平成5453日目

2003/12/13

この日のできごと(何の日)

【イラク・フセイン元大統領】拘束

米軍は13日、イラクのサダム・フセイン元大統領(66)を出身地の北部ティクリット近郊ダウルの農家で拘束した。イラクを占領統治する連合軍暫定当局(CPA)が14日、発表した。拘束日は4月9日のフセイン政権崩壊から249日目に当たる。

ブッシュ米大統領は「イラクの暗黒と苦痛の時代は終わった」と述べ、軍事作戦の成果を誇示。独裁時代の虐殺行為などで元大統領が訴追されると指摘した。元大統領の拘束は、占領統治への抵抗を続ける旧フセイン政権の残存勢力にとって打撃。米軍などは治安確保への弾みとして、復興を全力で進める考えだ。

大量破壊兵器の廃棄をイラク戦争の大義に掲げてきた米国が、その実態を解明できるかどうかも焦点だが、米誌タイムによると、元大統領は米軍」当局の調べに対し、同兵器の保有を否定した。

記者会見したブレマー行政官らによると、フセイン元大統領は13日午後8時半(日本時間14日午前2時半)ごろ、ティクリットの南15キロのダウルで拘束された。元大統領は抵抗せず投降。健康状態は良好で取り調べにも協力的という。イラク統治評議会の評議員によると、米軍に対する攻撃の一部を指揮していたことを認めたという。

会見では長いひげをたくわえた元大統領が口を開けて医師の検査を受ける映像が流された。DNA鑑定のための組織を採取したとみられている。

イラク人から潜伏情報を得た米軍は13日、第4歩兵師団と特殊部隊の約600人を投入し「レッドドーン(赤い夜明け)」作戦を実施。イラク駐留米軍のサンチェス司令官によると、元大統領は農家に掘られた穴の中で発見された。拘束時、75万ドル(約8100万円)を所持していた。

フランス公共ラジオによると、統治評議会のルバイエ評議員は元大統領の身柄が首都に移送されたことを明らかにした。米NBCテレビによると、アジズ元副首相ら側近らが本人と確認した。

統治評議会は旧政権の罪を問う特別法廷を設置するが、司令官は元大統領の身柄を特別法廷に引き渡すかどうかは決めていないと述べた。

駐留米軍は最高2500万ドル(約27億円)の懸賞金を懸けていた。《共同通信》

れんがや泥などで入り口が覆い隠された真っ暗な穴の中にひげ面の男が潜んでいた。「おまえは誰だ」。捜索する米陸軍第4歩兵師団の兵士らの問いに、拳銃を持った疲れた顔の男が「撃つな。私はイラク共和国大統領だ」と答える。13日、米軍がイラクのフセイン元大統領を拘束した北部ダウルの農家は、元大統領の生家からわずか数キロしか離れていなかった。

米軍側が「重要人物潜伏」の情報を得たのは現地時間の13日午前10時50分ごろ。情報分析後の午後6時ごろ、夜陰にまぎれて、同師団とともに特殊部隊を投入した。

「レッドドーン(赤い夜明け)」作戦と名付けられた兵士約600人に及ぶ大捜索は午後8時にスタート。当初の標的は、オレンジやレモン、ヤシの木立の中にある2軒の農家だったが、これら2軒はもぬけの殻だった。

兵士たちはあきらめずに捜索を続行。突然2人の男が、約180メートル離れた建物から隣の森の中へ逃げ込むのを目撃、2人とも拘束した。ベッドや小さな台所がある2部屋の小ぢんまりした建物に近づく兵士ら。近くの地面に敷いてあったじゅうたんをめくって土を払うと発泡スチロールの板が現れた。それが元大統領の潜む穴の入り口だった。

穴は深さ約1.8−2.4メートルの「狙撃兵が身を隠すような」(駐留米軍サンチェス司令官)構造。底に1人ほど横たわれる広さがあった。内部には通気口や送風機が取り付けられており、長期間の潜伏が可能になっていた。

銃を身構える米兵。激しい反撃の予想に反し、元大統領は一発の弾丸を撃つこともなく、覚悟を決めたように無抵抗のままあっけなく投降した。負傷者も出ない、静かな拘束劇だった。

