平成5732日目

2004/09/17

【この日の小泉総理】

平成16年9月17日午後(日本時間18日未明)、メキシコを訪問中の小泉総理は、メキシコ市の国立宮殿でフォックス大統領との首脳会談に臨みました。 会談で、両首脳は両国間の物品や人、サービス、資本などの自由な移動を促進する経済連携協定に調印しました。

小泉総理は、「政府のみならず民間の力を合わせることで経済関係を発展させたい。署名は重要な一歩だ、いかに協定を実施していくかが大事だ」と述べました。

会談終了後、両首脳は共同記者会見に臨みました。会見で小泉総理は、「今回のメキシコとの締結を成功例としてアジアでの交渉を進めたい。」と意欲を示しました。 《首相官邸》




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【MLB】バリー・ボンズ外野手、通算700号本塁打

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米大リーグ、ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手(40)は17日、サンフランシスコでのパドレス戦で三回に通算700本塁打をマークした。通算755号のハンク・アーロン、714号のベーブ・ルースに次いで大リーグ史上3人目。ボンズは2001年にシーズン73本塁打の大リーグ新記録を樹立しており、今季もこの日で42号。《共同通信》

【民放連・日枝久会長】NHKを批判

民放連の日枝久会長(フジテレビ会長)は17日の定例記者会見で、NHKの不祥事について「公共放送にとって、受信料の適正な使用は、ゆるがせにできない業務運営の基本」としたNHK側の調査報告書を引用し「これが大前提。1番のポイントだ」と述べた。

さらに「NHKと民放は立場が違う二元体制だが、視聴者の信頼を早く回復して健全な二元体制を確立してもらいたい」と強調した。

今夏にNHKなどが都内で開いた「プロジェクトX展」をめぐり、NHK関連会社が企業から協賛金を集めたことについて「業務範囲を超えた行為と思わざるを得ない」と批判した。《共同通信》

【プロ野球選手会】18、19日のストを決定

プロ野球再編を巡る日本プロ野球組織(NPB=日本野球機構)と労働組合日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)の団体交渉にあたる協議・交渉委員会が17日、前日に引き続き東京都内のホテルであった。

約10時間に及ぶ交渉は決裂し、選手会は18、19日の計12試合でプロ野球史上初のストライキを行うことを決めた。25、26日にもストが設定されており、来週も交渉を続ける。16日の交渉で打開案を文書で提示していた根来泰周コミッショナーは、受け入れられなかったため、辞任する意向を明らかにした。《朝日新聞》

【この日の民主党】

岡田代表、愛知、三重で公共事業、先端工場を視察

民主党の岡田克也代表は17日、愛知、三重の両県にまたがる4カ所を視察し、公共事業の新しいあり方や独自の技術力を生かした企業経営などの実際を見て回った。先の臨時党大会で再選された岡田代表は、全国47都道府県の様々な「現場」を訪ね多くの人々と意見交換したいとの意向を表明していたが、この日の視察はそうした“全国行脚”の第1弾となった。

岡田代表はまず、来年3月から開催される愛知万博(2005年日本国際博覧会)のメーン会場(愛知県愛知郡長久手町)を視察した。同会場では現在急ピッチで施設の建設が進められており、120を越える参加国・国際機関への出展モジュールの引き渡しが始まったところ。広大な丘陵地がダイナミックに姿を変える様子を眺めながら、財団法人2005年日本国際博覧会協会の幹部からの説明に聴き入った岡田代表は、特に「自然との共生」をテーマにして元の森や池などの地形をそのまま生かしながら会場建設が進められていることなどに関心を示し、「準備は順調に進んでいるようで楽しみだ。子どもに夢を与える万博を実現してほしい」と期待を語った。

次に岡田代表は、愛知県常滑市の中部国際空港建設地を訪れ、来年2月の開港に向けた準備状況を視察。建設事務所で中部国際空港株式会社幹部から概要の説明を受けた後、空港建設島に移動し、管制塔から一番機の乗り入れを待つ真新しい滑走路などを見渡した岡田代表は、「民間の知恵を生かして無駄なコストをなくし、使い勝手のいい空港ができつつある。地方における新しい公共事業の成功例だ」と感想を語った。

このあと岡田代表は地元・三重県に入り、独自の最先端メモリ技術で世界の半導体業界をリードする東芝の四日市工場と世界最高水準の液晶技術で情報家電業界を牽引するシャープ亀山工場を訪れた。東芝四日市工場ではNANDOフラッシュ技術を生かした先端メモリ製品の生産工程、シャープ亀山工場ではシステム液晶や大型マザーガラスの技術を生かした液晶テレビの生産工程などを見学した岡田代表は、高度に技術化されるとともに環境にも慎重に配慮された最先端の生産現場に感心した様子。2工場の視察を終え、「元気な現場を見た。独自の技術の価値を高め、国際競争力をつけた2つの工場は、日本再生の典型的な事例だ」と感想を述べた。

この日の視察には、中川正春、古川元久、伴野豊、近藤昭一、古本伸一郎の各衆議院議員、高橋千秋、直嶋正行、芝博一の各参議院議員らも同行した。

イラクの大義とされた大量破壊兵器の調査断念について(談話) 2004/09/17

民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣 鳩山由紀夫

パウェル米国務長官は、先に行われた米上院の公聴会で、対イラク攻撃を正当化する根拠としたイラクの大量破壊兵器の保有について、「いかなる備蓄も発見されなかったし、発見されないだろう」と述べ、イラクでの大量破壊兵器の発見を断念したことを明らかにした。また、本日付報道によれば、米国主導の調査チームも、「備蓄はなかった」と結論付ける最終報告書を近く出す方向である。

