平成5119日目

2003/01/13

この日のできごと(何の日)

【森喜朗前首相】韓国・盧武鉉次期大統領と会談

韓国を訪問している日韓議員連盟会長の森喜朗前首相は13日、ソウル市内の政府庁舎で盧武鉉次期大統領と会談した。この中で盧氏は、北朝鮮の核開発問題について「圧力をかけて譲歩を引き出す方法もあるが、対話だけが有効だ」と述べ、日米韓3カ国の緊密な連携による平和的解決を目指すべきだとする認識で一致した。

森氏は「日米韓が協力して北朝鮮を話し合いのテーブルに着ける努力をしないといけない」との小泉純一郎首相の考えを伝え、盧氏も同調した。

森氏はまた「できるだけ早い時期に日本に来てほしい」と述べたのに対し、盧氏は「私もそのように考えている」と、前向きな姿勢を示した。さらに今月末から来月初めにかけて米国に特使を派遣することを明らかにし、「日本とよく意見交換した上で、米国に送りたい」とした。

これに先立ち森氏は、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で金大中大統領と会談し、北朝鮮の核開発問題で日韓両国と米国が連携して対処することを確認した。森氏が「対話を通じて解決できない問題はない。平和的な解決に向けて日米韓の協力体制をより強固にしなければならない」と述べたのに対し、金大統領は「米国が一方的に対応策を決めるのではなく、三国が共に決定していくことが大切だ」と述べた。《北國新聞》

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【大相撲】

大相撲初場所2日目(13日・両国国技館)横綱貴乃花は取り直しの末に平幕雅山を左上手投げで下して2連勝。横綱昇進を指す大関朝青龍も出島を寄り切って2連勝とした。ほかの大関陣は、武双山が小結貴ノ浪を寄り切って1勝1敗としたが、栃東は土佐ノ海に引き落とされて2連敗となった。関脇は隆乃若が琴ノ若を突き出して2連勝、琴光喜は時津海の下手投げに屈して2連敗。小結若の里は初白星を挙げた。《共同通信》

【ボクシング】

世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の同級14位で元世界ボクシング協会(WBA)同級王者の崔龍洙(シャイアン長谷川=韓国)がチャンピオンのシリモンコン・シンワンチャー(タイ)に0−3の判定で敗れ、タイトル奪取に失敗した。崔は常に前へ出て圧力をかけ、右ストレートを中心に攻めた。だが、シリモンコンの距離を取る戦法にほんろうされ、ジャッジの判定は大差がついた。《共同通信》

【第81回全国高校サッカ―選手権】

第81回全国高校サッカ―選手権最終日は13日、満員の東京・国立競技場で決勝を行い、市船橋(千葉)が国見(長崎)を1−0で下し、3年ぶり4度目の全国制覇を果たした。

前半から、体力で勝る国見のペースで進んだが、市船橋は流れをつかみ始めた後半20分、小川が強烈なミドルシュートをゴール左に決めて先制。戦後初の大会3連覇を狙う国見の反撃を許さず1点を守り抜いた。市船橋は、2回戦から5試合連続で無失点。《共同通信》

【サッカー・久保竜彦選手】横浜M入り

サッカーのJリーグ(J1)横浜Mは13日、今季からJ2に降格した広島の元日本代表FW久保竜彦(26)の移籍加入を正式に発表した。久保には広島が残留要請していたほか、磐田も獲得を表明。3球団がし激しい争奪戦を展開していた。

久保は年明けに横浜M、磐田を訪れて交渉や施設を見学。12日に広島と3度目の交渉を行った後、最終的に新天地での再スタートを決断した。久保は「サッカー選手として新たな環境で競争していきたいという思いで、移籍することを決めた」と広島の広報を通してコメントを出した。

久保は福岡・筑陽学園高から広島に入団し、1996年にJリーグ初出場。昨季までリーグ通算183試合に出場して67得点。日本代表では国際Aマッチに14試合出場し無得点。《共同通信》

【 JR山形駅】RV車が暴走

13日午後6時ごろ、山形市香澄町のJR山形駅東口で、RV(レジャー用多目的車)が南側の階段(27段・高さ約4メートル30)を駆け上がって2階通路に進入。さらに、約13・5メートル先の北側の階段を手すりを破壊しながら下りて逃走した。 当時、山形駅には観光客などがいたが、けが人はなかった。山形署は、器物損壊の疑いで、乗っていた男2人の行方を追っている。

県警や目撃者などによると、乗っていた若い男2人組は、駅前で車から女性2人を降ろし、近くを歩いていた別の女性に声をかけていたが、女性が応対せずに立ち去ると、車で階段を駆け上がったという。 車は2階で1分ほど止まっていたため、JR職員が駆けつけたところ逃走。車は約1時間後、駅近くの公園に乗り捨てられているのが発見された。 《読売新聞》

【自民党・古賀誠前幹事長】年内解散すべきでない

自民党の古賀誠前幹事長は13日午後、福岡県柳川市などで講演し、衆院解散・総選挙について「(小泉純一郎首相は)解散を視野に入れることなく自信を持って(自民党総裁選)再選を目指すという政治の王道を歩いていただくよう強く求めていきたい。解散は今年いっぱいやるべきではないし、やるべきではない」と述べ、年内は衆院解散を行うべきではない」との考えを示した。

古賀氏は「小泉首相の政治姿勢から言っても、総裁選と衆院解散・総選挙を絡める姑息な手法を取るとは考えていない。堂々としっかりとした改革を進めていけば、自ら道は開ける」と強調した。

同時に「この時期に解散がいつになるかなどと言うべきでない」と述べ、解散と総裁選が連動するとの見方を示した山崎拓幹事長らを暗に批判した。

不良債権処理の加速策やデフレ対策などをめぐり、思い切った政策転換を要求。第三者機関や審議会などを重用する首相の政治手法を批判し、与党側に軸足を移すようあらためて求めた。

古賀氏は「これから9カ月は政治生命をかけたものになる」と強調した。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】対北朝鮮で政府与党と共同歩調

民主党の菅直人代表は13日午後、東京都町田市内で街頭演説し、北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)脱退宣言について「日本にとっても大変危険なことだ。与野党で対立する問題ではない。私たちも(政府に対し)注文は付けるが、宣言撤回に全力を挙げなくてはならない」と述べ、政府与党とも可能な限り共同歩調をとる考えを示した。

米国によるイラク攻撃の可能性については「国連の査察結果を見ないうちに米国が一方的に攻撃を始めるのは認められない。きちんとしたルールにのっとった行動が世界平和のために必要だ」と強調した。《共同通信》



1月13日 その日のできごと(何の日)