平成5607日目

2004/05/15

この日のできごと(何の日)

【ASEANプラス3】通貨交換協定を強化

東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国(ASEANプラス3)は15日、韓国の済州島で財務相会議を開き、通貨・金融危機の再発防止のため、緊急時に米ドルなどを融通し合う通貨交換(スワップ)協定のネットワークを強化することで合意、共同声明を発表した。

現在の二国間協定の積み重ねから、多国間の枠組みに衣替えし、より使いやすく強力な仕組みにすることが狙いだ。作業部会で検討し、年末までに結論を取りまとめる。

会議では、域内経済が日本と韓国の着実な回復などにより、好調が続いていることを歓迎。一方で最近の原油高などを踏まえ、エネルギー価格高騰や金利動向が世界経済に与える影響を見極めていく方針を示した。

日本からは谷垣禎一財務相が出席し、日本経済は輸出、設備投資など民需主導で回復基調にあると説明。引き続き不良債権処理など構造改革に取り組む考えを強調した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【大相撲】

大相撲夏場所7日目(15日・両国国技館)6日目に連勝が35で止まった横綱朝青龍は高見盛を力強く突き出して1敗を守った。大関陣は千代大海が霜鳥を突き出し、連敗を3で止めて白星を先行させた。魁皇は時津海を渡し込みで下して5勝2敗としたが、武双山は関脇旭天鵬の寄りに屈して4敗となった。関脇若の里は朝赤龍を左すくい投げで破り、1敗を堅持。全勝は平幕の北勝力1人になった。1敗で朝青龍ら5人が続く。十両は時天空が7連勝で単独トップに立った。《共同通信》

【プロ野球・ロッテ】「こんなに弱くてごめんなさい」

ダイエー21-0ロッテ◇15日◇千葉マリン

こんなに弱くて、ごめんなさい–。0-21の屈辱的スコアがともる試合後の球場。ダッグアウトから再び姿を見せたロッテナインが、ファンに向かって頭を下げた。異例ともいえる謝罪だった。12日の日本ハム戦でも2-20の惨敗を喫したばかり。6連敗で借金は「11」となった。「球場に足を運んでくれたことへの感謝と、ふがいない成績への謝罪を伝えたかった」。バレンタイン監督の言葉が痛々しかった。《日刊スポーツ》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第10節第1日(15日・静岡スタジアムほか=6試合)2位の横浜Mが首位の磐田を2−1で破った。勝ち点差は3に縮まった。

優勝争いに踏みとどまりたい浦和と市原は、もつれた末に3−3の引き分け。鹿島は1−0で柏を下した。《共同通信》

【FIFA】南アで2010年W杯

国際サッカー連盟(FIFA)は15日、チューリヒで理事会を開き、史上初めてアフリカ大陸で行う2010年ワールドカップ(W杯)の開催国に南アフリカを選んだ。

同W杯に立候補したのは南アのほかエジプト、リビア、モロッコ、チュニジアの計5カ国。共同開催を提案したチュニジアとリビアは、チュニジアが14日の理事会で撤退を表明したため、リビアは投票対象から外された。

開催国の決定は理事会メンバー24人の投票で行われ、南アは1回目の投票で14票を獲得。10票のモロッコ、0票のエジプトを抑えた。

南アは1991年にアパルトヘイト(人種隔離)政策を撤廃。国際スポーツ界への復帰が認められ、サッカーのW杯には98年大会から2大会連続で出場している。95年のラグビーW杯を開催するなどアフリカ有数の経済力と社会基盤を持ち、FIFAの現地調査では最高の評価を得ていた。投票では、人種融和の象徴としての支持も集めたとみられる。《共同通信》

【京都御苑】葵祭で馬が「暴走」

15日午前11時10分ごろ、京都市上京区の京都御苑内で、葵祭の行列の馬が突然暴れ、約2キロ近く走ったあと、堀川御池(同市中京区)の交差点で倒れた。

中立売署などによると観客のカメラのフラッシュに驚いた馬が、両側から手綱を引いていた4人の男性を振りほどいて暴走。馬は御苑南側の丸太町通を西に約500メートル走ったところで、東向きに走行中の乗用車と衝突した。車はフロントガラスが破損したが運転手の女性(60)にけがはなかった。

馬は右後足の太ももにけがをしたまま堀川通を南下し、堀川御池の交差点で駆けつけた祭関係者らに保護された。同署によると観客にけが人はない。祭では、主催者側から「フラッシュをたかないでください」と注意を促すアナウンスがあったという。《共同通信》

【石原伸晃国土交通相】長崎で会見

石原伸晃国土交通相は15日、長崎市で記者会見し、九州新幹線鹿児島ルートについて「博多−鹿児島を短時間で結んだ時の経済波及効果は大きい」などと述べ、建設中の博多−新八代(熊本)を前倒しして整備する必要があるとの考えを示した。この中で石原国交相は「(新幹線は)与党の作業チームの結果を待って政府、与党でまとめる大前提がある」とした。整備新幹線では、北陸の長野−富山間など既着工3区間を公平に2年間前倒しし、完成させる案が自民党内で出ている。《北國新聞》

