平成5467日目
2003/12/27
この日のできごと(何の日)
【武豊騎手】年間200勝達成
日本中央競馬会(JRA)の武豊騎手=栗東・フリー=は27日、阪神競馬第1レースでウインプログレスに騎乗して1着となり、JRA主催レースで史上初の年間200勝を達成した。《共同通信》
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日本中央競馬会(JRA)の武豊騎手が27日の阪神競馬第1レースでJRA史上初の年間200勝を達成した。1987年のデビュー以来、19歳7カ月でGI(菊花賞)を制するなど数々の最年少記録を更新。重賞最多勝利、1日最多勝など多くの1位記録を保持する第一人者に、新たな勲章が加わった。
不滅の大記録を達成しても天才はひょうひょうとしていた。「きゅう舎関係者のバックアップが大きかった」。周りのサポートにまず感謝した。
武豊が200勝へのチャレンジを口にしたのは自身が持つ年間最多勝178勝の記録を塗り替えた時だ。200勝フィーバーは日を追ってエスカレートしたが、プレッシャーとは感じない。順調に白星を積み重ねた。
第1レースで簡単に達成すると、2、4、9レースもV。気がつけば203勝。恐ろしいほどの勝利に対する執念だ。「記録達成は素直にうれしい。けががなく、順調に来れたのがなにより。緊張感を持って乗れた。有馬記念もリンカーンで頑張る」と最後もきちんと締めくくる心づもりだ。
武の強さについて、ライバルである安藤勝己騎手は「勝つことよりいいレースをしようと心掛けている。すこく勉強もしている」とみる。「新たな目標は」という問い掛けに「もっとうまくなりたい」。“ユタカ時代”は当分揺るぎそうにない。《共同通信》
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【プロ野球】
パ・リーグ最優秀選手に輝いた城島健司捕手(27)が27日、福岡ドームの球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円増の球団史上最高額となる年俸4億円でサインした。捕手としても古田(ヤクルト)の3億円を超え、球界最高年俸となった。
今季、捕手では1963年の野村(南海)以来の全イニング出場を達成。打撃でも打率3割3分、34本塁打、119打点といずれも自己最高をマークし「チームトップの評価だと言っていただいた」と笑顔をのぞかせた。
2年ぶり2度目の盗塁王(42盗塁)に加え、ベストナインにも選ばれた井口資仁内野手(29)は、今季年俸の3倍に当たる2億4000万円でサイン。今季はいずれも自己最高の打率3割4分、109打点をマークしたほか、27本塁打を放つなど3番打者として活躍した。
井口は日本シリーズ後、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ挑戦を希望。球団との話し合いで今回は断念したが「夢を捨てるつもりはない。来年もいい成績を残して言わせてもらいますよ」と来オフのメジャー再挑戦を明言した。(金額は推定)《共同通信》
【フィギュアスケート】
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・ドルトムント=ドイツ)などの代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日は27日、長野市ビッグハットで行われ、女子は全日本ジュニア選手権優勝の16歳、安藤美姫(オリオンク)が自由演技で4回転ジャンプを決め、逆転で初優勝した。
4連覇を狙った村主章枝(新横浜プリンスク)はショートプログラム(SP)から順位を一つ上げて2位。SP首位の荒川静香(早大)は3位に後退した。恩田美栄(東海学園大)が4位、太田由希奈(京都醍醐ク)が5位。
男子は田村岳斗(日大)が6大会ぶり2度目の優勝。全日本ジュニア選手権優勝の岸本一美(明治神宮外苑ク)が2位、高橋大輔(岡山・倉敷翠松高)は3位だった。
アイスダンスは渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)が初優勝した。
今大会は従来の「6点満点」の採点方式で実施された。《共同通信》
【自衛隊イラク派遣】
イラク派遣準備のため、航空自衛隊の先遣隊の第一陣が27日、クウェート、カタール両国にそれぞれ到着、C130輸送機による空輸活動について現地当局や駐留する米軍などとの調整作業に乗り出した。
イラク復興支援特別措置法に基づく最初の派遣であり、今回の先遣隊は1月に本隊と合流して、クウェートとバグダッド間の空輸開始を目指す。《共同通信》
【イラク】同時多発テロ
イラク中部カルバラで27日午後、駐留ブルガリア軍施設や市役所など数カ所に自動車爆弾や迫撃砲による攻撃がほぼ同時にあり、AP通信などによると、ブルガリア軍兵士など駐留部隊の4人と、イラク人警察官ら7人が死亡、駐留部隊の37人とイラク人135人が負傷した。
フセイン元大統領の拘束後、米軍は大規模な掃討作戦を実施しているが、今回の同時多発攻撃は反米武装勢力の攻撃が依然活発であることに加え、武装勢力が駐留米軍以外の部隊も大規模で組織的な攻撃の標的としていることを示した。
タイ軍当局者は同日、イラク駐留タイ部隊が攻撃を受け、2人が死亡し、数人が負傷したと述べた。カルバラ市長が負傷したとの報道もある。一方、ロイター通信によると、ブルガリア国防省当局者は自国軍兵士の死亡を否定するなど、情報は錯綜している。
カルバラ周辺の連合軍を指揮するポーランド軍によると、大学構内と市庁舎にある連合軍の施設2カ所と、イラク警察が攻撃された。AP通信などによると、大学の建物に爆弾を積んだ自動車が突っ込み爆発。同市の政府関係施設には2発の迫撃砲弾が撃ち込まれた。
カルバラはバグダッドの南西約75キロにあるイスラム教シーア派の聖地。11月にはホテル付近や小学校で爆弾テロが起きた。《共同通信》
【イラン・バム地震】死者2万人に
イラン南東部ケルマン州の古都バムで26日起きた地震で、イラン内務省は27日、国営テレビを通じ、死者は約2万人、負傷者は3万人以上に達したと発表した。
日干しれんがでできた民家が多数倒壊したバムでは、がれきの下に埋まっているとみられる住民の救出作業が続いており、死者数がさらに増える可能性もある。バムに近いケルマン市の市長は27日、「死者数は4万人に達する恐れがある」との見方を示した。
救出作業への協力や支援物資の輸送を表明した各国のうち、ロシアの航空機2機がイランに到着したが、27日午前の段階でバムで外国人の姿は見えず、支援活動の本格化はこれからだ。
ハタミ大統領の指示で被災地のケルマン州に入ったムサビラリ内相は「がれきの下に埋もれている人々の救出と、負傷者を他の地域へ移送することが現時点の最重要課題だ」と語った。《共同通信》