平成3983日目
1999/12/04
この日のできごと(何の日)
【山形新幹線】新庄延伸開業
山形新幹線の山形ー新庄の延長区間(61.5キロ)が4日、開業した。東北、上越両新幹線の延長開業時に、東京乗り入れ計画が決まっていた中で大宮駅(埼玉県)が暫定的に終発着駅になった例はあるが、最終的に県庁所在地以外の駅が新幹線のターミナルになるのは初めて。
つばさ(7両編成)が、東京駅と山形県北部の新庄駅との間を一日8往復。最速3時間5分で結び、山形駅で在来特急に乗り継いでいた時より約30分短縮される。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【東福岡高・田中賢介内野手】日本ハム入団決定
日本ハムがドラフト2位で指名した東福岡高(福岡)の田中賢介内野手(18)=176センチ、76キロ、右投げ左打ち=の入団が4日、決まった。三沢編成部長らが福岡市内のホテルで本人、両親らと交渉し、契約金が8000万円プラス出来高1000万円、年俸800万円で仮契約した。田中は「走攻守の三拍子そろったところを見てもらいたい」と抱負を話した。(金額は推定)《共同通信》
【Jリーグ・チャンピオンシップ】第1戦
サッカーJリーグの年度王者を決めるサントリー・チャンピオンシップ、ジュビロ磐田−清水エスパルス第1戦は4日、静岡県磐田市のジュビロ磐田スタジアムで行われ、磐田が延長前半8分に中山のPKによるVゴールで決勝点を奪い、2−1で先勝した。
序盤から小気味よく攻め合った。磐田が前半30分に中山のヘディングで先制すると、4分後に清水が沢登のシュートで追いつき、一進一退の攻防が続いた。磐田は後半の半ばすぎから主導権を握り、延長に入っても勢いは変わらなかった。第2戦は11日に清水の本拠地の日本平運動公園球技場で行われる。《共同通信》
【フィギュア・NHK杯】第3日
フィギュアスケートのグランプリ(GP)第6戦、NHK杯国際競技会第3日は4日、名古屋市総合体育館で行われ、男子シングルはエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が2連覇し、今季のGP3勝目をマークした。
昨季の世界選手権2位のプルシェンコは、4回転−3回転−2回転のコンビネーションを含む難ジャンプを鮮やかに決め、演技点で2人のジャッジから6点満点を得た。
本田武史(法大)は4回転ジャンプが2回転になるなど振るわず、ショートプログラム(SP)での8位から6位まで盛り返すのが精いっぱい。田村岳斗(東北学院大)は7位だった。
ペアは欧州チャンピオンのマリア・ペトロワ、アレクセイ・ティホノフ組(ロシア)がSP2位から逆転で優勝し今季のGPで3勝目。アイスダンスは長野五輪銅メダルのマリナ・アニシナ、グェンダル・ペーゼラ組(フランス)がレベルの高い演技で2連覇した。
【WBAミニマム級暫定王座決定戦】安部悟選手、戴冠ならず
世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級暫定王座決定戦12回戦は4日、名古屋市稲永スポーツセンターで行われ、同級4位の安部惜(松田)は、同級5位のジョマ・ガンボア(フィリピン)に6回1分でKO負けした。初の世界戦だった安部の戦績は27戦23勝(10KO)3敗1分け。ガンボアは4度目の世界戦でダイトルを獲得し、戦績を33戦27勝(20KO)5敗1分けとした。
この試合は、安部が挑戦するはずだった正規チャンピオンのノエル・アランブレット(ベネズエラ)が体調不良で来日できず、急きよ暫定王座決定戦に変更になった。ガンボアは原則的に90日以内に、アランブレットと王座統一戦を行う義務がある。
日本選手の現役世界王者はWBAスーパーフライ級の戸高秀樹(緑)一人だけ。
安部は6回、ガンボアの左右の強打でダウンを喫すると立ち上がれなかった。《共同通信》
【スピードスケート・W杯】短距離第2戦