【拉致被害者家族会】「幕引き許さぬ」

小泉純一郎首相の訪朝が明らかになったのを受け、北朝鮮による拉致被害者家族会(横田滋代表)と支援する救う会(佐藤勝巳会長)が15日午前、東京都中央区の公園で街頭活動を行い「拉致問題の幕引きは許さない」と訴えた。

家族会の飯塚繁雄副代表や増元照明事務局次長が参加。来日中の北朝鮮の元工作員安明進氏も飛び入りで参加した。

飯塚副代表は「私たちの活動が実り始めていると感じているが、首相は訪朝前に拉致の全面解決を祈る私たちの思いを聞いてほしい」と訴えた。

増元事務局長は「国民の皆さんは22日の訪朝をよく見ていてほしい。8人のうち1人でも帰ってこなかったら、怒りの声を上げてください」と通行人に語り掛けた。《共同通信》

【自民党・安倍晋三幹事長】北海道で講演

自民党の安倍晋三幹事長は15日午後、北海道旭川市内で講演し、北朝鮮への経済制裁を念頭に置いた特定船舶入港禁止法案について「拉致被害者の家族8人が帰国し、安否不明の10人(の問題)もちゃんと解決するのなら、この法律は必要でなくなるかもしれない」と述べ、拉致問題が進展した場合は今国会成立を見送る可能性を示唆した。

小泉純一郎首相の訪朝に向け、拉致問題をめぐる日朝間の水面下の調整が進む中、同法案を「外交カード」に北朝鮮側に譲歩を迫る狙いがあるとみられる。

安倍氏は「拉致問題で安全な解決がない限りこの法案を今国会で成立させなければならない。(解決のための法案を)有効に活用しなければならない」と強調した。

安否不明の10人の被害者の真相解明に向けて日朝合同の調査委員会を設置する構想については「犯行を行った当事者は北朝鮮だ。当事者と調査委員会をつくるのは、だれが見ても茶番だ」と否定的な見方を示した。その上で「知っているのは北朝鮮だ。納得できる答えを出してもらわなければいけない」と述べた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】森、青木氏と会談

小泉純一郎首相は15日夜、森喜朗前首相、青木幹雄参院幹事長と都内の日本料理店で会談し、民主党新代表に小沢一郎氏が決まったことを受け、夏の参院選の選挙公約に地方活性化対策を盛り込むべきだとの認識で一致した。

青木氏は、小沢氏が地方の一人区を重視していることを踏まえ「民主党は地方で人気の出る政策を出してくることが予想され、自民党も地方が喜び活気づく政策を考えないといけない」と指摘。首相は「党の方で考えてほしい」と指示した。

首相は22日の北朝鮮訪問についてあらためて説明、拉致問題の進展に全力を挙げる考えを示した。終盤国会に向け、年金制度改革関連法案など重要法案の成立を目指すことも確認した。《共同通信》

【韓国・盧武鉉大統領】国民に謝罪

韓国憲法裁判所の弾劾棄却決定で復権した盧武鉉大統領は15日午前、テレビで国民に向けて演説し、弾劾訴追を招いた事態について「心より謝罪する」と述べた。また、政治改革や経済改革の必要性を強調し「国民と一緒にやれば成功する」と協力を呼び掛けた。

復権後、初の国民へのメッセージで、昨年2月の政権発足以来、「国民参加の政府」を掲げてきた大統領は改革政治実現を目指し、新たなスタートを切った。青瓦台(大統領官邸)幹部交代や大規模内閣改造に向け人選を進めており、来月に新内閣を発足させる。盧大統領は「弾劾を招いた政治的、道義的責任は免れたと思っていない。側近の過ちは私の罪だ。心より謝罪する」と述べた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのマリナーズは15日、ニューヨークのヤンキース戦に延長十三回、13−7で勝ち、連敗を6で止めた。「1番・右翼」のイチロー外野手は5打数3安打。一回に中前打し、連続試合安打を14に伸ばした。九、十一回にも安打を放ち、打率も3割1分3厘とした。

長谷川滋利投手は六回途中から2番手で登板、2回を1安打1失点だった。

ヤンキースの松井秀喜外野手は「6番・左翼」で、六回に今季5号の2点本塁打し、6打数1安打。

メッツの松井稼頭央内野手はアストロズ戦に「1番・遊撃」で4打数1安打。チームは4−7で敗れた。

パドレスの大塚晶則投手はカブス戦で救援し、1回を無失点だった。《共同通信》

【三橋達也さん】死去

1960年代のアクション映画をはじめ、「天国と地獄」など黒沢明監督作品で知られる俳優の三橋達也さんが15日午前零時29分、急性心筋梗塞(こうそく)のため東京都中央区の病院で死去した。80歳だった。東京都出身。

シベリア抑留を経て1947年に帰国後、俳優を志した。市川崑監督の「こころ」(55年)の演技で注目を集め、黒沢監督の「悪い奴ほどよく眠る」(60年)や「天国と地獄」(63年)で印象的な脇役を演じた。東宝のアクション映画シリーズにも主演。米映画「トラ・トラ・トラ!」(70年)では日本海軍の参謀を演じるなど国際的に名を高めた。《共同通信》



5月15日 その日のできごと(何の日)