平成5034日目

2002/10/20

この日のできごと(何の日)

【京福電鉄・永平寺線】廃線式

経営悪化と列車衝突事故による京福永平寺線の廃線を翌日に控えた20日、永平寺町内に住む京福OB、住民ら約70人が永平寺駅に集まり廃線式を行った。レールやまくら木にお神酒を掛けたり、記念撮影をしたりし、77年間親しんできた同線に別れを告げた。

最初に京福OBの酒井肇さん(74)が「通常は電車を走らせてさよならするが、事故で実現できずに残念。一つ一つの駅、線路、周りの風景などに思い出があり寂しい」とあいさつ。永平寺の木村励雲副監院(74)は「あいにくの雨は別れの涙。毎年120人前後の修行僧が修行におびえながら永平寺線に乗ってきた。万感胸に迫る思い」と話した。《福井新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【のと鉄道・のと恋路号】ラストラン

21日付ののと鉄道ダイヤ改正で廃止となる急行「のと恋路号」が20日、最後の運行を迎え、珠洲駅では地元住民や鉄道ファンらが別れを惜しんだ。同鉄道の経営改善策に伴う廃止で、今年3月には珠洲−金沢間の急行「能登路」が廃止されており、能登の鉄路から急行が消えた。

「のと恋路号」は珠洲−七尾間を約2時間で結び、1日1往復を運行した。のと鉄道が開業した1988(昭和63)年3月、快速列車として運行が始まり、91(平成3)年9月から急行に昇格した。

2両編成のパノラマカーを使用し、大きな窓から風光明美な奥能登の海岸風景を楽しめることから住民に親しまれた。

珠洲駅では、のと恋路号最後の乗務員に、同市小泊小に通う兄弟から花束が贈られた。

同急行をよく利用した同市蛸島町の男性(30)は「急行が無くなるのは寂しく、ますます不便になる」と話した。約ド20人の乗客を乗せた列車は午後3時7分、汽笛を鳴らし、静かに七尾に向け出発した。

のと鉄道は91年度から赤字が続き、利用客も昨年度にはピーク時に比べ、45%減少している。同鉄道では経営改善策に沿い、来年3月に運行本数の3分の1を減らす。《共同通信》

【皇后陛下】68歳の誕生日

皇后さまは20日、68歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、宮内記者会の質問に文書で回答、「一連の拉致事件に関し、初めて真相の一部が報道され、驚きと悲しみとともに、無念さを覚えます」と述べ、拉致被害者や家族を気遣った。

この一年を振り返る中で皇后さまは「悲しい出来事にも触れなければなりません」とした上で「何故私たち皆が、自分たち共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることができなかったかとの思いを消すことができません」と、事件から受けた衝撃と「無念」を率直に示された。

さらに「今回の帰国者と家族との再会の喜びを思うにつけ、今回帰ることのできなかった人々の家族の気持ちは察するにあまりあり、そのひとしおの寂しさを思います」と記された。

一方、うれしかったこととして、サッカーワールドカップ(W杯)での日本代表の活躍、ノーベル賞日本人ダブル受賞、アフガニスタンの平和への歩みなどを挙げられた。

皇太子ご夫妻の長女、愛子さま誕生については「一家の中での変化は、やはり東宮御所がにぎやかになったことでしょうか」と話された。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部第2ステージ第9節最終日(20日・宮城スタジアムほか=2試合)磐田が、仙台に先行されて苦しんだが、延長後半に川口のVゴールで競り勝ち、前節までの2位をキープした。磐田は首位浦和に勝ち点2差で、第1、2ステージ完全制覇に望みをつないだ。

市原は後半に2点を挙げて2−1で柏に逆転勝ちし、第2ステージ3勝目。柏は年間順位13位と依然、厳しい状況が続いている。《共同通信》

【ゴルフ】

日本オープン選手権最終日(20日・山口県下関GC=6867ヤード、パー70)首位でスタートしたデービッド・スメイル(ニュージーランド)が67で回り、通算9アンダー、271で日本ツアー初勝利。賞金2400万円と5年間のシード権を獲得した。

