平成4838日目

2002/04/07

この日のできごと(何の日)

【京都府知事選】

任期満了に伴う京都府知事選は7日投票、即日開票の結果、6党相乗りの同府前副知事、山田啓二氏(48)=自民、民主、公明、自由、社民、保守推薦=が、事実上の一騎打ちを繰り広げた弁護士の森川明氏(53)=共産推薦=との激戦を制し、初当選した。

山田氏は48万2158票を獲得、森川氏に約9万票の差をつけた。現職知事では長野県の田中康夫知事(45)に次ぐ二番目の若さ。

最終投票率は49.18%。前回(44.11%)を5.07ポイント上回り、無党派層の支持を集めた中田宏氏が現職を破った横浜市長選に続き、有権者の政治への関心の高さを示した。

中央政界での相次ぐ疑惑や小泉内閣の支持率低下の中、与党3党は横浜市長選に続く「四大選挙」での連敗を免れた。

ただ今回の知事選は、与野党の全面対決ではなく、6党相乗りの山田氏、共産推薦の森川氏の両陣営による従来型の「共産対非共産の戦い」の様相が色濃く、無党派層の「受け皿不足」も指摘された。このため民主や自由の推薦候補と全面対決する28日投開票の衆院和歌山2区や参院新潟選挙区の両補選は依然、予断を許さない情勢だ。

4期16年続いた荒巻禎一知事路線の継承を唱え、支援母体をフル稼働させた山田氏は、共産批判を前面に打ち出して保守層にアピール。「国政と地方は別」と強調して荒巻知事の地盤をほぼ受け継ぎ、中央政界での与党への逆風をしのいだ。《共同通信》

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【横山隆一記念まんが館】開館

戦前、戦後を通じた人気漫画「フクちゃん」で知られ、昨年92歳で死去した漫画家横山隆一さんの原画など約3000点を展示、漫画の発展に尽くした生涯を紹介する「横山隆一記念まんが館」が7日、出身地の高知市九反田にオープンした。

漫画家の鈴木義司さんらが除幕式。握手すると「ぼくフクちゃん」と語るフクちゃん人形が入り口で出迎え、招待された子ども達は歓声を上げていた。《共同通信》

【プロ野球・阪神】開幕8連勝ならず

◇阪神3−5ヤクルト◇7日◇神宮

勝ちパターンが崩れた。6試合連続で先制し、プロ初先発の安藤が6回を1失点。七回に今岡の二塁打で勝ち越した。完全に阪神の流れ。だが、この日は救援陣が打たれた。七回は2番手の金沢が浜名に二塁打されるとベンチは遠山を投入、しかし遠山は安打と四球で二死満塁とされ、ここまで無安打のペタジーニに低めの球を左中間席へ運ばれた。痛恨の逆転満塁弾で2−5。球団新記録の開幕8連勝が、つかんでいたはずの手からこぼれた。《共同通信》

【柔道】全日本選抜体重別選手権

柔道のワールドカップ(8−9月・スイス)と釜山アジア大会(9−10月)の男子代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は7日、福岡市民体育館で7階級を行い、66キロ級で鳥居智男(石川県工高出身、了徳寺学園職)が初優勝した。富山県勢では、90キロ級の飛塚雅俊(新日鉄)が決勝で矢崎雄大(明大)に敗れ準優勝だった。

第一人者の井上康生(綜合警備保障)が左手故障で欠場した100キロ級は、今年の日本国際、フランス国際を制した鈴木桂治(国士大)が初優勝した。100キロ超級は棟田康幸(明大)が初制覇。81キロ級は、中村兼三(旭化成)が、旧71キロ級と73キロ級を含めて5度目の優勝。73キロ級は日本国際優勝の高松正裕(筑波大)、60キロ級は内柴正人(旭化成)が制した。《北國新聞》

【競馬・第62回桜花賞】

第62回桜花賞(7日・阪神11R1600メートル芝18頭、GI)13番人気のアローキャリー(池添謙一騎乗)が3番手から直線一気に抜け出し、1分34秒3のタイムで優勝、賞金8900万円を獲得した。地方出身馬の優勝は1994年のオグリローマン以来8年ぶり、史上2頭目。このレースの勝利は池添騎手が初、山内研二調教師は一昨年のチアズグレイスに次いで2勝目。

レースはサクセスビューティ、ヘルスウォールの先行で始まったが、直線でアローキャリーが抜け出し、追い上げるブルーリッジリバーを1馬身1/4差振り切った。3着は鼻差で1番人気のシャイニンルビー。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部第1ステージ第5節最終日(7日・横浜国際総合競技場ほか=2試合)今季負けなしの横浜Mが、中村のVゴールで2−1とG大阪を下し、4勝1分けで勝ち点12とした。横浜Mは勝ち点2差で首位磐田、2位仙台を追っている。浦和はエメルソンのハットトリックなどで4−1と広島に逆転勝ちし、今季初勝利を挙げた。《共同通信》

【埼玉県戸田市】アパートに乳児の6遺体

7日午前11時50分ごろ、埼玉県戸田市のアバートの空き部屋で、白骨化した乳児の遺体6体が見つかった。遺体はいずれも生後間もないとみられ、ビニール袋などに入れられていた。

近所の住人の話では、この部屋にはアパートが完成した12年前から、現在は30代の夫婦と中学生くらいの男児、小学生ぐらいの女児の2人のほか、妻の弟とみられる男性らが住んでいたが、夫婦と子ども2人は約1年前に転居。その後、弟とみられる男性らが一時住んでいたという。

