平成4082日目

2000/03/12

この日のできごと(何の日)

【WBAライト級タイトル戦】坂本博之選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ライト級タイトルマッチ12回戦は12日、東京・両国国技館で行われ、挑戦者で同級12位の坂本博之(角海老宝石)はチャンピオンのヒルベルト・セラノ(ベネズエラ)に5回2分27秒、TKOで敗れ、3度目の世界挑戦も失敗に終わった。

坂本は1回、いきなり右フックで先制のダウンを奪い、さらにフックで2度目のダウンを与えた。絶好のKOチャンスだったが、攻めきれなかった。2回以降はセラノの多彩な左攻撃に悩まされ、5回、両目付近が大きくはれ、ストップがかかった。4回までは3人のジャッジがそろって坂本の2点リードという逆転負けだった。

セラノは初防衛に成功。坂本の戦績は39戦35勝(25KO)4敗。日本選手の現役世界王者はWBA世界スーパーフライ級の戸高秀樹(緑)だけ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【名古屋国際女子マラソン】高橋尚子選手、2年ぶり2度目の優勝

シドニー五輪女子マラソンの日本代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンは12日、名古屋市の瑞穂陸上競技場を発着点に行われ、2時間21分47秒の日本最高記録を持つ高橋尚子(27)=積水化学=が2時間22分19秒で2年ぶり2度目の優勝を果たし、五輪代表を決定的にした。

昨夏の世界選手権銀メダルの市橋有里(22)=住友VISA=が3人の五輪代表のうちの一人に内定し、残る切符は二枚。昨年の世界選手権を欠場し、1998年バンコク・アジア大会以来のマラソンとなった高橋は、向かい風の前半は自重したが、後半のペースアップでばん回する見事なレース運びで、代表入りをアピール。選考会の成績と実績で最有力候補に躍り出た。《共同通信》

【大相撲春場所】初日

大相撲春場所初日(12日・大阪府立体育会館)4横綱がそろって出場。負け越した昨年秋場所以来の出場の若乃花は、和歌乃山を肩透かしで破って白星スタートを切ったが、貴乃花は小結土佐ノ海に引き落としで敗れた。休場明けの武蔵丸は旭鷲山を、曙は小結魁皇をともに寄り切った。大関昇進を目指す関脇武双山は、琴竜を力強く押し出した。3大関は安泰。出島は玉春日を、千代大海は関脇栃東をともに押し出し、大関復帰を果たした貴ノ浪は旭天鵬を寄り切った。新関脇の雅山と新入幕の追風海も白星発進となった。《共同通信》

【ゴルフ】東建コーポレーション・カップ最終日

東建コーポレーション・カップ最終日(12日・鹿児島県祁答院GC=7135ヤード、パー72)1打差の3位から出た芹沢信雄が70で回り、通算7アンダー、281で4年ぶりの優勝を果たした。40歳の芹沢はツアー通算5勝目。賞金2000万円を獲得した。

各選手とも難しいピン位置に苦しむ中、芹沢は終盤まで桑原克典、東聡らと優勝争いを展開。芹沢は17番で4メートルのパーパットをねじ込んだのに続き、18番でピン1メートルあまりにつけてバーディーを奪い、接戦を制した。

この日70の東と、72の桑原が1打差の2位。川岸良兼、伊沢利光、前日首位の西川哲ら5人が、さらに1打差の4位だった。《共同通信》

【台湾総統選挙】中国、陳氏への個人攻撃本格化

12日夜の北京放送によると、中国の時事週刊誌、瞭望の最新号(13日発売)は、台湾住民に対し総統選で野党、民主進歩党の陳水扁・前台北市長に投票をしないよう暗に呼び掛けた評論員論文を掲載する。

名指しこそしていないが、論文の中にある「台湾独立を主張する候補」が陳氏を指すのは明らか。陳氏優勢の報道に危機感を強めた中国指導部が個人攻撃を本格化させたとみられる。

論文は「台湾独立が戦争を意味するとよく分かっている政客が、2000万人の台湾住民の幸せをもてあそび、かけ事に用い、自らの政治的野心を実現しようとしている」と陳氏を強く批判。

さらに「台湾住民はきっと慎重で正しい選択をし、平和統一のため自らの力を尽くすだろう」と述べ、中国が統一交渉を進めやすい相手とみる国民党の連戦候補(副総統)らへの投票を暗に求めた。《共同通信》

台湾総統選挙は選挙戦最後の日曜日となった12日、有力3候補のうち国民党の連戦候補(副総統)と党綱領に「台湾独立」を掲げる野党、民主進歩党の陳水扁候補(前台北市長)の両陣営が南部の高雄市で大規模な集会を開いて激突、無所属の宋楚瑜候補(前台湾省長)の陣営も中部の彰化市で集会を開いた。《共同通信》

【この日の民主党】

「国家公安委直属の監察機関を」菅政調会長がNHK日曜討論で

民主党の菅直人政調会長は12日朝のNHKテレビ番組「日曜討論」に出演し、警察の不祥事や国家公安委員会のあり方について、与野党各党の代表者と意見を交わした。

この中で、菅政調会長は、新潟県警本部長らの処分をめぐって国家公安委員会が持ち回りで行われたことに対して、「(会議の開き方を明確に定めた)警察法第11条に違反する」と指摘。「国家公安委員会は人と運営面、両方の改善が必要だ」として、責任の明確化、国会への説明義務、会議内容の情報公開などを求めた。

また「運が悪かったなどと言っている、小渕首相の認識がまず問題だ」と、この間の首相の対応を批判。保利国家公安委員長の罷免を重ねて求めた。5人の国家公安委員に対しても「今回の処置が適切だったかどうか、自分の胸に手を当てて考えてほしい」と述べた。

さらに、自由党の出席者が国会公安委員長の権限拡大を提案したのに対し、「重要なことだが、同時に危ないことだ。戦前のようなことになってはならない。国民が国会警察ではなく、国民警察を求めている」と、否定的な見解を示した。

そして、監察制度については、「公安委員そのものにオンブズマン的役割が求められている」として、(1)国家公安委員会に直属の監察機関を作る(2)行政の内部監察には限界があり、国会に行政監視院をもうけ、すべての行政と同様に警察もチェックするべき–と提案した。《民主党ニュース》



3月12日 その日のできごと(何の日)