平成4148日目

2000/05/17

この日のできごと(何の日)

【森喜朗首相】神の国発言を国会で陳謝

森喜朗首相は17日午後の参院本会議で、「神の国」発言について「日本国憲法の主権在民、信教の自由を順守するのは当然であり、誤解が生じたとすれば申し訳なく、おわびする」と正式に陳謝した。「天皇中心の神の国」との発言の真意について、首相は「天皇が神であるとの趣旨で発言したのではない。天皇は現在、日本国、日本国民統合の象徴と申し上げた。主権在民に反することを申し上げたものではない」と説明したが、発言の撤回には言及しなかった。

同日の本会議は特定放射性廃棄物最終処理法案をめぐる趣旨説明が行われたが、最初に質問に立った民主党の足立良平氏が、神の国発言について「憲法の国民主権の原則に反し、失言では済まされない」と批判。これに対し、与党が「議案と関係ない質問が多すぎる」と反発して紛糾したため休憩に入り、2時間余りにわたって中断した。

本会議が紛糾したのを受け、民主党は議員総会を開き、鳩山由紀夫代表が「首相たる資格があるかどうかの質問で(神の国発言は)単なる謝罪、誤解で済む話ではない」と与党の姿勢を批判。同日午後、4野党の幹事長・書記局長会談を開いて対決姿勢を確認する。

これに先立ち、首相は17日午前、記者団に「発言の真意が正しく伝わっていないので、誤解を受けている面についてはおわび申し上げるが、発言を取り消すことではありません」と発言を撤回する考えのないことをあらためて示した。

また「日本の悠久の伝統文化を指して言ったことだ。今の天皇は憲法で象徴天皇制と定められているわけで、それを否定したり、昔の意識で言っているわけではない」と釈明した。《共同通信》

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【J1】第1ステージ第13節

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第13節(17日・国立競技場ほか=8試合)横浜F・マリノスが川崎フロンターレに4−1で快勝、3連勝で勝ち点を27に伸ばして首位を堅持した。

2位のセレッソ大阪も4−2でアビスパ福岡を下して勝ち点26。横浜とC大阪は20日の次節(三ツ沢)で直接対決するが、ここで横浜が90分で勝ち、1試合少ない4位の清水エスパルスが引き分けか敗れると、横浜の優勝が決まる。

横浜はエジミウソンの2得点などで圧倒、川崎Fは5連敗(1分けを挟む)。C大阪は得点ランク1位の森島の2ゴールなどで逆転勝ちした。東京はジェフ市原を3−1で退けて勝ち23。アジアクラブ選手権出場などで試合数が一つ少ない清水と磐田はともに敗れ、勝ち点22と20で優勝争いから一歩後退した。《共同通信》

【大相撲夏場所】11日目

大相撲夏場所11日目(17日・両国国技館)両横綱と小結魁皇が1敗を守り、優勝争いのトップは三人となった。横綱は貴乃花が旭鷲山を押し倒し、曙は琴竜を寄り切った。魁皇は新入幕の栃乃花との1敗同士の対戦を小手投げで制した。大関では千代大海が小城錦を突き出し9勝目。かど番の貴ノ浪は出島との大関対決に寄り倒しで敗れ、5敗目を喫した。出島は7勝目。大関とりの懸かる雅山と、栃東の両関脇はそろって給金を直した。この結果、1敗の三人を1差で千代大海と栃乃花が追う展開となった。十両は若の里が1敗で単独トップを守った。《共同通信》

【野党】首相退陣を要求

民主、共産、自由、社民の野党4党は17日午後、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、「神の国」発言に対する森喜朗首相の陳謝を受け入れず、首相の即時退陣を求めていくことで一致した。

4党の党首も記者会見などで「陳謝は開き直りの発言だ」(鳩山由紀夫民主党代表)と強く批判。民主党が提出を検討している内閣不信任決議案について、4野党で取り扱いを協議する局面も予想されそうだ。

これに対し、与党側は事態の収拾に向け、公明党が陳謝を了承。自民党は衆院解散・総選挙を含む今後の政治日程協議のため、18日に与野党党首会談を開催するよう野党各党に申し入れた。民主党は党首会談の場で退陣を要求するとしてこれに応じることを決めたが、共産、自由、社民3党は拒否。「6月総選挙」をにらみ、対決姿勢を強めた。

野党の幹事長・書記局長会談では、首相の「日本は天皇中心の神の国」とした発言について①国民主権、信教の自由に反する②他国への侵略の思想的根拠となった考え方−との認識で一致。憲法の基本理念に反していることを確認した。

また、青木幹雄官房長官の首相臨時代理就任問題、中村喜四郎元建設相が宮澤喜一蔵相(当時は首相)から現金300万円を受け取ったと公判で述べたことも併せて追及するため、衆参両院の予算委員会での集中審議と、党首討論の実施を求めることにした。与野党党首会談の開催は、自民党の古賀誠国対委員長が17日午後、野党4党に個別に申し入れた。《共同通信》

