平成3982日目

1999/12/03

【オウム対策2法】成立

オウム真理教対策となる「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」(団体規制法)と、被害者救済のための「特定破産法人の破産財団に属すべき財産の回復に関する特別措置法」(破産特例法)が3日午前の参院本会議で、3与党と民主党・新緑風会などの賛成多数で可決され、成立した。

共産党と社民党・護憲連合は団体規制法に反対。だが破産特例法では共産党が賛成に回り、社民党・護憲連合も5人ずつで賛否が割れた。

政府は2法を27日に施行し、同日中にオウム真理教に対する「観察処分」を請求する方針。臼井日出男法相は記者会見で、「本年中に事務手続きがスムーズにいくよう努力する」と準備を急ぐ意向を示した。

政府提出の団体規制法は、住民とオウムとのトラブル続出などを背景に、政府が今夏から立法作業に本格着手。議員提出の破産特例法は、地下鉄サリン事件などの被害者救済がはかどらないことから提案された。

団体規制法は、過去10年以内に無差別大量殺人(破防法の政治目的殺人)を行った団体を対象に、施設への立ち入り検査や報告義務を課す観察処分(3年以内)、施設の取得・使用禁止などの規制をする再発防止処分(6カ月以内)などが主な内容。

衆院での修正で、団体規制法に5年ごとの見直し規定を設け、無差別大量殺人行為を「過去10年以内」に限定、「オウム規制法」の性格をより明確にした。《共同通信》

小渕恵三首相は3日午後、オウム真理教対策の団体規制法と破産特例法の成立について「人権に十分配慮しつつ、適正かつ効果的に運用し、規制対象となる団体に対しては断固とした決意を持って、対処してもらいたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》




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【広澤克実外野手】阪神入り

阪神は3日、巨人を自由契約になった広澤克実外野手(37)を獲得し、大阪市内のホテルで入団を発表した。契約年数は1年で、年俸は5000万円に出来高3000万円。背番号は未定。縦じまのユニホームにそでを通した広澤外野手は、「阪神という伝統あるチーームに入れたことは名誉。自分みたいな選手に声を掛けてもらえて感無量です」と話した。

広澤は明大から1985年にドラフト1位でヤクルトに入団。95年からはフリーエージェント(FA)で巨人に移籍したが思うような成績を残せず、今季は出場が16試合にとどまっていた。(金額は推定)

阪神・野村監督 彼には右の代打として期待している。ヤクルト時代から知り尽くしていて、体力的には非常に若いので獲得の方向で動いた。もう一度私の下で勉強したいということなので、役に立ってくれると期待している。《共同通信》

【沖縄県・稲嶺恵一知事】名護市長と意見交換

沖縄県の稲嶺恵一知事は3日午前、米軍普天間飛行場の移設候補地に決まったキャンプ・シュワブ水域内の辺野古沿岸域を抱える名護市の岸本建男市長と市民会館で約10分間会談し、「市長の理解と協力を得たい」と移設受け入れを要請。岸本市長は「市議会、地域住民、漁業関係者の意向を聴いた上で慎重に検討したい」と答えた。

岸本市長は「地域住民に著しい影響を与えないよう、知事が国に伝えてくれたことは非常にうれしく思う」と述べ、代替施設建設の際は環境面への配慮が重要との認識を表明。沖縄本島北部の振興策について「特段の配慮」を求めた。

岸本市長は7日から20日まで開かれる予定の定例議会での移設容認決議後、年内にも受諾表明の見通しだ。《共同通信》

【村山訪朝団、朝鮮労働党】共同声明

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問している超党派議員団団長の村山富市元首相と、朝鮮労働党の金容淳書記は3日昼、平壌市内で、日朝国交正常化交渉の早期再開を両政府に促すとの「共同発表」に署名した。正常化交渉の再開時期について、声明では2日の協議で合意した「年内」の明記を見送った。

また「両国が関心を持っている人道問題」解決の重要性について合意。政府の協力の下で赤十字に対して互いに協力していくよう-「勧告」している。ただ、人道問題が「食糧支援」や「日本人拉致疑惑」「日本人妻里帰り」などとは明記しなかった。これを受け、政府は平成4年11月以来中断している国交交渉の再開を目指し、食料支援の凍結解除も視野に対処方針の検討に着手する。年内に予備交渉を開き、本交渉は来年の早い時期となる見通しだ。

共同発表は「21世紀を迎えようとする今日まで日朝両国間の関係が改善されないでいる」と指摘し「可能な限り早い不幸な過去の歴史の清算」によって関係を発展させるよう強調している。さらに、「双方は両国間に存在する不信を解消し、相互理解と友好を発展させるための交流と住来を強化する」とした。

これに先立ち、村山氏らは金正日総書記に次ぐ高位の金永南・最高人民会議常任委員長(国会議長)を万寿台議事堂に表敬訪問。今回の合意の実現に向け努力することで一致した。