自動小銃「AK47」2丁や拳銃、100ドル札ばかりで75万ドル(約8100万円)、穴の近くからは逃亡用のタクシーも発見された。

政権崩壊後、8カ月あまりにわたる逃亡のためか、元大統領の髪は伸び放題で、くしゃくしゃ。灰色のひげは長く、疲労の色は隠せない。汚れた白いTシャツに、黒っぽいズボン、長袖の黒っぽいシャツ姿で、24年間にわたってイラクの「独裁者」として君臨してきた当時の面影はまったく感じられなかった。

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【柔道】

柔道の福岡国際女子選手権第1日は13日、福岡市の福岡国際センターで4階級を行い、78キロ級は世界選手権4連覇の阿武教子(警視庁)が旧72キロ超級時代を含め2大会連続8度目の優勝を果たした。

阿武は危なげなく勝ち進み、世界選手権(9月・大阪)決勝で下したジュリセル・ラボルデ(キューバ)と再び決勝で当たり、優勢勝ちした。

70キロ級は世界選手権2連覇の上野雅恵(三井住友海上)が初優勝。63キロ級は妹の上野順恵(三井住友海上)が、3連覇を狙った谷本歩実(筑波大)を決勝で破り、初優勝。78キロ超級の世界選手権銀メダリスト、塚田真希(東海大)は3位に終わった。《共同通信》

【社民党】福島執行部スタート

社民党は13日、第8回定期大会を党本部で開き、土井たか子前党首の引責辞任に伴い両院議員総会で選出された福島瑞穂党首(44)を承認、空席だった幹事長に又市征治参院幹事長(59)、政審会長に阿部知子政審副会長(55)を選出し、福島執行部が本格始動した。また「『新生』社民党をスタートし、党再生に取り組む」などとした大会宣言を採択した。

福島氏はあいさつで「日本の行き詰まった現状の打開には自民党や民主党が進める構造改革路線ではなく、社民党が掲げる護憲や平和主義を柱とした社会民主主義的な政策こそが最も有効だ」と強調し、土井路線を踏襲し党再建を目指す決意を表明。

具体策として(1)「社会民主主義宣言」策定作業を再開(2)現場重視の「行動する社会党」路線、を挙げた。

さらに、当面の課題として来年の参院選に加え、イラクへの自衛隊派の阻止を掲げ「憲法を大きく踏み外し、戦後の平和国家としての歩みを転換させる重大な事態だ。先頭に立つべきは社民党でなければならない」と、全党的な取り組みを求めた。《共同通信》

【フィギュアスケート】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は13日、米コロラド州コロラドスプリングズのワールド・アリーナで4種目の自由演技を行い、女子で村主章枝(新横浜プリンスク)が182.08点で初優勝した。荒川静香(早大)は167.57点で3位。GPファイナルでの日本選手の表彰台は初めて。

サーシャ・コーエン(米国)が177.48点で2位。恩田美栄(東海学園大)は5位だった。

ショートプログラム(SP)1位の村主は、ミスのほとんどない演技で自由でも1位となり、今季のGPシリーズ3勝のコーエンを抑えた。

男子はエマニュエル・サンデュ(カナダ)が逆転優勝。ペアは申雪、趙宏博組(中国)が、アイスダンスはタチアナ・ナブカ、ロマン・コストマロフ組(ロシア)が制した。《共同通信》

【スノーボード】

スノーボードのワールドカップ(W杯)は13日、カナダのウィスラーで男子ハーフパイプ第3戦が行われ、中井孝治(アメリカン)がW杯初優勝を遂げた。日本男子の優勝は、昨年12月の成田童夢(白馬ク)が同じハーフパイプで勝って以来3人目で3度目。

ソルトレークシティー五輪で5位の中井は、10人による決勝で44.5.の最高点をマークした。國母和宏(ミナミ)は4位に入った。

女子ハーフパイプ第3戦はヌエララウラ・ペスコ(スイス)が優勝。日本勢は6人による決勝に進めず、中島志保(大垣協会)が10位に入ったのが最高だった。《時事通信》



12月13日 その日のできごと(何の日)