【宮澤喜一蔵相】GDP次第で補正予算

宮澤喜一蔵相は17日の記者会見で、今年度に補正予算を編成する必要性について「9月10日ごろに発表される4−6月の国内総生産(GDP)を見てから判断したい」と語った。景気の先行きが依然として不透明であることから、状況に応じ弾力的に財政運営を進める意向を表明した形で、「補正は必要ない」と強調してきたこれまでの立場を修正した。

蔵相は、1−3月のGDPに関しては「(高い伸びを示すという)想定が間違っていることにはならない」と述べ、高成長に自信を見せたが、4−6月は「1−3月に続いて消費が順調という部分が見えない。雇用なども注視しなければならない」との不安をのぞかせた。その上で「4−6月のGDP発表の時期にやるかやらないか判断しても遅くない」と語り、景気の腰折れが懸念される場合は、大型補正もあり得るとの考えを明らかにした。《共同通信》

【ロシア下院】カシヤノフ首相を承認

ロシア下院(定数450)は17日、プーチン大統領が新政権の初代首相に指名した若手実務官僚、ミハイル・カシヤノフ首相代行(42)に対する承認採決を行い、賛成325、反対55、棄権15の圧倒的賛成多数で新首相に承認した。これを受け大統領は同氏を正式任命した。

今回の賛成票は歴代首相に対する下院の承認採決では過去最高で、プーチン大統領の下院での支持基盤の強さをあらためて裏付けた。

大統領は組閣作業に本格的に着手する方針。新政権が策定中の長期経済戦略の行方とも絡み、財政・金融担当の副首相ポストなど経済閣僚の布陣が今後の焦点となる。新内閣は今月中に正式に発足する見通し。

プーチン大統領は大統領主導で国家再建に当たる構えで、実務型の内閣を目指すとみられる。

カシヤノフ新首相は審議冒頭の演説で税制や金融制度の改革、土地法改正などを政府の課題に挙げ、議会の合意を得ながら改革を進めると表明。経済戦略は6月初めに策定する方針を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

「首相発言は国際的に恥ずかしい」女性議員有志が首相に辞任要求を突きつけ

民主党と社民党の女性国会議員有志6人は17日、首相官邸を訪れ、ただちに首相を辞任するよう申し入れる文書を秘書官に手渡した。竹村泰子、笹野貞子両参議院議員、松本惟子衆議院議員が参加した。

申し入れの趣旨は、(1)森首相の「天皇を中心とする神の国」発言は憲法の国民主権・政教分離・基本的人権の尊重規定に反し、このような考えのもち主が首相であることは行政権の行使を大きくゆがめる(2)一部雑誌等で報道されている首相の売春疑惑やセクシュアル・ハラスメント疑惑に見られるような根深い性差別意識をもっているとしたら問題というもの。首相や官房長官が応対しなかったため、後日、文書で回答するよう求めた。

申し入れを終えて国会内で記者会見した笹野参院議員は「(神の国発言は)憲法調査会の議論の最中の重大な発言で、見過ごすことができない。憲法の遵守義務を負っている首相として不適格だ。サミットなどを控え、首相のレベルが問われている時期にこんなことが問題になり国際的に恥ずかしい限り」と憤りをあらわにした。

3点セット集中審議要求などで合意=4野党幹事長・書記局長会議

民主党の羽田幹事長は17日、2度にわたって国会内で開かれた4野党幹事長・書記局長会談に臨み、森首相の「神の国」発言などについて対応を話し合った。その結果、4野党は(1)首相発言は主権在民を否定するもの。「神国日本」は戦争の精神的な支柱になったもので、首相の資格がない。森首相の即時退陣を要求する(2)神の国発言、青木官房長官問題、宮沢蔵相問題はきわめて問題。徹底的に追及する(3)そのため、テーマをこの3点にしぼった予算委員会の集中審議と党首討論の開催を要求する――の3点で合意した。

「『臨時代理』の言葉なし」仙谷企画局長、官房長官から引き出す

民主党の仙谷由人企画局長は17日、衆院内閣委員会で質問に立ち、青木官房長官から「(病床の小渕前首相との間のやりとりで、総理大臣)臨時代理という言葉は一切でていない」との答弁を引きだした。

仙谷議員は、官房長官が4月3日の会見で「有珠山の噴火対策などもあり、一刻もゆるがせにできないので、検査結果によっては、青木官房長官が臨時代理の任にあたるように」と前首相から指示を受けたと述べたことを取りあげ、その通りの発言があったかどうか、事実を明らかにするよう要求。

これに対し、青木官房長官は「衆参本会議で答弁した『有珠山の問題もあり、何かあれば万事よろしく頼む』という言葉を、臨時代理にあたるようにと受け取った。この解釈に間違いない」などと繰り返していたが、仙谷議員の重ねての厳しい追及に、発言はなかったと認めざるを得なくなった。《民主党ニュース》



5月17日 その日のできごと(何の日)