平成4198日目

2000/07/06

【岡山金属バット母親殺人事件】17歳少年、秋田で逮捕

岡山県邑久町の県立邑久高校で6月21日、三年の少年(17)が野球部の後輩4人を金属バットで使って重軽傷を負わせ、自宅で母親(42)を撲殺した疑いが持たれている事件で、秋田県警本荘署は6日夕、岡山県警牛窓署捜査本部が殺人未遂、傷害容疑で指名手配していた少年を逮捕した。少年は後輩殴打の容疑を認め、「母親を殴った」と供述しているという。事件は発生から16日目で解決へ向かった。

少年の身柄は同日夜、空路と陸路で牛窓署に移送された。捜査本部は殴打事件、母親殺害事件の動機や逃走経路などを追及する。少年は自宅から自転車で逃走しており、秋田までの約1000キロを「ずっと自転車で走ってきた」と供述した。

秋田県警によると、秋田、山形県境付近の国道7号を走行中のトラックの運転手が同日昼ごろ、自転車の少年を目撃し携帯電話で通報。同県警が捜索して午後4時前、秋田県本荘市内で少年を発見、任意同行した。少年は名前を聞かれると「はい」と答え、指紋が一致したため同日午後5時半すぎ、署内で逮捕した。

少年は汗まみれで疲れた様子だったがけがはなく、逃走時とは異なる自転車に乗っていた。途中で盗んだとみられる。

調べでは、少年は6月21日午後4時35分ごろ、邑久高校の柔道場で部活中の二年生3人と一年生1人を金属バットで殴り、重軽傷を負わせた疑い。

約1時間後、岡山県長船町の少年の自宅で、母親が頭を殴られ死んでいるのが見つかった。後頭部を鈍器のようなもので殴られ、即死状態だった。

高校での事件の際に、少年が着ていたユニホームや、血が付いた金属バットが自宅に残されており、捜査本部は、学校から逃走した少年が帰宅し、母親もバットで殺害したとみている。

調べなどによると、少年は事件前日の20日、重傷を負った部員から「先輩は、(頭髪を丸刈りに)しないのか」と言われ、激しく反発。21日の練習中、同部員が一年生に「丸刈りにしろ」と声を掛けたことに逆上し、突然殴りかかったという。

少年は以前から後輩のからかいの対象とされており、重傷の部員は少年に柔道の技をかけるなど次第に行為をエスカレートさせていたとの証言もある。

指名手配されていた少年が6日、事件現場の岡山県邑久郡からから約1000キロ離れた秋田県警本荘署で逮捕された。におうほどに汚れた姿で見つかったという。マラソンが得意な少年は炎天下、自転車をこぎながら死亡した母親をどう思い、そして、どこまで走るつもりだったのだろうか。

自転車に乗った少年は前日の5日には新潟県内で、6日正午ごろには、山形県遊佐町の国道7号で、それぞれトラック運 転手が目撃していた。少年は日本海側を北上したとみられる。

少年は紺色のリュックを背負っていた。日に焼け、汗まみれで汚れ、疲れた様子だったという。

少年が北陸を通り秋田に向かったとすると、ここ一週間の北陸や東北の日本海側は、梅雨にしては雨量が少なく、曇りや晴れの日が多かった。6月30日には北陸地方は、30度を超える真夏日。アスファルトの照り返しが厳しい猛暑の中、自転車をこぎ続けたことになる。

事件発生の6月21日、少年は普段着姿で、布でできた袋のようなリュックを背負い、中には下着を1、2日分入れ、自宅から自転車で東に向かった。所持金はお年玉や小遣いなどをかき集めた5、6万円とみられていた。

約2週間もの間、夜露をどこでしのいだのか、何を食べていたのか。少年の人柄について関係者から事情を聴いた捜査員は「食パンだけでもがまんできるタイプ」「節約家で、1000円で1カ月でも、暮らせるような子」と話した。