村山氏らは3日夕、特別機で帰国。小渕恵三首相に報告後、記者会見する。《共同通信》

【成田空港】暫定滑走路着工

日韓共催2002(平成14)年のサッカー・ワールドカップ(W杯)前の運用開始に向け、新東京国際空港公団は3日、千葉県成田市の予定地内で安全祈願祭を行い、成田空港の2本目の滑走路になる2180メートルの暫定滑走路建設に着工した。

同空港で滑走路工事が行われるのは、国と反対派の話し合い機運が高まり、二期工事(当時)を中断した平成5年11月以来、約6年ぶり。13年11月30日に完成、無線設備のテストや慣熟飛行を繰り返し、W杯直前の14年5月20日に運用を開始、増加が見込まれる国際線旅客に対応する。

これに対し過激派など反対派の一部は「着工阻止」を叫んでおり、千葉県警は他県警からの応援部隊を加えた約5000人規模の警備本部を設置、厳戒態勢を敷いた。

安全祈願祭には空港公団幹部、工事関係者など計約100人が参加し、中村徹公団総裁らがくわ入れを行って工事の無事を祈願。予定地をフェンスで囲うなど具体的な工事には4日から入る。

運輸省は成田空港整備で、2本目の滑走路として2500メートルの平行滑走路建設を計画。しかし予定地に当たる成田市東峰地区の住民の反対が根強く、用地交渉のめどが立たず、当初計画の2500メートル滑走路を断念。反対派の農地などを避けて取得済みの用地だけで建設可能な暫定滑走路の建設を打ち出し、1日に認可した。

運輸省と空港公団はあまで当初計画通りの平行滑走路建設を目指しており、反対派との話し合い解決に向けて、引き続き努力するとしている。

滑走路が完成すれば、近距離アジア路線などに飛ぶ中型機の発着に使われる。《共同通信》

【日野自動車、いすゞ自動車】バス事業統合

日野自動車の湯浅浩社長といすゞ自動車の稲生武社長は3日、記者会見し、赤子が深刻化している両社のバス事業を統合し、来年中に折半出資で合弁会社を設立すると発表した。平成14年までに共同生産に着手する。

日野はトヨタ自動車、いすゞは米ゼネラル・モーターズのグループ企業だが、両社はトラックの基幹部品である変速機の共同開発で既に合意している。さらに路線・観光バス需要の低迷に歯止めがかからないため提携を強化し合理化を図る。自動車メーカーが資本系列の枠を超えて事業統合に踏み切るのは初めてとなる。

三菱自動車工業と日産ディーゼル工業も合流する可能性があり、これを契機にトラック・バス分野の再編は一段と加速しそうだ。

日野といすゞの両社は、バスについて研究開発を集約するとともに、資材などの共同調達でコストを削減、共同生産も行うことで設備投資の抑制と生産性向上を目指す。系列の「日野車体工業」(横浜市)と「いすゞバス製造」(栃木県河内町)は統合も視野に入れる。《共同通信》

【ヨルダン・アブドラ国王】両陛下ら招き晩さん会

国賓として来日しているヨルダンのアブドラ国王夫妻主催の答礼晩さん会が3日夜、天皇、皇后両陛下らを招いて東京・元赤坂の迎賓館で開かれた。

「花鳥の間」で100人余りが待つ中、両陛下、国王夫妻らが入場。日本側からは秋篠宮ご夫妻ら皇族方が出席した。

食事後、両陛下は国王夫妻と「朝日の間」に移り、夫妻にお別れのあいさつ。国王夫妻は4日朝、羽田発の特別機で次の訪問国の韓国に向かう。

これに先立ち、夫妻は秋篠宮ご夫妻主催の昼食会に出席。同行している国王の弟妹らも招かれた。

この後、国王は天皇陛下と皇居内にある皇宮警察の武道場「済寧館」を訪れ、護衛官による柔道や剣道、弓道の試合を観戦。日本の武道に関心があるという国王は「一本」の判定に拍手を送り、弓道の選手には「ドウモアリガトウ」と日本語で礼を述べた。

ラニア王妃は港区赤坂で女性だけの茶会を開き、皇后さまや紀宮さま、昭和天皇の五女島津貴子さんらが出席した。

国賓として訪日中のヨルダンのアブドラ国王は3日、東京都豊島区の学習院大学で学生ら約300人を前に講演し、子供への日本土産として、世界中で爆発的に流行している「ポケモン(のキャラクター商品)」を買ったことを披露。若い世代が国境を超えて同じ情報を共有する時代になったとして「皆さんが世界を導かねばならない」と将来を担う若者への期待を語った。