スピードスケートのワールドカップ(W杯)短距離第2戦、ワルシャワ大会第1日は4日、男女各2種目を行い、強風の中、男子500メートルで清水宏保(NEC)が36秒66で勝ち、今季W杯2勝目を挙げた。W杯通算では21勝で、堀井学(PJMジャパン)の持つW杯日本選手最多勝利に並んだ。
2位はジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)で、堀井が37秒12で3位に入った。
女子500メートルでは岡崎朋美(富士急)が40秒52で今季初優勝、W杯通算8勝目をマーク。2位には今季好調の三宮恵利子(富士急)が40秒56で続いた。3位はモニク・ガルブレヒト(ドイツ)で、新鋭の大菅小百合(三協精機)が6位だった。《共同通信》
【自民党・小泉純一郎元厚相】自自党首を切り捨て
自民党の小泉純一郎元厚相は4日発売される月刊「現代」のインタビュー記事で、自由党の小沢一郎党首について「政策が一致しないから離脱すると言っている張本人が、背反する合流、復党を言い出している。野球に例えるなら一塁アウトになる可能性があるから、三塁に走りだし、セーフと言い張っているようなもの」と切り捨てている。
小泉氏は総選挙になれば、「自自公連立政権が国民からそっぽを向かれ、政界は大激動に見舞われる。私が行動を起こすのはそのとき」と「予言」。
小渕恵三首相についても「介護保険の見直し騒動ひとつとっても、無定見、無原則、無節操」と批判。自自公連立体制は「数の論理だけを優先」「解消したほうがいい」と主張した。
小泉氏は、自由党が介護保険の財源で税方式を主張したのは存在感誇示のためとだと決めつけ、自由党と関係の深い亀井静香政調会長が呼応し、政局になることを嫌った党社会部会も口を閉ざしたと指摘。介護見直しで倒閣宣言した経緯を説明している。《共同通信》
【インドネシア・アチェ特別区】国軍発砲、2人死亡
インドネシア・スマトラ島北端のアチェ特別区で4日、独立派ゲリラ組織「自由アチェ運動」の「独立記念日」を祝っていた群衆を狙う発砲事件が相次いで起き、少なくとも住民2人が死亡、約40人が重軽傷を負った。
住民が負傷した発砲事件は、いずれも国軍が起こした。死者が出た発砲も国軍によるとみられる。流血の事態を受けてゲリラ側が攻勢に出る可能性もあり、国軍との武力衝突が拡大する懸念が高まってきた。
学生団体「アチェ住民投票情報センター」によると、西アチェ県で記念日を祝っていた住民に何者かが発砲、2人が死亡した。状況などから、国軍が発砲したもようだ。
北アチェ県では同日夜、街頭で騒いでいた住民を追い払うため国軍が発砲し20人以上が負傷。同県の村では民家38軒と3つのモスク(イスラム寺院)が何者かに破壊された。ピディ県では昼すぎ、国軍が街頭行進する住民に発砲し約20人が重軽傷を負った。両県で計90人以上が身柄を拘束されたもよう。
同運動は1976年の「独立宣言」から23周年を記念して4日、盛大な式典を開催、「ジャワ(インドネシア)政府の植民地侵略に対し命をかけて戦い続ける」と強調した。《共同通信》
【フランス】保守政党に初の女性党首
フランスのジャック・シラク大統領の支持基盤である保守政党、共和国連合(RPR)は4日、党首選挙の決選投票を行い、女性下院議員ミシェル・アリヨマリ元青年スポーツ相(53)が、大統領が推薦したジャンポール・ドルボワ上院議員(52)を破り、同党初の女性党首となった。
党発表によると、アリヨマリ氏の得票35,573に対して、ドルボワ氏は21,154。
アリヨマリ新党首は「シラク大統領とともに、大統領のために再出発しよう」と述べ、いち早く大統領支持を明言した。
選挙戦は当初、ドルボワ氏優位とみられたが、11月の第1回投票でアリヨマリ氏がわずかの差で2位になると、3位のフィヨン元郵政相が「党の生まれ変わりに協力する」としてアリヨマリ氏支持を発表。シラク大統領の党内統率力が問われる展開となった。
1986年から2年間、シラク内閣で教育担当閣外相を務めたアリヨマリ氏は「99年はミシェル、2002年(大統領選)はジャック」を合言葉に、大統領支持層でも得票を伸ばした。《共同通信》