平成4936日目

2002/07/14

この日のできごと(何の日)

【仏大統領暗殺未遂事件】

パリのシャンゼリゼ通りでフランス革命記念日の軍事パレードが行われた14日、パレードの起点で凱旋門のあるエトワール広場の群衆の中に紛れ込んでいた男が、シラク大統領が乗った車にライフル銃を発砲した。大統領や市民にけがはなかった。

男は近くの市民に取り押さえられ、パリ警視庁に引き渡された。調べによると、男はパリ郊外エッソンヌ県に住む学生のA容疑者(25)。極右政治団体の青年組織に所属し、ネオナチ運動のデモに参加したことがある。

事件はドゴール元大統領の暗殺未遂事件を題材にした小説「ジャッカルの日」を思わせるとして、市民に衝撃を与えた。

容疑者は歩道の最前列でギターケースの中に隠して持ち込んだ銃を取り出し、一発を発射したが、約150メートル離れた大統領の車まで届かなかったとみられる。警察が動機を追及している。

容疑者は「大統領を射殺し、自分も自殺するつもりだった」と供述したが、意味が不明な供述もあり、精神鑑定を受けている。

記者会見したサルコジ内相によると、容疑者は極右やフーリガン(サッカーの暴力的なファン)などとして警察のマークを受け、押収された銃には5発の弾丸が入っていた。

内相からパレード後に報告を受けた大統領は「そうか」と答え、予定通り大統領府で開かれた園遊会に出席した。

銃は小口径のライフルで、専門家は「20メートル以上の距離から人間に致命傷を与えるほどの殺傷力はない」と話している。《共同通信》

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【サッカー】

サッカー日本代表前監督のフィリップ・トルシエ氏は14日、成田空港からパリに向けて帰国した。空港には、出発のうわさを聞きつけたファンが続々と詰めかけ、最終的に約1000人に達した。

日本代表のユニホームに身を包み、フランス語で「ありがとうトルシエ」と書かれた手製のプラカードを掲げた熱狂的なファンも多く、トルシエ氏が姿を見せると「トルシエ、日本」コールが。トルシエ氏もこれに笑顔で応え、別れを惜しんだ。

同氏は「日本を離れるのはとても悲しいが、サッカーの監督である以上、前に進むしかない。忘れられないことはたくさんあるが、一番の思い出はW杯の決勝トーナメント進出を決めた大阪での試合(チュニジア戦)だ」と日本での4年間を振り返った。また、フランス代表監督就任も含め、注目される今後については「将来のことは今週決まる」と語った。《共同通信》

サッカーのワールドカップ(W杯)日本代表FW鈴木隆行(26)=鹿島=がベルギー1部リーグのゲンクに移籍することが14日、決定した。同日、茨城県鹿嶋市内での交渉で両クラブが条件面で基本合意し、譲渡契約を結んだ。背番号はエースナーンバーの11。W杯での活躍を認められた日本代表の海外進出としては、初のケースとなった。

移籍条件は15日から来年6月30日までの期限付き移籍で、2年目以降は完全移籍に切り替わるオプションもある。移籍に伴うレンタル料は3500万円、年俸は4500万円程度とみられる。

鈴木は16日にベルギーへ出発。メディカルチェックの後で正式契約し、早ければ18日から練習に合流する予定となっている。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第8節最終日(14日・東京スタジアムほか=2試合)G大阪が、4得点を挙げたマグロンの活躍で清水に4−1で快勝し、3連勝で勝ち点を16に伸ばし、4位をキープした。巻き返しを狙う清水は、三都主らが精彩を欠いて再開後の初戦で完敗した。F東京は、戸田のハットトリッククなどで広島に4−0で勝ち、1分けを挟む連敗を3で止めた。広島は1分けを挟んで4連敗で依然、調子が出ない。《共同通信》

【大相撲】

大相撲名古屋場所8日目(14日・愛知県体育館)大関千代大海、関脇朝青龍が土つかずの8連勝で勝ち越しを決めた。千代大海は海鵬を一気に突き出し、大関昇進を目指す朝青龍は速い動きで安美錦を押し出した。横綱武蔵丸は好調の平幕貴ノ浪を落ち着いて寄り切り、ともに7勝1敗となった。平幕の武雄山も1敗を守った。関脇若の里は小結土佐ノ海を左上手投げで退けて6勝目を挙げた。土佐ノ海は4勝4敗。小結雅山は敗れて2勝6敗。千代大海と朝青龍が全勝で並び、武蔵丸、貴ノ浪、武雄山が1敗で追う展開となった。十両は潮丸が1敗で単独トップ。《共同通信》

【プロ野球】

近鉄の中村紀洋内野手(28)が14日、フリーエージェント(FA)権の資格取得条件(出場選手登録9年)を満たした。同日、松山市内のホテルで会見した中村は「(権利)行使するかどうかは全く考えていない。チームを優勝させることだけを考えている」。

また進路については改めて近鉄優先の意向を示したが、その決め手は「自分がどれだけ精いっぱいできるところであるか」と語り、米大リーグへの挑戦も「これからじゃないですか」とだけ話した。《共同通信》

【ラグビー】

ラグビーの第5回ワールドカップ(W杯)アジア地区予選、韓国−日本の第2戦は14日、ソウルの東大門運動場で行われ、日本が55−17で快勝して通算成績を3戦全勝の勝ち点9とし、来年オーストラリアで10月から11月にかけて開催されるW杯への出場権を獲得した。日本のW杯出場は5大会連続。

韓国は2勝2敗の勝ち点8で日程を終了。日本は台湾との第2戦(21日・台南)を残しているが、台湾は勝っても1勝3敗の勝ち点6で日本に及ばない。

日本は前半10分までに2連続トライでリード。一度は12−12と追いつかれたが、35分すぎからCTB元木(神戸製鋼)らが2トライを挙げて24−12で折り返した。地力の差が出た後半は、5トライを追加して差を広げた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ドジャースの石井投手は14日、ロサンゼルスのダイヤモンドバックス戦に先発。今季最長の7回2/3を2安打、無失点の好投で4試合ぶりの12勝目(5敗)を挙げた。石井は立ち上がりから安定した内容。5奪三振、5四球で、八回二死で降板するまで三塁を踏ませなかった。試合は2−1でドジャースが勝ち、ナ・リーグ西地区の首位を奪回した。

マリナーズのイチロー外野手はデビルレイズ戦で4打数無安打。打率を3割5分5厘に下げたが、2位スウィーニー(ロイヤルズ)に1毛差で首位をキープした。前日、大リーグで初の1試合2本塁打を放ったイチロー。二回の第2打席は敬遠四球だったが、そのほかの4打席は凡退した。

長谷川投手は6−5の六回二死二塁で登板したが、二塁打を打たれて救援失敗。佐々木投手は7−6の九回に登板し、3者凡退で23セーブ目(2勝3敗)を挙げた。

ジャイアンツの新庄外野手はロッキーズ戦で8試合ぶりの欠場。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ウィーンの森を散策

オーストリアを訪れている天皇、皇后両陛下は14日、ウィーン郊外の森林「ラインツァー・ティアーガルテン」を訪れ、休日の散策を楽しまれた。

両陛下は草原や森の中の小道を、景色を楽しみながらゆっくりと歩き、樹齢400年の巨大なカシの木の前で、専門家から説明を聞かれた。摘み取った野草を手に、Tシャツ姿の地元の男性と言葉を交わす場面も。続いてウィーンの町を一望する丘に車で上り、眺望を楽しまれた。《共同通信》



7月14日 その日のできごと(何の日)