平成5454日目

2003/12/14

この日のできごと(何の日)

【米・ブッシュ大統領】「暗黒の時代は終えん」

ブッシュ米大統領は14日、ホワイトハウスで国民向けに緊急テレビ演説し、イラクのフセイン元大統領の拘束を正式に発表。「イラクの暗黒と苦痛の時代は終わった。希望にあふれた日がやってきた」と述べ、米軍作戦の成果を強調した。


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だがブッシュ大統領は演説で「拘束でイラクでの暴力の終わりを意味しない」とも指摘。拘束を受けてイラクの抵抗勢力が米軍や同盟国への攻撃を停止するかどうかについて不透明感をぬぐえず、治安回復の見通しに慎重姿勢をのぞかせた。

米軍はフセイン元大統領の身柄を移送、本格的な取り調べを始めた。《共同通信》

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【石破茂防衛庁長官】フセイン元大統領拘束「治安回復のいい要素」

自衛隊派遣の準備を進める防衛庁・自衛隊は14日、イラクのフセイン元大統領拘束について「治安の回復に向けたいい要素」(石破茂防衛庁長官)と受け止めている。ただイラク全土で頻発しているテロがフセイン政権の残党一派によるものではなく、米軍主導の現在の統治に反発する個別グループの犯行との見方もあり、防衛庁は陸上自衛隊派遣先であるイラク南部の治安情勢に関し、情報収集と分析にあらためて全力を挙げている。《共同通信》

【柔道】

柔道の福岡国際女子選手権最終日は14日、福岡市の福岡国際センターで4階級を行い、9月の世界選手権(大阪)78キロ超級2位の塚田真希(東海大)が無差別級を初制覇した。この日の決勝はすべて日本人同士の対戦で、日本は今大会8階級のうち、7階級を制した。

57キロ級は植田裕子(ジャパンスポーツコンディショニング協会)が初優勝。52キロ級では佐藤愛子(筑波大)が決勝で世界選手権3位の横沢由貴(三井住友海上)に優勢勝ちし、2大会連続2度目の優勝を飾った。

シドニー五輪金メダリストの田村亮子(トヨタ自動車)が欠場した48キロ級は、北田佳世(ミキハウス)が2大会ぶり2度目の勝利を挙げた。《共同通信》

【サッカー】

サッカーのクラブチーム世界一決定戦、第24回トヨタカップは14日、6万6757人で埋まった横浜国際総合競技場で行われ、南米のリベルタドーレス杯覇者のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)が、昨季の欧州チャンピオンズリーグ優勝のACミラン(イタリア)を1−1からのPK戦を3−1で制し、3年ぶり2度目(前身のインターコンチネンタルカップを含めると3度目)の優勝をした。

ボカは前半5分にトマソンに先制されたが、その5分後にドネが決め追いついた。その後はともに得点なく、シルバーゴール方式の延長でも決着せず1−1で8年ぶりのPK戦に。ボカはGKアボンダンシェリが2度阻んで勝利に結びつけた。最優秀選手にはドネが選ばれた。《共同通信》

【この日の民主党】

6千人で「イラクへの自衛隊派遣反対12・14集会」を開催

東京・日比谷野外音楽堂で14日、民主党や社民党、連合、NGOなど21団体からなる実行委員会の主催する「イラクへの自衛隊派遣反対12・14集会」が5650人の参加者を集めて開かれた。民主党からは、岡田克也幹事長のほか、石毛えい子、小宮山洋子、城島正光各衆院議員、朝日俊弘、池口修次、藤井俊男、若林秀樹各参院議員と東京都連傘下の党員・家族など100人が参加した。参加者は、集会終了後、買い物客で賑わう銀座の数寄屋橋交差点を通って東京駅方面にデモ行進した。

集会では、実行委員会構成団体の日本国際ボランティアセンター(JVC)、民主党、社民党、連合、日本青年団などがイラクへの自衛隊派遣阻止に向けた決意をそれぞれアピール。まず主催者代表の清水俊弘JVC事務局長が、イラクの占領統治下で白血病にかかったわが子への救済を求めたが米兵に断られた母子を例に「占領行政はイラク国民の生活の再建にはつながってはいない」と断じた。また「軍人の存在自体が復興を阻害する治安の悪化に結びついている」と指摘し、「サマワに軍人が滞在することで情勢の悪化を招くこともある。軍人がいることでNGOの活動も狭められ、結果としてイラク市民の生活が回復しない」と語り、派遣の即刻中止を訴えた。

岡田幹事長は、「このままいくと、間もなく自衛隊がイラクに向けて出発するという大変重要な局面だ。この自衛隊の派遣は、戦後一貫して守ってきた、海外で武力行使をしないというこの国の大きな方針を踏み越えることになる。今この状況でなすべきことは、自衛隊を出すことではなく、国際社会が一致してイラク国民の立場に立ってイラクに平和と安定をもたらせるよう、国際社会の合意を得るために日本の外交力を傾注することだ」と力強く訴えた。

笹森清連合会長は、「平和が危うい状況になっていると国民の8割が危惧している。なぜ小泉内閣は自衛隊をいまイラクに派遣しようとしているのか。連合は絶対に許すわけにはいかない。国民が望んでいることは、日本国憲法にうたわれている、平和を守るということ。その一点で、皆さん方と、今の政府が考えていることを粉砕するために最後まで闘うことを誓い合いたい」と気迫あるアピールを行った。

また、日本青年団協議会の松浦利明会長は、「日青協は、1951年、『青年は再び銃をとらない』という反省と誓いのもとに結成された。自衛隊に他国の地で住民に銃を向けさせたくない。自衛隊派遣を何としても止めなければならない」と訴えた。

参加者の声も聞いた。朝日小学生新聞を読んで日本も戦争に巻き込まれるのではないかと心配していたという江森翔伍君(10歳)は、お父さんと集会に参加。「自衛隊も国民の1人。イラクへ派遣されれば攻撃され、死ぬ可能性もある。日本の国民が戦争で死ぬようなことがあってはいけないと思うので自衛隊がイラクへ行くことは反対です」。

JAM組合員で家族で参加していた滝上佳延さんは「小泉首相は何ら説明責任を果たしておらず、進め方が理屈に通っていない」と語り、妻のメリーローズさんは「アメリカが始めた戦争ですから、アメリカが責任を持って復興活動をするべき。日本は自衛隊派遣まで無理することはない」。

JEC連合(日本化学エネルギー産業労働組合連合会)の中平千寿さんは「日本人の生命が脅かされるという視点で、自衛隊派遣には反対です。日本ができる復興支援は自衛隊派遣ではなく別の視点で取り組むべき」。

自治労茨城の笹島士郎さんは「自衛隊の派遣地域は非戦闘地域であったはず。テロが多発し、危険な地域にそれでも自衛隊を派遣するという小泉首相の主張はおかしい。アメリカ追従にすぎない」と語った。《民主党ニュース》



12月14日 その日のできごと(何の日)