平成4754日目
2002/01/13
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】シンガポール・ゴー首相と会談
小泉純一郎首相は13日午後、東南アジア歴訪の最後の訪問国となるシンガポールの大統領宮殿で、ゴー・チョクトン首相と会談した。
両首脳は日本とシンガポール間の自由貿易協定(FTA)となる「新時代経済連携協定」に署名。「両国のきずなの強化は日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との経済関係強化の枠組みを提供する」などとした共同発表を行った。
ゴー首相は、小泉首相が提案した将来の自由貿易圏を視野に入れた「日・ASEAN包括的経済連携構想」への支持を表明。その上で将来の日・ASEAN自由貿易協定(FTA)締結につながるよう積極的に協力する考えを示した。
日本がFTAを正式締結したのは初めて。小泉首相は日本とシンガポールとの経済連携協定について「日本とASEANのほかの国とのモデルになる」と述べた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ダカールラリー】増岡浩選手、初の総合優勝
アフリカの広大な砂漠や草原を疾走する世界で最も過酷なラリー、アラス−マドリード−ダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)は13日、セネガルの首都ダカールにゴールし、四輪部門で増岡浩(41)=三菱パジェロ=が通算46時間11分30秒で初の総合優勝を果たした。日本人ドライバーとしては1997年の篠塚建次郎(三菱パジェロ)以来、2度目の快挙。
増岡は昨年、ライバルチームのアンフェアな行為と主催者の走行時間の計時ミスで総合2位に終わったが、今回は危なげないレース展開だった。総合2位には昨年、女性として初の総合優勝をしたユタ・クラインシュミット(ドイツ、三菱パジェロ)が22分1秒差で入り、篠塚が同3位。総合4位までを三菱パジェロ勢が独占した。
二輪部門はファブリツィオ・メオーニ(イタリア、KTM)が2連覇を達成した。《共同通信》
【全国都道府県対抗女子駅伝】
第20回全国都道府県対抗女子駅伝は13日、京都市西京極陸上競技場発着の9区間、42.195キロのコースで47チームが出場して行われ、京都が大会歴代2位の2時間15分55秒をマークし、6年ぶり8度目の優勝をした。1分33秒差の2位は長崎、3位は福岡だった。
京都は3区を終えて7位ともたついたが、中盤以降に地力を発揮。5区の原(京セラ)でトップを奪い、6区、7区で区間1位記録をマーク。最終9区も全日本実業団選手権2冠の福士(ワコール)が快走し、逃げ切った。
4位は千葉、5位は埼玉。2連覇を目指した兵庫は8位に終わった。《共同通信》
【ラグビー・全国社会人大会】最終日
ラグビーの全国社会人大会最終日は13日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、サントリ地ー(東日本リーグ1位)国が50−31で3連覇を狙った神戸製鋼(関西リーグ1位)を破り、6大会ぶり2度目の優勝をした。サントリーは神戸製鋼に公式戦10度目の対戦で初めて勝った。
パワーに勝るサントリーは5点のリードを許して前半を折り返したが、後半に得意の連続攻撃が効果を発揮し、逆転勝ちした。
50得点は第1回大会で配炭公団が記録した57点に次いで、決勝戦では史上2位の大量得点。
サントリーは序盤、神戸製鋼に2トライを連取されるなど5点のリードを許して前半を終えた。しかし、後半7分にスクラムからナンバー8斉藤が持ち出し、トライ(ゴール)を奪い逆転。その後は本来の継続プレーからリズムよく攻め続け、突き放した。《共同通信》
【ジャンプ・STV杯】
ノルディックスキーのSTV杯国際ジャンプ大会は13日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場でラージヒル(K点120メートル)を行い、K点越えを2回そろえた17歳のヤンネ・ハッポネン(フィンランド)が合計273.8点で前日のHTB杯に続いて勝ち、ソルトレークシティー五輪代表の原田雅彦(雪印)は141メートルの大飛行で3位に食い込んだ。
