平成4187日目

2000/06/25

【第42回衆議院議員選挙】

政権選択を最大の争点にした第42回衆院選は20日、投開票された。自民党は前回選挙時勢力を下回り233議席で単独過半数(241議席)一には達しなかったが、公明、保守を加えた与党3党で271議席を確保、絶対安定多数(269議席)を上回った。3与党は連立政権を堅持し、森喜朗首相の続投が確実となった。

民主党は解散時勢力を上回る127議席を獲得して躍進。公明党は31、共産党は20で共に敗北した。自由党は22、社民党は19で解散時勢力を上回り健闘した。保守は7議席にとどまり、大きく後退した。このほか無所属の会5、自由連合1、無所属15、解散時5だった改革クラブは議席を失った。

自治省発表の最終確定投票率は62.49%で、前回59.65%(いずれも小選挙区)を上回ることが確実となった。女性の進出が目立ち、計35人と現憲法下で過去最高となった。

3与党選挙協力は32小選挙区で展開され、16選挙区で勝利を収めた。与党内対決では、12選挙区のうち自民党が6選挙区で勝ち、残り6選挙区は共倒れとなった。

現職閣僚では自民の玉沢徳一郎農相(岩手1区)、深谷隆司通産相(東京2区)、元蔵相で無所属の武村正義氏(滋賀2区)、公明党の草川昭三国対委員長(愛知6区)が落選した。

衆院は小選挙区300、10ブロックの比例代表180の計480議席。今回、比例代表は定数が20削減された。在外、洋上投票が初めて実施された。《共同通信》

通産相の深谷隆司氏(64)や農相の玉沢徳一郎氏(62)、元通産相の与謝野馨氏(61)、元官房長官でさきがけ代表の武村正義氏(65)−。各地の小選挙区では、現職の閣僚や閣僚経験者、政党代表といった大物政治家が相次いで落選、世代交代の風が吹き荒れた。

自民の深谷氏は東京2区で、民主の中山義活氏(55)に敗れた。深谷氏はこれまで8回当選、郵政相や自治相なども務めた。

自民の玉沢氏は岩手1区で、26歳下の自由候補に敗退。「戦いはわれに利あらず、不徳のいたすところです」と肩を落とした。

自民の与謝野氏は東京1区で、民主の海江田万里氏(51)に及ばず「支持者におわびとお礼を申し上げます」と目を潤ませた。

武村氏は滋賀2区で、自民新人候補の前に涙をのんだ。「病気を患い、準備が十分でなかったとしても、努力が足りなかった」と敗北宣言。かつて旋風を巻き起こした政党が消滅に向かうのは確実で、今後については「支持者と相談して決めたい」と話しただけだった。

自民の前金融担当相越智通雄氏は東京6区で、民主の石井紘基氏(59)に敗退。東京5区では、自民の元文相小杉隆氏(64)が民主新人に及ばなかった。

このほか、元北海道・沖縄開発庁長官の粕屋茂氏(74)=東京7区、建設相や通産相を務めた中尾栄一氏(70)=山梨1区、元防衛庁長官の愛知和夫氏(62)=宮城1区、元自治相の白川勝彦氏(55)=新潟6区=の自民4人が民主候補に敗退。

元防衛庁長官で保守の中西啓介氏(59)は和歌山1区で元県議の無所属候補に敗れた。《共同通信》

「6月25日は父の63回目の誕生日です。父への何よりの誕生日プレゼントになりました」。故小渕恵三前首相の地元、群馬5区で初当選を果たした二女の小渕優子さんが群馬県渋川市の祝勝会で、自信に満ちた表情であいさつをすると雨の中待ち続けた支持者から大きな拍手が沸いた。

初当選の年齢も父と同じ26歳。優子さんは、「今日、政治家小渕優子として皆さまから命を授かりました。一日も早く、一人前の政治家になれるように努力します」と抱負を語った。

優子さんは前首相が脳梗塞に倒れた時は英国に語学留学中。帰国後、病床で看病しながら「父の夢を眠らせてはいけない」と立候補を決意したという。

祖父の光平氏、父の恵三氏に続く「三世」候補で、世襲批判もあった。公示後は運動靴で走り回り、168センチの長身を折り曲げて有権者と握手を交わし、支持を広げた。

竹下登元首相の引退、死去後の「竹下王国」を守ろうとする自民党と、「対自民」の象徴区と位置付けた民主党が激しい選挙戦を展開した島根2区は、元首相の弟で自民新人の竹下亘さんが大差で初当選を決めた。

亘さんは25日夜、同県出雲市内の事務所で支持者らに「まさか喪章をつけての選挙戦になるとは思わなかった。兄の霊前に『勝ったよ』と報告したい」とあいさつし、喜びをかみしめた。

「ふるさとへの思いをしっかり受け止め、活動していきたい」とし、元首相の“ふるさと創生”を継承していく考えを示した。

「父の引退を受け、地元の人に自らの考えを訴えてきた。当選が現実のものとなり、万感胸に迫るものがある」。官房長官、自民党幹事長などを務め6日に急死した父親の故梶山静六氏の地盤を引き継ぎ、茨城4区で初当選した長男弘志さんは25日、茨城県常陸太田市の事務所で喜びをかみしめた。

