平成5073日目
2002/11/28
この日のできごと(何の日)
【ケニア】同時テロ
ケニア南東部のモンバサで28日午前8時ごろ、イスラエル人が経営するホテルに爆弾を積んだ車が突っ込み、爆発した。ホテルは大破し、イスラエル放送によると、ケニア警察当局者は死者は自爆犯3人を含め計15人になったと述べた。80人前後が負傷した。これとほぼ同時にモンバサの空港に着陸した乗員乗客約270人乗りのイスラエルの旅客機に携帯型の地対空ミサイルが発射され、翼の上方1メートル付近を通過、辛うじて直撃は免れた。
イスラエル外務省報道官は同国を狙った同時テロとの見方を示し、シャロン首相は緊急の治安閣議を招集。同国情報機関筋は国際テロ組織アルカイダによる犯行の可能性が最も大きいと述べた。
レバノンのテレビ局アルマナールは、テロ事件について「パレスチナ軍」を名乗るグループが犯行を認めたと伝えた。情報の真偽は不明。「パレスチナ軍」はこれまで存在が知られていない。
ケニアのスンクリ内相は同時テロに関与した疑いで2人を拘束、取り調べていると述べた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ホンダ・アコードワゴン】フルモデルチェンジ
【北朝鮮による日本人拉致事件】
森進一さん、昌子さん夫妻、曽我さんを激励
北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(43)が28日夕、東京都内の滞在先を訪れた歌手の森進一さん(55)、森昌子さん(44)夫妻と約1時間にわたり歓談した。
曽我さんは昌子さんの大ファン。15日の記者会見で「森昌子さんが一番好きでした」と話し、これを聞いた昌子さんが曽我さんの上京を知り、知人を通じて「ぜひ励ましたい」と申し出たという。
あこがれの昌子さんを前に曽我さんは「本当に夢みたい。あなたもご主人も24年前と変わりませんね。一番好きな歌はデビュー曲の『せんせい』です」。昌子さんも「同世代で初対面とは思えませんね」とほほ笑み、自分のCDや記念のブローチなどをプレゼントした。
森進一さんも「新潟市で来年2月に(昌子さんと)2人でコンサートを開くので、いらしてください。その時は、家族全員がそろうといいですね」と話しかけた。
歓談後、昌子さんは「ニュースで見ていて大丈夫かなと心配だったが、会ってみて(北朝鮮の)家族を待つんだという思いを強く感じました」と語った。
ジェンキンスさん、入院
北朝鮮が28日、日本政府に対し、曽我ひとみさんの夫で元米兵のチャールズ・ジェンキンス氏が過労のため入院したと伝えてきたことが分かった。政府関係者が同日夜、明らかにした。
北朝鮮がこうした情報を伝えてきたのは、曽我さんら拉致被害者の動揺を誘うことで、永住を前提に被害者5人の滞在延長を決定した日本政府に揺さぶりを掛ける狙いがあるとみられる。
ジェンキンス氏入院の情報は、在北京の日本大使館を通じて伝えられた。これを受け、政府は、病状が分からないので、正確な情報の提供を求める。日本の方が医療水準が高いので、日本に連れてくるべきだ−と北朝鮮側に申し入れた。
また、安倍晋三官房副長官は同日夕、これらの経緯を曽我さんにも説明。これに対し、曽我さんは「正確な情報が入ったら伝えてください。でも正確な情報は入らないでしょうね」などと語ったが、特に動揺した様子は見せなかったという。《共同通信》
【東京株式市場】
28日の東京株式市場は米国株高と円安に加え、金融システム不安が一服したことで日経平均株価(225種)は大幅続伸し、9100円台を回復して取引を終えた。終値は前日比300円90銭高の9176円78銭と、9月30日以来約2カ月ぶりの高水準になった。
東証一部上場銘柄の約6割が上昇し、東証株価指数(TOPIX)も18.86ポイント高の888.12と続伸、10月21日以来の高値を付けた。出来高は約9億500万株。
平均株価は今月14日に更新したバブル後最安値から約2週間で900円近く上昇、9月30日に小泉改造内閣が発足した翌日の水準に戻ったことになる。《共同通信》
【警察庁・佐藤英彦長官】オウム真理教「危険性変わらず」
佐藤英彦警察庁長官は28日の定例記者会見で、公安調査庁が団体規制法に基づきオウム真理教(アレフに改称)の観察処分の更新請求を公安審査委員会に近く行うことについて、「これまでのオウムへの捜査結果から、教団の閉鎖性と危険性は変わっていないのは明らか」と述べ、引き続き観察処分によるオウムの監視をしていく必要性を強調した。
警察庁は団体規制法に基づき、教団が地下鉄、松本両サリン事件首謀者とされる教団元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(47)を絶対視し、松本被告が教団の活動に影響力を持ち続けているとする佐藤長官の意見陳述書を同日までに、公安調査庁長官に提出した。《時事通信》