スメイルは得意のアイアンでスコアを3つ伸ばした。金鍾徳(韓国)が4打差の2位。さらに1打差の3位に中川勝弥と桑原克典が入った。

賞金ランキング1位の谷口徹は中嶋常幸とともに9位。宮里優作(東北福祉大)は13位で、2年連続でベストアマとなった。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球コミッショナー事務局は20日、今年のフリーエージェント(FA)有資格者として巨人の松井秀喜外野手ら62選手を公示した。

今年初めてFA権を得たのは松井のほか中村紀洋内野手(近鉄)、金本知憲外野手(広島)ら計19選手で、ロッテの初芝清内野手は2度目の取得となった。FA資格を継続して保持しているのは清原和博内野手、桑田真澄投手(いずれも巨人)伊東勤捕手(西武)らで、現役を引退した秋山幸二外野手(ダイエー)池山隆寛内野手(ヤクルト)らも含まれている。

FA権を行使する場合、日本シリーズ終了の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日以内に在籍球団に通知し、コミッショナー事務局から「FA宣言選手」として公示された翌日から旧球団を含め、国内外すべての球団との交渉が解禁となる。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致事件】

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害者、地村保志さん(47)の父保さん(75)は20日午後、保志さんが「(北朝鮮側に)『用はない。一まで帰れ』と言われたが、日本語が分からない子を連れて帰ったらかわいそうと思って置いてきた」と話していることを明らかにした。

北朝鮮が永住帰国を認めていたとも受け取れる発言に、保さんは「当然(子どもを含めた)5人そろって帰すべきだ。何か裏があるのでは」と信用していないという。

保さんによると、帰郷翌日の18日、「なぜ生んだ子を置いてきたんだ」と質問すると、保志さんは、北朝鮮から永住帰国を認められたが子どものことを考えて置いてきたと答えた、という。

また、保さんは福井県警などから拉致状況についての事情聴取を求められた場合、一時帰国中は応じるつもりがないことも明らかにした。

蓮池薫さん(45)は20日、北朝鮮からの永住帰国について、「子供を説得している」と話し、初めて帰国の可能性に言及した。同日夕、妻の奥土祐木子さん(46)の父一男さん(75)が記者会見で明らかにした。

また、北朝鮮に残してきた大学生の長女と長男について、日本の戸籍に入れる意向であることも同日、蓮池さんの兄透さん(47)の話で分かった。

蓮池さんは同日午前、奥土さんらと奥土家の墓を訪れた後、奥土さんの実家に滞在。一男さんによると、「早く日本に帰って来い」と言う一男さんに、蓮池さんは「自分はそうだけど、子供の問題がある」と応じた。続けて「子供から説得してみる。(自分が)日本人であることも言わなければならない」と述べたという。《共同通信》

地村さんと浜本富貴恵さん(47)は20日、小浜市で、同級生とキャッチボールをしたり、母校を訪間したりして、それぞれ旧交を温めた。

少年野球のエースで四番だった地村さんは、午後から母校の市立加斗小の体育館で、バッテリーを組んでいた森本信二さん(47)とキャッチボール。約30球を投げ込み、森本さんの「ストライク」の声に満面の笑みを学かべていた。

一方、浜本さんは、幼なじみ宅で小学校時代の友人らと同窓会に出席。「帰国おめでとう」と書かれたケーキのろうそくの火を吹き消すと、感極まって涙ぐむ旧友もいた。浜本さんは廃校になった母校の市立阿納尻小学校も訪問し、旧友とともに校歌を合唱した。

曽我ひとみさん(43)は20日、新潟県新穂村の佐渡トキ保護センターでトキを見学したり、2日ぶりに真野町の実家に戻り、父茂さん(70)や親せきと地元の祭りを楽しんだりした。