少年はマラソン大会ではいつも上位で体力があり、「ひたすら走るのは、向いている。(しんが強いので)自殺するようなことはない」ともみていた。《共同通信》




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【雪印集団食中毒事件】社長が辞任表明

被害者が1万2000人を超える過去最大級の食中毒事件を起こした雪印乳業の石川哲朗社長(66)が6日、都内で記者会見し、基幹工場の一つで食中毒の原因の乳製品を製造した大阪工場について「厚生省から(製造過程の管理保証である)HACCP(総合衛生管理製造過程)が取り消された段階で、製品の供給をすべきではないと思う」と述べ、閉鎖する方針を明らかにした。

同時に「世間の皆様に大変ご迷惑をかけた。心からおわび申し上げたい」と陳謝し、食中毒被害者の拡大や虚偽説明などによる混乱の責任を取って9月末に引責辞任することを正式表明。生産部門関連の専務2人と取締役1人も辞任の意向を示していることを明らかにする一方、後任社長には西紘平常務(60)が就任すると発表した。主力商品のブランドが大きく傷ついたことで、業界首位の同社の経営が深刻な打撃を受けるのは必至だ。

今回の集団食中毒は、近畿地区を中心に被害者が過去最大級となった上、同社の説明が二転三転するなどして消費者側からの不信感が高まり、学校給食からの排除だけでなく、全国のスーパーやコンビニエンスストアで雪印製品を撤去する動きが広がっている。

同社は社内に事故調査委員会を設けて原因究明と再発防止策を検討していく考え。しかし「今の段階でどういう影響が出るか簡単に計算できない」(石川社長)と経営の先行きに対する不透明感はぬぐえず、株価も大幅安が続くなど厳しい状況になっている。石川社長は、業界団体の日本乳業協会の会長も辞任する考えを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の熊谷弘幹事長代理は6日、国会内で記者見し、政府、与党が野側の臨時国会召集要求に難色を示していることに関連して「この内閣は森喜朗首相の所信表明もなければ、国会審議もなく、次の内閣改造をもっておしまいになるという悪いジョークがはやっている。まさかそんなばかなことを考えているとは思わないが」と皮肉った。中川秀直新官房長官についても「臨時国会の開会は与野党の協議にゆだねると、リーダーシップのかけらも見られない」とバッサリ。第2次森内閣の不評もあってか意気軒高。《共同通信》

【中川秀直氏、青木幹雄氏】新旧官房長官が引き継ぎ

中川秀直、青木幹雄の新旧官房長官の事務引き継ぎが6日午後、首相官邸の官房長官室で行われた。両氏とも緊張気味で、黙々と引き継ぎ書に署名したが、中川氏が報道陣のカメラを意識して「表情が硬かったかな」と切り出すと、青木氏も「和やかにやりましょう」と応じ、がっちりと握手を交わした。

両氏はこれに先立ち、官邸大ホールで内閣官房の職員を前にあいさつ。青木氏は「災害に始まり、災害に終わり、激動の9カ月だった」と述べ、JCO臨界事故や有珠山噴火、小渕恵三前首相の死去などへの対応に追われた在任期間を感慨深そうに振り返った。

これに対し、中川氏は「青木前長官は的確な判断力、粘り強い調整能力、高い識見に基づき小渕、森両内閣を支えた。浅学非才ではあるが、前長官の業績を引き継いで内閣をもり立てたい」と抱負を語った。《共同通信》

【この日の民主党】

羽田孜幹事長サミット前の臨時国会開催を申し入れ

民主党の羽田孜幹事長は特別国会の最終日となった6日、国会内で開かれた4野党幹事長・書記局長会議に臨み、第2次森内閣の所信表明とそれに対する質疑などを行うため、速やかに臨時国会を開催するよう求めることで合意した。

