平成4188日目

2000/06/26

この日のできごと(何の日)

【三宅島】噴火の恐れ

気象庁は26日午後7時半すぎ、伊豆諸島・三宅島で地震が多発し、噴火の恐れがあるとの緊急火山情報を出した。火山噴火予知連絡会は「過去の例から見て、地震の発生から噴火まであまり時間がない。島の南部では噴火に伴う溶岩の流出に対し、警戒が必要」と呼び掛けた。

三宅村(人口約3800人)は同日夜、島西部の阿古地区と南東部の坪田地区の住民に避難を勧告。2362人が島北部の三宅小中学校などに避難した。

政府は首相官邸別館の危機管理センターに官邸連絡室を設置。海上保安庁はリコプター搭載型巡視船など15隻を、防衛庁は相模湾で訓練中の海上自衛隊の護衛艦「しらね」など13隻を三宅島に向かわせ、島外への住民避難に備えた。

警察庁は災害警備本部、監視庁は総合警備本部をそれぞれ置き、東京都は青山副知事を現地に派遣し対策に当たらせた。

気象庁によると、同日午後6時半ごろから三宅島で地震が多発した。午後6時から27日午前0時までに990回発生、うち体に惑じる地震は122回に上った。26日午後11時27分ごろには、阿古地区で最大規模の震度3を観測した。

火山噴火予知連によると、震源は三宅島南西部を中心に分布し、火山活動は活発化。阿古、坪田地区では傾斜計のデータに変化が続いており、島の南西部に、マグマが入り込んでいる可能性が高く、南東部の可能性も否定できないという。

予知連の井田喜明会長は会見で「溶岩流が海に違した際やマグマが上昇する過程で水蒸気爆発が発生する恐れがある」と述べた。《共同通信》

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【大相撲名古屋場所】番付発表

日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9−23日・愛知県体育館)の番付を発表し、雅山の大関昇進で武蔵川部屋は武蔵丸、出島、武双山と合わせ、史上初めて1横綱、3大関を占めた。

横綱は東正位が曙で、もう一人の東が先場所全休した武蔵丸。西は貴乃花。大関は東が千代大海と出島で、西に雅山と武双山が座った。武双山は新大関の先場所を腰痛で全休したため、今場所はかど番となる。

関脇は魁皇、栃東、貴ノ浪の三人。魁皇の関脇在位21場所は昭和以降で1位タイ。先場所を14勝1敗で制した魁皇は大関とりが懸かる。2場所連続の負け越しで、二度目の関脇転落となった貴ノ浪は、今場所10勝以上挙げれば、再び大関に復帰できる。小結は土佐ノ海と玉春日。

新入幕は日大出身の高見盛、米国セントルイス出身の戦闘竜、安美錦の三人で、再入幕は皇司。戦闘竜は米本土出身では初の幕内力士となった。新十両は富風と高浜改め浜錦の二人。また、寺尾は90場所連続で務めた幕内から転落した。《共同通信》

【歌手・村田英雄さん】結婚披露宴

演歌歌手の村田英雄さん(71)が26日、大阪市内のホテルで結婚披露宴を開き、再婚相手の石田須真子さんとともに記者会見した。長く糖尿病を患い両足を切断、義足で歩けるまでに回復した村田さんは「人生の終着駅をようやく見つけた」と語った。《共同通信》

【替え玉保険金殺人事件】53歳会社社長を逮捕

愛知県弥富町で交通事故を装い、自分の替え玉として無職Aさん(52)を殺害したとされる事件で、愛知県警蟹江署捜査本部は26日、殺人容疑で指名手配していた会社社長、B容疑者(53)を長野県上山田町で発見、逮捕した。

B容疑者は「事故を起こして死なせてしまった。殺すつもりはなかった」と殺意だけでなく、知人のAさんを自分の替え玉として殺害した容疑も否認している。《共同通信》

【森喜朗首相】政権継続へ決意

自民党の森喜朗総裁(首相)は26日午後、衆院選結果を受けて党本部で記者会見し、自公保3与党で絶対安定多数を確保したことを踏まえて「引き続き政権を担当せよ、と言うのが今回の選挙の民意だ。国民への重責を果たしたい」と述べ、引き続き政権を担う決意を表明した。《共同通信》

【与党3党】党首会談

自民、公明、保守の与党3党は26日、衆院選の結果を受け国会内で党首会談を開き、連立政権の継続で一致、3党首は総選挙の統一公約実行と「安易な増税に向かうのではなく行財政改革が重要」とする新たな合意書に署名した。森喜朗首相の続投と、首相指名の特別国会を7月4日に召集、同日中に第二次森内閣を発足させる段取りも確認した。

政局の焦点は新政権人事に移るが、自民党内で動向が注目されていた非主流派の加藤、山崎両派がそれぞれ26日の緊急幹部会で森首相の続投支持を決定したことから、首相は「挙党態勢」づくりを念頭に人事を詰めたい考えだ。

首相は、主要国首脳会議(沖縄サミット)に備え、宮澤喜一蔵相と河野洋平外相を再任する。両相以外は本格的な「森カラー」を出すためIT(情報技術)担当相の新設を含め全面的に刷新する見通し。

扇千景保守党党首の入閣や景気対策の一貫性から堺屋太一経企庁長官の再任も検討されている。

一方、自民党の野中広務幹事長は加藤派の加藤紘一会長に電話で森政権への協力を要請した。加藤氏は記者団に「自公保体制も数が足りない時はあり得る」と述べ、連立を容認する意向を明らかにした。山崎派は緊急幹部会で①総主流派体制による難局乗り切り②衆院で無所属当選者の入党で自民党単独過半数を維持する−を申し合わせた。《共同通信》



6月26日 その日のできごと(何の日)