平成5372日目

2003/09/23

この日のできごと(何の日)

【川口順子外相】国連総会で「拉致」言及

川口順子外相は23日夕(日本時間24日朝)、ニューヨークで開かれている国連総会で一般演説し、北朝鮮による拉致問題を核開発、ミサイル問題と合わせて包括的に解決した上で日朝国交正常化の実現を目指す考えを明らかにした。国連演説で拉致問題を取り上げたのは初めて。

イラク復興では米国が求める国連安全補償理事会の新たな決議案の早期採択と国際協調の必要性を強調。日本が安全保障理事国入りを目指す考えをあらためて示した。

外相は「北朝鮮による核兵器の開発、保有は核不拡散の観点から絶対に容認できない」と主張し、すべての核開発の「完全、検証可能で不可逆な形での廃棄」を要求。6カ国協議などの外交努力による平和的解決の必要性を訴えた。拉致問題は昨年12月の国連総会での「強制的失そう」非難決議にも明記されたことを指摘した。

イラクの復興支援では、「イラク人自身による統治を一日も早く実現するため、国連の役割が必要だ」と提起。マドリードで来月開かれるイラク復興支援国会議の成功に尽力する考えを表明した。《共同通信》

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【プロ野球】

プロ野球パ・リーグは23日、首位のダイエーが2位西武との今季最終戦に2−1で競り勝ち、優勝へのマジックナンバーを二つ減らして「3」とした。ダイエーの優勝は最短で25日の日本ハム戦(東京ドーム)。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第7節(23日・名古屋市瑞穂陸上競技場ほか=8試合)名古屋がウェズレイの2試合連続2ゴールの活躍などでC大阪を3−1で破り、首位に浮上した。鹿島は京都と1−1で、3試合連続の引き分けに終わり、得失点差で2位に後退した。好調の東京Vは後半ロスタイムに得点し2−2でG大阪と引き分けた。磐田は2−1でF東京に競り勝ち、5試合ぶりの勝利。横浜Mは1−1で神戸と、市原は2−2で浦和と、清水は0−0で大分と、それぞれ引き分けた。《共同通信》

【陸上】

陸上のスーパー大会は23日、横浜国際総合競技場で行われ、男子ハンマー投げで日本記録保持者の室伏広治(ミズノ)が80メートル44で、世界選手権(バリ)金メダルのイワン・チホン(ベラルーシ)らを抑え、優勝した。

男子100メートルはオバデレ・トンブソン(バルバドス)が10秒20で勝ち、世界記録保持者のティム・モンゴメリ(米国)は2位。朝原宣治(大阪ガス)は10秒39で3位だった。同走り高跳びに出場した君野貴弘(ゴールドウイン)は2メートル10で5位。

女子走り幅跳びは池田久美子(スズキ)が6メートル48で制した。同5000メートルは、ルーシー・ワゴイ(スズキ)が勝ち、世界チャンピオンのティルネシュ・ディババ(エチオピア)が2位。日本勢は田中めぐみ(しまむら)の4位が最高で、日本記録を持つ福士加代子(ワコール)は6位。同800メートル松島朋子(UFJ銀行)は2分4秒67で5位だった。《共同通信》

【小泉純一郎首相】所信表明の骨格固まる

小泉純一郎首相が26日の臨時国会招集日に行う所信表明演説の骨格が23日、固まった。11月1日に期限切れとなるテロ対策特別措置法を延長する改正案の早期成立に強い決意を表明するとともに、イラク復興支援では、資金拠出を含めた「最大の支援」を行う方針を打ち出す。

ただ自衛隊の派遣は「現地情勢を見極めた上で検討する」とするにとどめ、具体的な派遣時期は盛り込まない。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは23日、ア・リーグの3地区で優勝が決まった。あと1勝としていた東地区のヤンキースは、ホワイトソックスを7−0で下し6年連続の優勝。西地区はアスレチックス、中地区はツインズがそれぞれ2年連続で制した。

ヤンキースの松井秀喜外野手は4打数1安打。六回に左前適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。通算打点は106で打率は2割8分8厘。

西地区では、首位のアスレチックスがサヨナラ勝ちしたのに対し、2位のマリナーズは十一回、長谷川滋利投手がサヨナラ本塁打を浴び、エンゼルスに1−2で敗れた。マリナーズはワイルドカードでプレーオフ進出を目指すが、1位レッドソックスとの差は残り4試合で3.5ゲームと、極めて厳しい状況になっている。マリナーズのイチロー外野手は、4打数無安打で打率は3割1分。カージナルスの田口壮外野手は、ブルワーズ戦に途中から出場し1打数無安打。《共同通信》



9月23日 その日のできごと(何の日)