アメリカは、同盟国を始め、国連や国際社会に対して、衛星写真等を駆使してイラクの大量破壊兵器の脅威を示し、イラク攻撃への支持や同調を強く迫った経緯を想起すべきである。戦争の大義とされた大量破壊兵器の存在はおろか、アルカイダとイラクとの関係も証明できず、石油利権の存在なども改めて指摘されている。ブッシュ大統領は、先制攻撃を正当化した根拠が崩れたことに対して、国際社会にしっかりと説明すべきである。大統領選挙の只中にあるアメリカは、今後、国際社会に対して、どのような行動をとっていくのか、厳しく注視したい。

一方、小泉総理は、イラク攻撃に当たって、民主党の真摯な反対意見に耳を貸さなかったばかりか、独自の情報収集や分析もせず、不正確かつ恣意的な情報に基づいて、安易にアメリカのイラク攻撃を支持した。その責任は、極めて重大である。今や開戦支持の根拠は根底から崩れ、アナン国連事務総長も、イラク戦争が国連憲章に反する旨を言明している。国民に対して誤った説明を行い、イラク攻撃を支持した小泉総理自らの釈明を求める。政府は、過去のイラクによる一連の国連決議違反を口実にしているが、まったく説明になっていない。来るべき臨時国会において、小泉総理の政治責任を厳しく問う。

イラクは、未だ戦闘やテロが続き、民主党は、そのような地域への自衛隊派遣に対しても、開戦の経緯や憲法上の疑義等を理由に反対した。政府は、開戦を支持し、戦争の正当性のうえに立脚したイラク特措法を成立させ、危険な地域に自衛隊を派遣したが、今一度、国連憲章や憲法の精神に立ち返り、イラク問題への対処方策を根本から見直すべきである。

群馬で年金演説会、懇談会を実施

民主党の年金改革全国キャラバンが17日、群馬県内で展開され、高崎市内で街頭演説会、前橋市内で年金改革地域懇談会が相次いで開催された。今回のキャラバンには藤井裕久代表代行、中塚一宏衆議院議員、蓮舫参議院議員に加え、群馬県選出の富岡由紀夫参議院議員らが参加した。

昼に行われた高崎市内での街頭演説会では、富岡議員が年金改革の必要性を聴衆に訴えた後、蓮舫議員が登壇。「欠陥だらけの年金改革法には、多くの国民の皆さんは開いた口がふさがらなかったのではないか。間違いがあればそれを正して審議をやり直すしかないのに、与党は国会で話し合う姿勢すら見せなかった」と、年金問題に真剣に取り組もうとしない与党の姿勢を厳しく批判。続いてマイクを握った藤井代表代行は、現在の年金制度の抱える多くの問題点に答えを出している民主党案と、政府・与党案の「2つの案のどちらがいいのか、民主党は全国を回ってこうしてお訴えをしている。民主主義の主役である国民の皆さんの声を聞こうとしない与党の傲慢さは、権力の座に長くいると腐敗する典型だ。カネの腐敗もひどいが、それだけではない。政策で腐敗している」と断じ、その力強い訴えには多くの聴衆から大きな拍手が起こった。

夜には前橋市内で年金改革地域懇談会が開かれ、高橋仁群馬県連副会長の司会の下、まず中塚議員が講演。4割の人が保険料を払っていない国民年金、人口構成の大きな変化への無対応、職業によって制度がバラバラという不公平性、社会保険料の無駄遣いと責任をとらない政治家・官僚の無責任さなど現在の年金制度をめぐる問題を次々と指摘。「時代に合わない仕組み・制度を変えることこそが構造改革であり、与党のやった現状のパッチワークでは問題は全く解決されない。しがらみだらけの族議員に改革はできない」と力強く訴え、「公平と透明」をキーワードに民主党の年金改革案を理路整然と分かりやすく説明した。

会場を埋めた聴衆からは、「10月から改正年金法が施行されるとは知らなかった。政府は説明不足だ」といった指摘や、「所得比例年金の問題では、私案がある」と様々な意見が寄せられる一方、自営業の人たちの所得把握の方法、消費税を年金目的税とした場合の問題点、将来もらえる年金の具体像、民主党の少子化対策など、多岐にわたる質問が投げかけられた。中塚議員はそれらの質問に一つひとつ丁寧に答え、それに対してさらに問題を掘り下げた再質問も出るなど、議論は白熱。年金問題に対する関心の高さをうかがわせる懇談会となった。

最後に富岡議員が、「皆さんの年金問題への強い関心には改めて驚かされた。本当の議論はまさにこれからだ。民主党は今後も分かりやすく議論を続けていく」と挨拶し、懇談会を締めくくった。

奈良で年金改革地域懇談会を開催

民主党は17日、全国で展開している年金改革キャラバンの一環として、奈良市内で「年金改革地域懇談会」を開催した。

懇談会には山本孝史参議院議員、地元選出の中村哲治衆議院議員、馬淵澄夫衆議院議員、前川清成参議院議員ほか地方議員らが参加。「老いも若きもこの先どうなるんや」といった怒りや不安の思いで参加した120人の市民とともに熱心な議論を繰り広げた。

山本議員は参加者に「公的年金制度の体制」「高齢者世帯の生計費と年金の給付水準」等々カラーパネルを使って分かりやすく問題提起し、党の年金改革案に理解を求めた。参加者からは、改革案に対する懸念や質問そして年金は無論医療や介護についても改革するべき意見が多く出され、最後に奈良から年金改革の運動を進めていく決意を全体で確認して懇談会を終えた。

また、懇談会に先立って近鉄奈良駅前で行われた年金キャンペーンの街頭演説会では、国会議員・地方議員が改正年金法は悪法であることを声を張り上げて訴え、多くの通行人らが足を止めて聴き入った。《民主党ニュース》



9月17日 その日のできごと(何の日)