平成4314日目

2000/10/30

この日のできごと(何の日)

【マラソン・高橋尚子選手】国民栄誉賞受賞

シドニー五輪女子マラソンで日本の陸上女子選手として初の金メダルに輝いた高橋尚子選手(28)に対する国民栄誉賞表彰式が30日、首相官邸で行われた。


https://www.kantei.go.jp/

昭和52年に同賞が制定されてから高橋選手の受賞で15人目。女性では平成元年7月の故美空ひばりさん(歌手)、4年7月の故長谷川町子さん(漫画家)に次ぎ3人目。スポーツ界では元年9月の大相撲横綱の千代の富士関(現九重親方)以来6人目。女子選手では初受賞となった。

高橋選手は積水化学の小出義雄監督らに付き添われて出席。森喜朗首相から表彰状、楯、記念品の腕時計を贈られ「栄誉ある賞をいただき記念すべき日となりました。この賞を大事にして多くの人に陸上を楽しんで、あこがれてもらえるような人になりたい」と笑みを浮かべた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【日産自動車】黒字転換へ

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は30日、昨年10月に発表した再建計画「日産リバイバル・プラン」の進行状況について記者会見し、今年5月に示した2001年3月期の連結純利益600億円という見通しを大幅に上方修正し、2500億円になると発表。2000年3月期の6844億円の赤字から一転して高水準の黒字を実現できることに自信を示した。

ゴーン社長は「リバイバル・プランは予想よりも早いスピードで進展しており、過去10年間で最高の決算になる」と成果を強調した。《共同通信》

【日本、北朝鮮】第11回国交正常化交渉

日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の第11回国交正常化交渉の本会談は30日午後、北京の日本大使館で続行され、南北、米朝関係の進展など朝鮮半島の緊張緩和に向けた流れを踏まえ、日朝双方が国交正常化の早期実現のため努力することで一致した。

交渉は、北朝鮮が日本の植民地支配に対する謝罪と補償を求めている「過去の清算」について「真剣でしっかりした意見交換」(日本側代表団筋)を行い、突っ込んだ議論を展開。両国が基本的立場を表明した過去2回の交渉から「本格的な局面」(同)に移った。北朝鮮側は日本政府が決定した50万トンのコメ支援に謝意を表明した。《共同通信》

【プロ野球・MVP】(セ)巨人・松井秀喜外野手(パ)ダイエー・松中信彦内野手

プロ野球の最優秀選手(MVP)は30日、セ・リーグは日本一に輝いた巨人の松井秀喜外野手、パ・リーグは松中信彦内野手の両優勝球団の主砲がそろって選出された。

最優秀新人(新人王)には、セが入団2年目で首位打者を獲得した横浜の金城龍彦内野手が選ばれたが、パは32年ぶりに該当者なしとなった。2年目選手の新人王は13年ぶり。《共同通信》

【阪神・新庄剛志外野手】FA宣言

プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言期間が30日始まり、阪神の新庄剛志外野手が早速、権利行使の意思を表明、球団に文書を提出した。新庄は「あとは待つだけ」と話しただけで、残留か移籍かについては言及しなかった。また、矢野輝弘捕手はFA宣言して阪神に残ることが決まった。

ヤクルトの川崎憲次郎投手は残留を最優先としながらも、球団との交渉が決裂した場合にはFA宣言することを明らかにした。広島の前田智徳外野手は「今はけがを克服し、広島でプレーしたい」と権利行使は見送ることを公表。二度目の資格を得た巨人の桑田真澄投手は「今は何も言えない」と態度を保留した。《共同通信》

【加藤登紀子さん】国連環境計画大使に

森喜朗首相は30日午前、官邸で歌手の加藤登紀子さんに国連環境計画(UNEP)親善大使の任命状を手渡した。同大使の任命は日本人では初めて。

首相は「できるだけアジア各地に足を運び、環境問題に限らず日本とアジアの人の交流を深めてほしい」と激励。加藤さんは「環境問題に取り組むため、予算をできるだけ増やしてほしい」と要望した。

加藤さんは会談後、これまで歌手のオリビア・ニュートンジョンさんが親善大使だったことに触れて「国境を越え、アーティスト同士の交流や環境問題に取り組む現場の人々とのパイプづくりを進めたい。学生やシニア世代がボランティア活動に力を発揮してくれることを期待したい」と抱負を述べた。《共同通信》

【キルギス大統領選】アカエフ大統領再選

29日投票が行われたキルギス大統領選は、30日未明までの開票の結果、現職のアカエフ大統領が75%前後の圧倒的な得票率で再選を果たした。一方で選挙で不正が見つかるなど、同国の民主化に課題を残した。

中央選管の暫定集計によると、開票率90.4%でアカエフ大統領の得票率は74.8%。他の5人の候補を大きく引き離した。

タス通信によると、中央選管は同日未明、登場数の過半数を獲得したとしてアカエフ大統領の当選を認定した。投票率は暫定で76.29%。

大統領はメディアの独占や出馬資格の規定変更などで政敵を排除、事実上の政敵を排除、事実上の信任投票となった。29日にはビシケクの投票所で投票前から大統領の票が投票箱に入っていることが発覚。欧州安全保障協力機構(OSCE)などは選挙の公正さに疑義を唱えている。《共同通信》

【この日の民主党】

人権教育・啓発基本法案を提出~不当な差別・人権侵害の解消が目的

民主党は10月30日、国や自治体に人権政策の推進を義務づける「人権教育・啓発基本法案」を議員立法で衆院に提出した。

この法案は、「歴史的社会的理由により生活環境等の安定向上が阻害されている地域に係る差別をはじめとする社会的身分、門地、人種、信条、性別又は障害による不当な差別その他の人権侵害を解消すること」を目的に、人権に関する教育及び啓発に関し、政府が基本理念や基本計画を定めることを求めている。さらに、内閣府に内閣総理大臣を議長とした人権教育・啓発推進会議を設けて、人権政策担当を一元化することや、人権教育の指導員を養成・派遣、研修などの施策を盛り込んでいる。《民主党ニュース》



10月30日 その日のできごと(何の日)