午前中訪れた保護センターでは、望遠鏡をのぞいてケージの中のトキを熱心に観察。職員に「見えますか」と尋ねられると「はい、見えます」と答えた。

夕方には滞在先の同県相川町のホテルから帰宅。佐渡の古典芸能「鬼太鼓」の一行が曽我さん宅を訪問。曽我さんは太鼓のリズムに合わせて左右に首を振り、身を乗り出すようにして舞う「鬼」を見物。懐かしそうな表情で「24年前と同じですね」と話し、終了後には鬼と肩を組んで記念撮影した。

新潟県柏崎市の蓮池さんと妻の奥土さんは20日、奧土家の墓参りをした。

2人は午前10時20分ごろ、実家に近い墓地へ。奥土さんを生前にかわいがった祖母が眠る墓に手を合わせ、帰郷と結婚を報告した。

奥土さんは午後3時ごろ、地元の公民館で開かれた同窓会に出席した。小、中、高校時代の同級生ら約30人が集まり、奥土さんを取り囲むように座って話が弾んだ。奥土さんは笑顔だったが、約1時間の同窓会が終わりに近づくと目に涙を浮かべた。

同級生らは公民館の外に一列に並び、拍手で見送った。奥土さんは「わたしのために集まってくれてありがとう。元気でね」と話し、頭を下げた。《共同通信》

【田中耕一さん】「スーツ買いました」

ノーベル化学賞の受賞が決まった島津製作所の田中耕一さん(43)は20日、富山市での2日間の帰省を終え、富山空港午後6時50分発羽田行きの日航機で東京に向かった。田中さんは搭乗前に「(受賞が決まってから)10日間のうち一番ゆっくりと過ごすことができ、よく眠れました。ご存じの通りスーツをあまり持っていないので、2、3着買いました」と話した。

田中さんは19日に富山市内の実家に帰った後、親族十数人とすしを囲み、ノーベル賞受賞の喜びを新たにした。同日午後8時ごろに同市にある妻裕子さん(37)の実家に向かい、裕子さんの父母とともに、受賞決定からの疲れを癒した。

20日は午前中、裕子さんと一緒に市内のデパートでスーツを購入し、東京に出発するまで裕子さんと水入らずの時間を過ごした。空港で田中さんは「普段着で失礼しますす」と数分間のインタビューに臨んだ。「歓迎してもらった同窓生に一言も言えなかったのが残念です。年末には必ず帰ってきます」と約束した。《北國新聞》

【群馬・赤城少年院】教官が再三暴行

群馬県大胡町の初等・中等少年院「赤城少年院」で、男性教官が収容する少年に暴行を繰り返し、この一年間で6人が停職などの処分を受けていたことが20日、分かった。今月にも別の教官による暴行が発覚、処分を検討している。

同少年院によると、教官=当時(33)=が昨年10月下旬、ソフトボール大会で態度が悪かった少年5人を寮の廊下に並ばせて平手打ちした。少年=同(16)=が平手打ちをよけたため腹を立て、この少年の頭を壁に打ち付けて右耳を約20針縫う1週間のけがを負わせた。

教官は少年と両親に謝罪。昨年12月に停職1カ月の処分を受け、依願退職した。前橋地検が事情聴取したが、少年と両親は告訴せず処分保留となった。

同少年院が事件後に調査した結果、昨年10月に別の教官が少年2人の頭を床にぶつけたことが分かり同少年院が言及処分としたほか、別の教官3人が過去に暴行したことを申し出たため注意処分とした。また今年7月に少年の腹をけった教官を戒告処分とし、10月にも暴行事件が起きている。《共同通信》

【小泉純一郎首相】航空観閲式で観閲

小泉純一郎首相は20日、茨城県小川町の航空自衛隊百里基地で行われた航空観閲式で観閲を行った。

首相は「昨年9月の米中枢同時テロ以降、国際社会全体の平和と安全にとって、国際テロの脅威が現実のものとなった」と指摘。「東アジアでも、南北朝鮮の銃撃戦や不審船事件など情勢は予断を許さず、政府もテロや工作船など緊急事態への対応を強化していく」と訓示した。《共同通信》