羽田幹事長らは衆院議長にこの旨を申し入れ、来週月曜までに、政府・与党とも回答するよう求めた。

川端達夫国会対策委員長はじめ4党の国対委員長も、与党3党の国対委員長に会って、速やかな国会開会を申し入れ、官邸へ野党の意向を伝えるよう要請。これに対し、与党側は「一両日中に官邸に伝える」と答え、川端委員長らは月曜までに回答するよう求めた。

○幹事長会談の合意事項(骨子)は次のとおり。

「特別国会において、われわれは会期の延長を要求した。政府・与党がこれに応じず特別国会を終わらせたことは、国会の責任を放棄するもので、許しがたい行為である。次の項目を審議するため、速やかに臨時国会を開催することを求める」

1、第2次森内閣の所信表明とこれに対する質疑を行うこと。
2、中尾元建設大臣等公共事業汚職問題、税金による「そごう」救済問題等を集中的に審議すること。
3、九州・沖縄サミットに臨む政府の方針を審議すること。

建設省汚職疑惑解明へ質問主意書を提出=亀井自民政調会長の捜査干渉疑惑も

民主党は、中尾栄一元建設相の受託収賄事件をめぐり、「建設省汚職等疑惑解明プロジェクトチーム」を4日に設置。6日にはPT座長の前原誠司衆院議員(NC社会資本整備大臣)が綿貫衆議院議長に質問主意書を提出した。

主意書提出後、前原議員は、PT事務局長の安住淳衆院議員、事務局次長の小川敏夫参院議員、メンバーの長妻昭衆院議員とともに、党本部で記者会見し、主意書の内容を説明した。

質問主意書では、(1)平成8年5月に、東京・向島の料亭で開かれた中尾元建設相の就任祝いの宴会の出席者、費用など(2)同年7月に開かれた若築建設が主催したとされる宴会に竹下登元首相、実弟の竹下亘秘書(現衆院議員)、建設省幹部は出席したか(3)同年8月に同じ料亭で開かれた若築建設主催の宴会に中尾元建設相と同席した建設省幹部は誰か、会費は誰が負担したか――などを明らかにするよう求めている。

また、自民党の亀井静香政調会長が今月2日に出演したテレビ番組の中で、自らの事件関与を問われたのに対して、「私をひいきにしている人が検察に尋ねたところ、検察は絶対『それ(事情聴取)はない』と言っている」と発言したことも問題視し、検察庁職員が亀井氏に捜査情報を流した事実があるかどうかもただしている。

さらに、質問主意書では、構造的な「汚職の温床」となっている公共事業の発注システム、入札制度などの問題点を明らかにするため、建設省発注公共工事に関するさまざまなデータや、天下りの状況などを示すよう求めている。

党幹部による衆院選の総括討議開く=政策、代表発言などに率直な指摘あいつぐ

民主党は6日午後、都内のホテルで衆院選の総括討議を行い、常任幹事会、ネクストキャビネットのメンバーなど幹部約40人が参加した。

会議では、熊谷幹事長代理からの「議席数を一気に3割以上拡大するなど躍進したが、自公保の過半数割れを実現し、森政権を退陣させることができなかったことを謙虚に反省すべき」との提起を受けて、候補者擁立、争点・政策、選挙対策・戦術などについて自由に討議。さまざまな角度から厳しい意見が率直に出された。

出席メンバーからは、鳩山代表がテレビで「加藤紘一氏が自民党を離党すれば首相候補として擁立する」と受け取られるような発言をしたことについて、「戦っている最中に弱さを見せた」などと苦言が続出。鳩山代表は「仮定の話に答えてしまい、発言の真意が伝わらなかった」と陳謝した。

また、公約については、「生活に密着したテーマが少なかった」「15の公約は多すぎて散漫、かつ煮詰めが足りないから説明が困難」などの意見が出されたほか、「TV討論番組でのディベート力が弱かった」などの反省も出された。

また今回の選挙で健闘及ばず落選した候補者に対しての支援体制を次に向けて早急に整えるようにとの意見も相次いだ。《民主党ニュース》



7月6日 その日のできごと(何の日)