「当選確実」の報は午後8時50分すぎ、開票が始まって間もなく入った。会場は数百人の支援者の歓声と拍手に包まれた。弘志さんは緊張した面もちで壇上に上がり「ありがとうございました」と深々と一礼をした。《共同通信》




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【ボクシング】WBCバンタム級タイトル戦

世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトトルマッチ12回戦は25日、兵庫県の高砂市総合体育館で行われ、挑戦者で同級8位の西岡利晃(JM加古川)は、チャンピオンのウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)に0−3の判定で敗れ、タイルトル奪取はならなかった。ウィラポンは4度目の防衛に成功した。

西岡の戦績は24戦20勝(12KO)3敗1分け、ウィラポンは28戦27勝(19KO)1敗となった。

世界初挑戦の西岡は、フットワークを使ってウィラポンをけん制。しかし積極性を欠き、鋭い右を上下に打ち分ける王者に中盤以降は完全にペースを握られて判定負けした。

日本の世界王者は、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級の戸高秀樹(緑)と同ライト級の畑山隆則(横浜光)の2人。《共同通信》

【米・クリントン大統領】朝鮮戦争50年で演説

朝鮮戦争発生から50周年に当たる25日、クリントン米大統領はワシントン市内での記念式典で退役軍人らを前に演説、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との初の南北首脳会談に触れ「歴史的な会談で、朝鮮半島で、違った未来への希望が生まれた」と述べ、緊張緩和への期待を表明した。

大統領は「米国が朝鮮半島に軍隊を駐留させることで平和が保たれてきた。朝鮮半島はまだ緊張状態にある」とも述べ、3万7000人の在韓米軍を維持する重要性を強調した。「(金大中・韓国大統領も)幻想を抱いていない」とも指摘、対北朝鮮政策で米韓両国の足並みが一致していることをあらためて強調した。

一方、ワシントン郊外のアーリントン国立墓地でも同日、戦没者を追悼する式典が行われた。ゴア副大統領が「無名戦士の墓」に献花後に演説、南北首脳会談の成功で、朝鮮戦争から50年以上を経て朝鮮半島で和平が達成される可能性が出てきたことを指摘した。

1950年から53年まで続いた朝鮮戦争では、米兵3万3000人以上が戦死、10万人以上が負傷した。《共同通信》

【この日の民主党】

[衆院選]民主党127議席に大きく躍進

第42回衆議院議員選挙の投・開票が25日におこなわれ、「国民1人ひとりの良識が見事に示された結果」(鳩山代表)、民主党は公示前の95議席から127議席へと、議席を大きく伸ばした(小選挙区80・比例47)。推薦候補者も17人のうち5人が小選挙区での当選を決めた。

民主党は投票率が65%をこえることをめざしたが、実際には戦後2番目に低い62.49%にとどまった。しかし、そんななかで、東海・近畿ブロックではそれぞれ7小選挙区、東京・南関東ブロックでは6小選挙区で勝利を収めるなど、都市部での健闘が光った。

これに対し、自公保与党3党はそろって議席を大きく後退させ、与党全体で60議席以上減らして公示前勢力の325を大幅に割り込んだ。自民党単独では過半数に届かなかった。

この結果を受け、鳩山代表は「二大政党政治の定着に向けて大きな一歩が切り開かれた」、菅政調会長も「2年前の参院選に続き、基礎固めができた。2歩目の前進だ」と胸を張った。また、自民党を過半数割れに追い込めなかったことについては、「行く先々で国民のみなさんの不安を実感したが、それが結果に表れていないのが残念。率直に反省しなければならない」(羽田幹事長)と受け止めた。

鳩山代表は25日深夜の会見で、「民主党に対する期待感を国民のみなさんが示してくださった」と述べるいっぽう、「21世紀を目前にした最後の総選挙で、自公保政権に対して多くの国民がこのままではいけないという意思表示をしたのではないか」と分析。さらに、選挙結果の大勢が判明した26日未明の会見で、「与党や他の政党が責任政党として果たしていないこと――経済や社会、財政的な改革の道筋を具体的に示したのが民主党ではなかったか。公共事業を10年間で3割削減する、国と地方のあり方、課税最低限の引き下げなど、民主党だけが国民の良識を信じ、正しいことを訴えた。組織による大きな圧力の戦いのなかで、前回は惜敗で当選した候補者が今回は小選挙区で勝ち上がるなど、民主党はよく戦った」と、笑顔で民主党の戦いを評価。

返す刀で、与党3党が議席を大幅に減らしたことについて「国民は政策合意なき数合わせ政権にうさんくささを感じている。民主党はこれからも単なる数合わせはしない」と改めて強調。そのうえで、「自公保の惨敗のなかで、国民にさらに良識を示し、森総理の続投を国民が期待しているのかどうかを含め国民と議論し、早期の解散を求めていきたい」との考えを明らかにした。《民主党ニュース》



6月25日 その日のできごと(何の日)