【福田康夫官房長官】米・ケリー国務次官補と会談

福田康夫官房長官は20日夜、都内の料理屋で米国のケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が米朝枠組み合意を無視して継続していた核開発の即時中止に向け、日米両国が平和的解決を目指し緊密に連携して働き掛けていくことを確認した。

ケリー氏は「北朝鮮が核兵器製造のためのウラン濃縮計画を直ちに目に見える方法で止めることが重要だ。国際的圧力をかけるべく友好国、同盟国と協議している」と強調した。

福田長官は「北朝鮮の核開発はわが国にとっても深刻な問題だ。国交正常化交渉の場を通じて北朝鮮が日朝平壌宣言にのっとった責任ある対応を取るよう求めていく」と述べ、29日からの日朝交渉で働き掛ける考えを示した。

また26日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に行われる日米韓首脳会議が重要との認識で一致。ケリー氏は正常化交渉再開に異論は挟まなかったという。

一方、ケリー氏はバリ島やフィリピンで相次いでいる爆弾テロ事件に強い懸念を表明。「特にフィリピンのバス事件は自爆テロかもしれない。新たなこれらの動きを極めて重要視している。国際社会が引き続き協力することが重要だ」と述べ、国際社会が結束してテロとの戦いを進める必要があるとの考えを示した。《共同通信》

【衆参統一補選】与野党党首が熱弁

衆参統一補選(27日投開票)に向け選挙戦のラストサンデーとなった20日、与野党の党首、幹事長は各地で街頭演説を行い、支持を訴えた。与党3党幹事長は山形4区補選応援のため酒田、鶴岡両市で合同演説。自民党の山崎拓幹事長は7補選のうち、4勝以上を目指す考えを強調した。

これに対し、野党3党党首は田中真紀子前外相の議員辞職により補選となった衆院新潟5区補選の長岡、小千谷両市でそろい踏み。自由党の小沢一郎党首は「『前進しようとすると誰かがスカートを踏んでいる。振り返ると小泉純一郎首相だった』という田中先生の有名な言葉がある」と紹介しながら「誠意と真心と実行力を欠いた自民党政治に終止符を打たなくてはならない」と呼び掛けた。

民主党の鳩山由紀夫代表は「小泉不況に歯止めをかけ、活力ある経済を取り戻すため3党で頑張っている」とアピールした。《共同通信》

【アイルランド】ニース条約批准を承認

欧州連合(EU)拡大の前提となる新基本条約(ニース条約)批准の是非を問うアイルランド国民投票は20日午前、開票が再開され、批准賛成派が反対派に大勝した。

アハーン首相は同日、国民はEU拡大に「断固たる支持」を与えたと語った。EUはこれにより、中・東欧など10カ国の2004年の新規加盟実現へ大きく前進。25カ国から成る「大欧州」建設への道筋をつけた。

国営放送によると、19日の投票後、即日開票され7投票区を含む全42投票区の合計で、賛成派が62.89%対37.11%と反対派を圧倒した。公式の最終集計は同日夕に発表される予定。《共同通信》

【米・パウエル国務長官】対北朝鮮「新たな経済制裁考えず」

パウエル米国務長官は20日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核開発継続を認めたことに対し「新たな通商停止措置を取ることは(各国と)話し合っていない」と述べ、現時点で経済封鎖を行う考えはないことを明らかにした。米ABCテレビのインタビュー番組で語った。

同長官は、今月メキシコで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などを通じ、米国が日本、韓国、中国、ロシアなどと「まとまって対応する」と述べ、平和的な外交交渉を通じた解決に最優先で取り組む姿勢をあらためて強調した。一方、北朝鮮の核開発について「極めて深刻」「新たな危機」などと述べ、米政府として重大視していることを明確にした。

長官は特に、北朝鮮が「米朝枠組み合意」によって封印してきた使用済み核燃料の再処理に動けば「極端に重大な状況が生まれる」と指摘、再処理を行わないよう北朝鮮に警告した。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表、野党3党首で新潟補選勝利訴える