【鳥取県名和町】海岸に覚せい剤180キロ
28日午前9時ごろ、鳥取県名和町の豊成海岸で黄色いビニール製の包み(縦40センチ、横50センチ)が複数漂着しているのが見つかった。中は白い粉末で、米子署員が簡易検査したところ、覚せい剤とわかった。包みの他にポリ袋もあり、漂着していたのは計7つ。重さは合わせて180キロを超えるという。《朝日新聞》
【政界談話室】
○・・・自民党江藤・亀井派の江藤隆美会長は28日の同派総会で、通常国会に提出予定の本年度補正予算に関し「効果が表れるのは来年夏で、気の抜けたビールより悪い」と痛烈に批判した上で、「いつ実行、決断したしらいいか分からないなら本当の大将ではない」と小泉純一郎首相をこき下ろした。さらに、怒りの矛先は「政治家でもない大臣がやったことを自民党が責任を負わないといけないのか」と竹中平蔵金融・経済財政担当相にも。小泉内閣批判を強める江藤氏だが、盛り上がりに欠ける党内世論にいら立ちを隠せない様子。《共同通信》
【小泉純一郎首相】地方税率「自治体裁量拡大を」
小泉純一郎首相は28日、都内のホテルで与党3党の参院執行部と会談し、外形標準課税導入に関連し「自治体の裁量で(地方税の)税率に差をつけられる方法がないか、考えてくれと指示している」と述べ、住民税を含め地方税の税率を、各自治体の判断で上げ下げすしやすくする方策を検討していることを明らかにした。《共同通信》
【民主党・鳩山由紀夫代表】自由党との「新党」打診
民主党の鳩山由紀夫代表が、来年の通常国会での自由党との統一会派結成を経て、次期衆院選前に合流、新党を創設する構想を自由党側に打診していることが28日、分かった。鳩山氏周辺が明らかにした。両党は、来年11月に幹事長や国対委員長、選対委員長による会合を開き、統一会派結成に向けた協議を加速させる。
民主党内では若手議員らから鳩山氏の年内退陣を求める声が強まっている。統一会派−新党構想にはこうした動きをかわす狙いもあるとみられるが、小沢氏らとの合流を前提にした統一会派への抵抗は強く、実現までにはなお相当な曲折がありそうだ。
鳩山氏は28日夜、都内での集会で「早く国民の期待に応えることができる民主党に回復することが至上命題だ。今年中にその姿を現すことが大事だ」と述べ、年内には新体制の方向を打ち出す考えを示唆。自由党幹部も「大きな流れ、ゴールは見えている」と指摘、来年1月18日の民主党大会までには結論が出るとの見方を示した。《共同通信》
【この日の民主党】
民主党インターネット世論調査プロジェクト始まる
民主党広報・宣伝委員会は28日、インターネット世論調査プロジェクト「世党@net」をスタートした。
このプロジェクトは、モニターにWeb上でアンケート方式の調査に参加してもらい、党の様々な活動に反映させていこうというもの。政党の試みとしては、日本初と言われる。28日から始まったモニター登録受付には、さっそく次々と申し込みが寄せられている。
第1回調査は民主党政党ポスターのデザイン投票で、7つ程度の候補作を掲示し、もっとも現在の民主党にふさわしい作品を選んでもらうものになる予定。第1回調査開始は12月2日。
4野党、あっせん利得処罰法改正案の再提出で一致
民主党の堀込征雄・ネクストキャビネット副政治改革担当相は28日のNC会議で、前国会に提出した「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案」(あっせん利得処罰法改正案)の再提出が4野党政策責任者会議で合意されたことを報告し、了承された。
改正の内容は下記の通り。
1.処罰対象に首長・地方議員等の私設秘書や親族等も含む
2.「その権限に基づく影響力を行使して」との文言を削除する
3.犯罪の構成要件から「請託」を外す
4.第三者供賄について明記する
5.「契約の締結、行政処分」に限定せず、「職務に関する行為」全般に拡大する
6.「要求」「約束」「申込み」も対象に
7.「報酬」の範囲を拡大する4野党、今国会での補正予算成立要求で一致
民主党の海江田万里政調会長は28日のネクストキャビネット(NC)で、野党4党共同の補正予算要求について経過と今後の方針を報告した。
海江田政調会長は、先週の野党4党幹事長・書記局長会談の中で、政府が来年の通常国会での補正予算編成を目指していることに対して、失業・雇用、中小・零細企業対策を中心とする補正予算を今国会で成立させることを目指す方向で一致した経過を報告。さらに今後、29日の4党政策責任者会議において最終的な集約をした後、幹事長・書記局長会談で決定する方針を示した。《民主党ニュース》