともに、持続可能で公平・公正な二階建て方式の民主党年金法の実現化に向け、民主党は年金改革法案提出の準備に入ったことを報告。「二階建て部分に関しては所得と給付のあり方を含めて、連合と民主党で一定の方向性を協議していきたい」と語った。

政治とカネの問題では、自民党旧橋本派の1億円裏献金事件についての真相究明とともに、迂回献金禁止など、抜け穴を塞ぐ政治資金規正法改正案を提出する用意があることを明らかにした。

首相の所信表明には胸を打つものはない 岡田代表が会見で

民主党の岡田克也代表は12日の定例記者会見で、当日行われた小泉首相の所信表明について、「言葉はちりばめられているが、胸を打つものがない。首相になり、最初の所信表明の時の熱狂が嘘のような静けさだった。あまりにも拍手が少なかった」と感想を述べ、明日の代表質問で、具体的に2年間で何を為そうというのか「論点を絞って質問」することを明らかにした。

また、代表再選以降、各地を回っていることについて「現場には現場の知恵がある。苦労されている人の話を聞くと、ヒントがここにあると思う。国会開会中も精力的に回って現場の声を聞きたい」と今後も現場を回ることを明らかにした。

さらに記者の質問に答えて、日本歯科医師連盟からの1億円献金事件で起訴された村岡元官房長官の証人喚問に関して「自民党は正式に拒否できるわけはない」とし、自民党の一部にある村岡元官房長官の証人喚問拒否の動きを牽制した。

臨時国会初日、東京・有楽町街宣で国会論戦へ挑む姿勢示す

臨時国会開会日の12日、民主党は東京・有楽町マリオン前で街頭演説を行った。

雨が降りしきるなか川端達夫幹事長らがかけつけ、問題が山積しているにもかかわらず、国会審議を回避し、国会開会を先延ばしし続けてきた政府・与党を批判。国会論戦に挑む民主党の姿勢と政権交代実現への道筋をアピールした。

幹事長就任後、初の街頭演説となった川端幹事長は臨時国会初日に20分間を要した小泉首相の所信表明演説について「愕然とした」と語り、景気回復・不良債権処理の進行、安心できる年金制度の確立などを列挙した小泉首相の姿勢について、倒産、リストラ、年金に代表される不安な社会保障制度、将来不安に悩み苦しむ国民と乖離したものであるとの見方を示し、「みなさんの悩みや怒りをわかっているとは到底思えない」と指摘。「こうした総理には今すぐ辞めてもらわなければならない」と断じた。従来のやり方が通用しなくなっている今、民主党がリードして改革を進めていくと語った。

また、自民党旧橋本派の1億円裏献金事件に代表される「政治とカネ」の問題の真相究明につとめると同時に、抜け道のない政治資金規正法改正案の成立、安心できる年金制度の確立に向けた年金改革法案を新たに提出していくとの考えを示した。

街頭演説は蓮舫参院議員の司会で、鈴木克昌衆院議員、中山義活国民運動委員長、枝野幸男元政調会長、岡崎トミ子副代表が次々と登壇。雨の中、足を止めて熱心に聞き入る聴衆に安心できる国民生活実現に向けて、民主党への支持を訴えた。《民主党ニュース》



10月12日 その日のできごと(何の日)