ベテラン原田は1回目こそ118メートルで12位だったが、2回目は自己のジャンプ台記録を0.5メートル更新して順位を上げた。原田とともに長野五輪団体優勝の岡部孝信(雪印)が復調の兆しを見せる内容で2位に入り、国内戦で好調だった東輝(日本空調)は5位だった。《共同通信》
【大相撲初場所】初日
大相撲初場所初日(13日・両国国技館)貴乃花の休場で1人横綱の武蔵丸が、小結若の里に寄り切られ、早くも土がつく波乱があった。新大関栃東は安芸乃島を落ち着いて右突き落としで下し、白星発進となった。
他の大関陣は、魁皇が新小結旭天鵬に攻め込まれながらも腰砕けで勝ち、かど番の千代大海は旭鷲山を引き落とした。しかし武双山は琴光喜のすくい投げに屈した。新関朝青龍は玉乃島を一気の相撲で押し出した。この日は天皇、皇后両陸下が観戦された。《共同通信》
【柔道・日本国際大会】最終日
男子柔道の日本国際大会最終日は13日、日本武道館で3階級を行い、73キロ級の高松正裕(筑波大)100キロ超級の村元辰寛(旭化成)ら日本勢が優勝。前日の4階級と合わせ、全7階級を日本選手が制した。
昨年の全日本選抜体重別選手権3位の高松は、決勝でダニエル・フェルナンデス(フランス)に優勢勝ち。村元は決勝で、棟田康幸(明大)を優勢勝ちで下した。90キロ級は矢崎雄大(明大)が優勝した。
昨年の世界選手権73キロ級2位の金丸雄介(筑波大)は3位。世界選手権90キロ級王者のフレデリ・デモンフォコン(フランス)は敗者復活最終戦で敗れた。《共同通信》
【社民党・福島瑞穂幹事長】「構造改革では景気回復はない」
社民党の福島瑞穂幹事長は13日、富山市で記者会見し「構造改革では景気回復はない」と述べるとともに、党内で「雇用継続保障法」の国会提出準備を進めていることを明らかにした。
この中で福島幹事長は「法案は雇用の確保と拡大、再就職支援などを盛り込んだものとなる。できるだけ早く提出したい」と強調した。《共同通信》
【殖産住宅相互】再生法申請
住宅大手の殖産住宅相互は13日の臨時取締役会で、経営不振から自主再建の断念を決め、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。同地裁は申請を受理した。単体での負債総額は昨年11月末時点で135億円。約3年前に銀行団から債務免除を受けて再建を目指したが、住宅市況低迷と株価下落による信用不安で受注が落ち込み、業績回復のめどが立たなくなった。
今後、新築住宅事業から撤退し、改修・改築などリフォーム事業に特化して再生を目指す。工事中の物件220戸は、住宅大手のミサワホームの支援を受けて完成させる。ミサワによる資本参加も検討する。また、住宅塗装大手のペイントハウス(神奈川県相模原市)が新築事業の受け皿となることを打診しており、リフォーム事業や社員再雇用でも協力を申し出ているという。
会見した西村勝彦社長は「これ以上事業を継続すると赤字が膨らみ、債務超過に転落する恐れがあった」と法的整理の理由を説明、再建にめどがついた段階で辞任する意向を示唆した。《共同通信》
【米・ブッシュ大統領】一時失神
ブッシュ米大統領は13日午後5時半すぎ、ホワイトハウスで米プロフットボール(NFL)のプレーオフをテレビで観戦中、プレッツェルと呼ばれるクラッカーの一種をのどに詰まらせて一時意識を失い、医師の手当てを受けた。
AP通信などによると、大統領はソファから床に倒れ込み、下唇と左ほおに打撲傷を負った。ホワイトハウスのリチャード・タブ医師は「(大統領はプレッツェルを)うまくのみ込めなかったようだと話している。(今回の症状が)再発する理由は見当たらない」と述べ、大統領が回復して健康状態に問題はないことを強調した。大統領はこの数日、体調がすぐれなかったという。
大統領は一人でテレビを見ており、ローラ夫人は隣の部屋で電話中だったという。すぐに意識を取り戻し、「タブ医師の手当てを受けた後、心臓などの検査を受けたが、血圧や脈拍数などに異常はなかった。
ブッシュ大統領は14日午前、日程通りイリノイ州などの訪問のため、ホワイトハウスを出発した。《共同通信》