民主党の鳩山由紀夫代表は20日、衆議院新潟5区の推薦候補応援のため訪れた長岡市で、「クリーンな政治を作り出そう、政官業の癒着を断ち、政権交代を求めよう」と約400人の聴衆に力強く訴えた。この日は、自由党の小沢一郎党首、社民党の土井たか子党首もそろって街頭に立ち、この統一補欠選挙、とりわけ新潟5区の闘いで勝利することの意義を訴えた。

鳩山代表は「小泉政権の現状は橋本政権の末期に似ている。4年前の参議院選挙では橋本政権をリコールした。小泉政権をリコールするメッセージをこの新潟5区から、皆さんの力で発信していただきたい。それが活力ある地域を取り戻すことになる。7つの補欠選挙の選挙区の皆さんに日本の未来が託されている」とこの統一補欠選挙の意義を強調した。

鳩山、小沢、土井の3党首はこの日、長岡市内2ヶ所、小千谷市内1ヵ所でそろって街頭演説を行った。

神奈川8区主要駅頭で連続演説会

統一補欠選挙が中盤にさしかかった20日、衆議院神奈川県第8区では、民主党所属の衆参国会議員が党公認候補とともに主要駅頭に立ち、自民党の腐敗政治に断を下すべきことを有権者に訴えた。

青葉台駅頭でマイクを握った横路孝弘衆院議員は、「景気が冷え込んでいるところにデフレ政策を採ってきたのだから、ますます景気が悪くなるのは当たり前だ。小泉総理は今頃になってデフレ対策などと言い出すなら、政策の転換とその責任を明確にすべきだ」「ペイオフにせよ、国債30兆円枠にせよ、政策転換を繰り返しながら結局、国民に痛みばかりを押しつけている。今回の補欠選挙は、こういう自民党政治を認めるのか否かの争いだ」と熱弁を振るった。

また岡崎トミ子参院議員は、「私たちの生活を守るためには、政権交代しかない。若い力に溢れる民主党に一層の支援を」と呼びかけた。

この他、松沢成文、大出彰、大石尚子の各衆院議員、神奈川県連会長の藁科満治参院議員もこの日の行動に参加。また、民主党公認候補を推薦している自由党の藤井幹事長も応援に駆けつけた。

菅議員ら、千葉の「女は怒っているゾ集会」で訴え

20日午後、千葉県柏市のJR柏駅東口で「女は怒っているゾ集会」が行われた。参議院補欠選挙千葉選挙区の民主党推薦候補、民主党の神本美恵子参議院議員、菅直人衆議院議員らが次々にマイクを握り、千葉県議会で堂本暁子知事が提案した「男女共同参画条例」を継続審議に追い込んだ県議会自民党への抗議の訴えなどを行った。

トップバッターとしてマイクを握った神本議員は、教壇に立った自らの経験を踏まえながら「女だから」「男だから」と固定観念で捉えることの弊害を訴え、子どもたちが自分らしく生きられなくしてしまっている教育現場の弊害を打破するためにも、男女共同参画条例の成立は急務だと力説した。また、千葉選挙区での補選は公共事業に絡む元政策秘書の口利き疑惑による井上裕前参院議長の議員辞職に伴うものである点に触れ、「国会への信頼を失墜させた責任は大きい」と厳しく批判。選挙を通じて自民党体質を打破しようと呼びかけた。

菅直人議員は「金権千葉の汚名を回復するためにも、あるいは日本経済の問題を打開していくためにも、自民党支配から政治の流れを変えたい」と強調。日本経済をここまでおかしくしてしまった最大要因は、ピンハネありきで公共事業を決めるなど税金の誤った使い道を横行させ続けた自民党政治に他ならないとし、「27日の衆参補欠選挙では日本の財政を立て直すためにも正しい選択を」と聴衆に訴えた。

集会には、民主党の長浜博行衆議院議員、松崎公昭衆議院議員、社民党の福島瑞穂幹事長らも駆けつけた。《民主党ニュース》



10月20日 その日のできごと(何の日)