平成4922日目
2002/06/30
この日のできごと(何の日)
【サッカー・W杯】決勝
サッカーの第17回ワールドカップ(W杯)は30日、横浜国際総合競技場でドイツ−ブラジルの決勝を行い、ブラジルが2−0で勝ち、第15回米国大会(1994年)以来の優勝を飾った。ブラジルは、W杯で初めて実現したドイツとの「夢の対決」を制し、最多優勝回数を「5」に伸ばした。
日本と韓国が共催しアジアで初めて開かれた大会は、両国から世界に熱狂を伝え、日韓関係の新時代到来を告げて1カ月間の祭典の幕を閉じた。
ブラジルはエースのロナウドが後半22分、34分に連続ゴールを決めて快勝。W杯通算60勝目を挙げ、21世紀の最初のチャンピオンとなった。ロナウドは今大会8得点で得点王に輝いた。
堅い守りで勝ち進んできたドイツは、好守を見せていたGKカーンが、ロナウドに2度、ゴールを割られて準優勝にとどまった。
次回の第18回大会は2006年6月から7月にかけてドイツで開催される。《共同通信》
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天皇、皇后両陛下は30日、横浜市の横浜国際総合競技場で、共催国韓国の金大中大統領夫妻らとともにW杯決勝戦を観戦された。両陛下のW杯観戦は初めて。試合終了後に大会を振り返り「日本代表選手の健闘をたたえます」「この経験が、日韓両国民の親善関係の増進に役立っていくことを期待します」との感想を公表した。
ロイヤルボックスでは国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長、次期W杯開催国ドイツのラウ大統領夫妻、ヨルダンのアブドラ国王や、日本サッカー協会名誉総裁の高円宮ご夫妻、小泉純一郎首相らも顔をそろえた。《共同通信》
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小泉純一郎首相は30日夜、横浜市港北区の横浜国際総合競技場でサッカー・ワールドカップ(W杯)の決勝戦を、ブラジルと優勝を争うドイツのシュレーダー首相らとともに観戦、両チームの選手に声援を送った。
日本チームのユニホームと同じ青色のネクタイを着用した首相は、キックオフ直前にはグラウンンドに降りて選手と握手し激励。試合前には共催国、韓国の金大中大統領を出迎え「韓国の選手は素晴らしい試合をしました」と健闘をたたえた。
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小泉純一郎首相は30日夜、サッカーのワールドカップ(W杯)決勝戦を観戦後、同大会について「日韓共催、アジアで初めての大会、大成功で良かった。日本のサポーターが外国チームを応援したことが非常にうれしい」と述べ、成功裏に閉幕したことを喜んだ。《共同通信》
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【自民党・山崎拓幹事長】「内閣改造は9月」
自民党の山崎拓幹事長は30日午前のフジテレビ番組で、内閣改造について「小泉純一郎首相は今後の政治運営でどういう人材を起用したらいいか、真剣に考えている。時期は9月なので、まだ結論は出していないと思う」と述べ、首相が9月改造の意向であることを明らかにした。与党の複数の幹部も9月の自民党役員人事と一括して実施するのが望ましいとの考えを示した。
小泉首相は、山崎幹事長ら執行部を「代えるつもりはない」としており、役員人事ともからみ9月の具体的な時期をめぐって首相サイドと与党側との駆け引きが今後焦点となりそうだ。《共同通信》
【北朝鮮】謝罪拒否
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の海軍司令部スポークスマンは30日、朝鮮中央通信を通じ、黄海で29日起きた南北警備艇の銃撃戦について、韓国の要求した関係者の責任追及や謝罪を拒否するとともに、韓国国防省の発表を「ねつ造」と非難した。
北朝鮮の謝罪拒否で銃撃戦をめぐる南北の対立は決定的となり、相互不信はさらに深まることになった。
一方、韓国国防省は銃撃戦の現場に出動した韓国海軍指揮官の分析などから、北朝鮮側にも30人以上の死傷者が出たとの見方を明らかにした。
同省によると、韓国側から銃撃や砲撃を受けた北朝鮮の警備艇には約50人が乗り組んでいたが、甲板の砲台付近にいた乗組員は、銃撃が終了した段階でほとんど倒れていたという。
北朝鮮の司令部スポークスマンは、銃撃戦の起きた次回行きは北朝鮮の領海であり、韓国側が一方的に設定した「北方限界線」は「違法だ」と主張。その上で、銃撃戦はサッカーのワールドカップ(W杯)開催で世界の関心が集まる時期を利用し、北朝鮮への批判を高めようと韓国軍当局が仕組んだ「軍事的挑発行為」と非難、「謝罪要求は、厚かましいことこのうえない」と反論した。
また「双方に人員と艦船の損失があった」と述べ、北朝鮮側も被害のあったことを認めた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、オールスター戦(7月9日・ミルウォーキー)の、ア、ナ、両リーグ出場選手各29人が30日発表され、マリナーズのイチロー外野手が昨年に続いて全体の最多得票となる251万6016票でファン選出された。同僚の佐々木投手もア監督推薦で選ばれ、ともに2年連続2度目の出場が決まった。
ジャイアンツの新庄外野手はナ外野手部門の4位で落選。ドジャースの石井投手も選ばれなかった。
この日の試合はイチローがロッキーズ戦で3打数1安打、2四球。打率は3割5分9厘で、1位とは2厘差。佐々木は3−2の九回に2点を失い2敗目(2勝18セーブ)。長谷川投手は3番手で1回1/3を無安打無失点だった。マリナーズは3−4で敗れた。
ジャイアンツの新庄はアスレチックス戦で4打数無安打。17打席連続無安打となり打率は2割3分2厘。エクスポズの大家投手はブルージェイズ戦に先発し、6回を8安打5失点で、勝敗には関係なかった。
メッツの小宮山投手は先発として再調整するため、3Aノーフォークへの降格が決まった。《共同通信》