蕨署は死体遺棄容疑で捜査を始めるとともに、転居した夫婦が何らかの事情を知っている可能性があるとみて行方を捜している。

調べでは、遺体が見つかったのはアパートの四畳半の部屋の押し入れの上にある天袋。遺体はいずれも着衣がなく、青の半透明のビニール袋1袋に5体が、プラスチックの衣装ケースに1体があった。性別や死亡時期などは分かっていない。

アパートの管理会社から部屋の清掃を依頼されていた男性3人が遺体を見つけた。《共同通信》

【川口順子外相】対話集会

川口順子外相は7日、「開かれた外務省のための10の改革」に盛り込んでいた「外相と語るタウン・ミーティング」の第1回会合を都内で開いた。東京近郊だけでなく、石川、鳥取県などから約400人が参加したが、会場からは「外務省は権威主義、秘密主義だ」などと、外相や外務省幹部を前に批判的な意見や注文が相次いだ。

参加者の1人は、ハワイ訪問の際にトラブルが起き、現地の領事館に相談を持ち掛けたが、職員が名前を名乗らず、身分証の番号で対応され不快な思いをした体験を紹介。外相は「名前を名乗るやり方と名乗らないやり方があると思うが、顧客満足の視点から考えてみたい」と述べた。

青年海外協力隊経験者は政府開発援助(ODA)に関連して「日本が援助した農機具のメンテナンスができていない。援助の事後評価をやってもらいたい」と注文。これに対し、外相は「さらに透明性を持った制度を確立したい」と応じた。《共同通信》

【自由党・小沢一郎党首】核武装発言で謝罪

自由党の小沢一郎党首は7日夕、那覇市内で会見し、福岡市で6日行った講演で日本の核武装の可能性に言及したことについて、「中国人民解放軍の副参謀長に、日本の技術力と経済力で核武装はできるが、そうなったらお互いにとって悲劇でしょう、そんなことはやっちゃいかんのだと話した」と釈明した。

また「中国の核武装と軍事力の増強は自衛のためだと説明されたため、それは日本でもどこの国でも当てはまる上、もっと自衛の軍備をやれとか、核武装をしろとか言う人も日本国内にはいるから、そういう意見に火を付けかねないよ、と言ったんだ」と話した。

その上で、小沢氏は「みなさんは『ほう』と思うかもしれないが、私は核武装には反対だ。政治的に日本にとって得なことは何もない」と述べた。《共同通信》

【李鵬氏】PDP工場などを視察

日中国交正常化30周年を記念して衆参両院の招きで来日した中国の李鵬・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)は7日、訪問先の宮崎県で、薄型の壁掛けテレビとして家庭用にも普及が進むプラズマディスプレパネル(PDP)の工場などを視察した。

李鵬氏は同日午前、PDPの生産が国内最大の九州エフエイチピー(同県国富町)を約40分間視察。軽量、薄型のPDPの特徴や仕組みについて説明を受け、重さを確かめようと薄型ディスプレーを持ち上げようとする場面もあった。

その後訪れた同県綾町のテーマパーク「酒泉の杜」ではガラス工房に立ち寄り、加熱されたガラス球に管で息を吹き込む「ガラス吹き」を体験。ガラスが膨らむと観光客から歓声が上がり、李鵬氏は笑顔を見せた。

李鵬氏は同日夜、松形祐堯知事と会談。松形知事は、宮崎から中国への木材輸出を検討していることなどを伝え協力を要請した。李鵬氏は「今後も両国は協力していくべきで、宮崎県の関係者も友好を深めてほしい」と話した。李鵬氏は8日午前には最後の訪問地、鹿児島県へ移動する。《共同通信》

【イスラエル】軍事作戦を続行

イスラエル軍はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区への侵攻開始後10日目となる7日も、軍事作戦を続行した。西岸最大の都市ナブルスの旧市街やジェニン近郊の難民キャンプでは、イスラエル軍の戦車・歩兵部隊とパレスチナ武装組織の間で激しい戦闘が続いている。

イスラエルのシャロン首相は、米国のブッシュ大統領による「遅滞なき撤退」の要求に応じる構えを全く見せていない。パレスチナ自治政府は7日、アラファト議長の指示に基づき、ブッシュ大統領に対し、イスラエル軍の自治区からの撤退を一層強く要求するよう訴える声明を発表した。

軍は同日、ナブルス旧市街での戦闘で過去2日間に武装パレスチナ人30人以上が死亡したことを明らかにした。軍部隊は民家の壁を爆破して穴を開けながら、旧市街の中を進んでいる。ジェニン近郊の難民キャンプでは、ヘリコプターもミサイルで攻撃、侵攻開始後、70人から100人が死亡したとの情報もある。

モファズ軍参謀総長などによると、今回の作戦開始後の死者はイスラエル将兵ら13人、パレスチナ人は約200人。負傷者はイスラエル人143人、パレスチナ人約1500人という。パレスチナ側には民間人多数が含まれているとみられる。《共同通信》

【菊池章子さん】死去

「星の流れに」や「岸壁の母」で知られる歌手の菊池章子さんが7日午前7時7分、心不全のため東京都内の病院で死去した。78歳。東京都出身。

東京音楽学校(現東京芸大)卒業後、1947(昭和22)年に「星の流れに」でデビューした。54年には「岸壁の母」が大ヒット(後に二葉百合子が歌ってリバイバルヒット)し、その後も「母紅梅の唄」などの曲で、母ものを歌うイメージが定着、85年に中国残留児の心境を歌った「きずな」を発表した。《共同通信》



4月7日 その日のできごと(何の日)