平成5730日目

2004/09/15

【この日の小泉総理】

平成16年9月15日午前(日本時間15日夜)、ブラジルを訪問中の小泉総理は、サンパウロ市内のイビラプエラ公園を訪れ、日本人開拓者の苦労をしのぶために建立された「開拓先没者慰霊碑」に献花を行いました。また、同公園内にある日本館を訪れて視察し、日系3世の子ども達の歓迎を受けました。

その後、ブラジル日本文化協会で日系人の聴衆約1200人を前に挨拶しました。この中で、前日ヘリコプターで農場の視察をした際に、広場に「カンゲイ、小泉首相」の文字を見つけ、地上に降りたことを紹介し、「皆さん、涙をもって迎えてくれました。感激しました。言葉も気候も違う中で、どれだけ苦労されたか。」と涙ながらに述べました。

昼には、サンパウロ州知事主催の昼食会に出席しました。この中で小泉総理は、「小泉総理大臣の対中南米政策に関する演説−日本と中南米の新たなパートナーシップの確立を目指して−」と題する演説を行い、経済関係の再活性化などを柱とした「日・中南米新パートナーシップ構想」(小泉ビジョン)を提唱するとともに、国連・安保理改革など国際社会の諸課題への取組での連携強化を呼びかけました。また、人的交流についても、今後5年間に留学生を含め中南米諸国から延べ約4千人を招聘する考えを明らかにしました。

夕方(日本時間16日早朝)には、サンパウロを発って首都ブラジリアに移動しました。《首相官邸》




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【佐世保小6女児同級生殺害事件】加害女児、自立支援施設に

長崎県佐世保市の小6女児殺害事件で、加害女児(11)に対する審判が15日、長崎家裁佐世保支部で開かれた。

小松平内(へいない)裁判長は「女児の取った行動の結果は重大かつ悲惨。個別処遇が望まれ、他害・自傷の可能性がある」として、女児を児童自立支援施設に送致し、行動を制限する強制的措置を2年間認める保護処分を決定した。

小松裁判長は、女児には対人関係やコミュニケーション能力が不足していたと指摘。「怒りに対し、極端な行動しか持ち得ず、唯一安心できる『居場所』である交換ノートやインターネットへの批判に怒りを募らせた」ことが動機と認定した。

女児の付添人は審判後の会見で、抗告しないことを明らかにし、事実上処遇が確定した。送致先は、女子専用施設としては唯一強制措置がとれる「国立きぬ川学院」(栃木県氏家町)となる。

決定では、女児の特性について、幼少期から甘えることがなく、対人関係が受動的と分析。両親には「手のかからない子」と映り、ささいな表情の変化や女児の欲求を受け止めず、「積極的にかかわらなかった」と言及し、「女児の問題性を見過ごしており、養育態度は資質上の問題に影響を与えている」とした。《読売新聞》

【富士重工業】インプレッサなどリコール

富士重工業は15日、エンジンオイル漏れによる火災の恐れがあるとして、乗用車「インプレッサ」「フォレスター」の2車種、計約2万3000台(2000年6月−03年2月生産)のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届けた。

02年6月から今年7月まで、石川、千葉、福岡、大阪で計5件の火災があった。同省は最初の火災発生からの対応が遅いとして文書で改善を指導した。

届けによると、エンジンオイルバルブのボルトがしっかり締まっていないため、オイルが漏れ、下にある排気管に当たって最悪の場合火災に至る恐れがある。《共同通信》

【この日の民主党】

「国会を避ける逃亡内閣は許せない」川端幹事長

民主党の川端達夫幹事長は15日、就任後初めての記者会見を開き、今後の抱負と当面の政治課題について語った。

川端幹事長はまず、新任の抱負として、「代表がモットーとしている全員野球の要として全力で取り組む」と語り、政権交代に向かう党をその中心となってまとめていく決意を明らかにした。

また、当面の政治課題として、政府・与党が国会開会を拒んでいることに触れ、「問題が山積しているにも関わらず、総理は超長期の休暇をとって議論を避けている。“逃亡内閣”と言わざるを得ない」と厳しく指弾。翌16日に共産、社民両党と野党党首会談を行った上で、内閣に臨時国会の召集を要求するよう3党共同で衆議院議長に申し入れる予定であることを明らかにした。《民主党ニュース》



9月15日 その日のできごと(何の日)