国王は、「日本は経済支援で(中東)地域の安定に貢献できる」と積極的な支援を訴えた。《共同通信》

【警視庁、静岡県警】「法の華」を再捜索

宗教法人「法の華三法行」(福永法源代表)が多額の現金をだまし取ったとされる詐欺事件で、警視庁生活経済課と静岡県警は4日、静岡県熱海市の教団関連施設や関係者の自宅など、1都11県の32カ所に対し、2度目の一斉家宅捜索に乗り出した。同課は押収した資料の分析などで教団の組織的な集金システムの解明を進め、福永代表主導による詐欺容疑の裏付けを本格化させる。

これまでの調べで、教団は福永代表だけが聞くことができるとされる「天声」に基づき、全国の支部などを通じて集金活動を繰り広げていることが判明。同課などは1000億円以上ともきれる教団資金の流れを追うため、さらに広範囲の捜索が必要と判断した。

今回の捜索対象は、静岡県熱海市咲見町のホテル一「熱海人間癒院」や同県富士市の元市議会議長(63)の自宅などで、前回と合わせ100カ所を超えることになった。

人間癒院は昨年秋、教団関連会社「エコボイス」が購入した施設で、温泉やプールなどを完備。同課は信者から集めた巨額資金の投資先の一つとして注目している。また、元市議会議長には、教団資金の一部が流れたとみられる。

生活経済課などは1日、静岡県富士市の教団本部や、東京都渋谷区の拠点施設、同区の福永代表の自宅など計9都道府県の74カ所を家宅捜索し、証拠品数千点を押収した。ところが、裁断された大量の書類がごみ袋に詰められているのが金沢市内などの複数の教団施設で見つかったほか、書類が入ったとみられる段ボール箱が、事前に施設から運び出されていた疑いが浮上。同課などは今回の対象には、教団の拠点施設から搬送された資料が移されている場所もあるとみており、綿密に捜索した。

調べによると、福永代表は平成6年1月から7年6月の間、家族の病気に悩む3人の主婦に対し、「このままではがんになる」と偽って研修会に参加させるなどし、計約2200万円を詐取したとされる。

捜索を受けたのはこのほか、教団施設の建設を請け負った富士市の建設会社や、秋田、栃木、長野、福井、香川、宮崎、沖縄の教団本支局、東京の教団関連会社、埼玉、千葉、茨城の信者自宅など。《共同通信》

【ロシア連邦軍】チェチェン首都を包囲

南部チェチェン共和国のイスラム武装勢力への攻撃を続けるロシア連邦軍は3日夜(日本時間4日未明)、同勢力最大の拠点である共和国首都グロズヌイを完全に包囲した。同勢力司令部がインタファクス通信に明らかにした。

首都制圧を目指すロシア軍はこれまで完全な包囲はせず、残留している住民税出のための回廊を確保してきた。連邦軍が首都に突入すれば、民間人の死傷者増大が懸念される。

同通信によると、3日に首都近郊の要衝アルグンを激戦の末に制圧した連邦軍は、さらに一部の部隊を首都までわずか1.5−2キロの位置に進攻させた。

エリツィン大統領は同日、声明を出し、チェチェンでの軍事作戦が最終段階の「第三段階」に入ったと宣言した。連邦軍高官は「第三段階」の目標が、首都解放と武装勢力の完全なせん滅であると言明、チェチェン情勢は緊迫の度を強めている。《共同通信》

【WTO閣僚会議】決裂

来年からの次期多角的資易交渉(新ラウンド)の枠組みづくりで裁判していた世界貿易機関(WTO)閣僚会議は、交渉分野などをめぐる各国の意見対立を埋め切れず、3日夜(日本時間4日午後)、閣僚宣言とりまとめを断念、決裂した。来年にジュネーブで再開を目指す。会議議長を務めたバーシェフスキ米通商代表は「こうした事態に至ったのは非常に残念。問題があまりに多く、時間はあまりに少なかった」と述べた。今回宣言作成に失敗したことで、来年から始まる新ラウンドの開始が遅れるのは必至。関税貿易一般協定(ガット)を経て1995年にWTOに移行した多角的貿易体制は大きな危機に直面した。

来年の大統領選を控え、今回の会議成功を政治的得点にしようとしていたクリントン米政権にも、大きな痛手となるのは確実だ。

新ラウンドの交渉項目として決まっている農業、サービス貿易の2分野は来年1月から交渉が開始されるが、交渉方式などをめぐり日本と米国などが再び対立するとみられ、実際の交渉は動かない見通し。《共同通信》

【民主党ニュース】

一日所長の女性起用は「客寄せパンダ」?~千葉NC大臣の申し入れに続長官が妄言

民主党ネクストキャビネットの千葉景子男女共同参画・人権・総務担当大臣は3日、総務庁が主催する「一日行政相談所長」の3分の1以上にいわゆるミスコン出身者が起用されており、57名中男性が6名(昨年は8名)しかいないことについて、「性別による固定的な役割分担を反映させたもので、男女共同参画基本法において苦情処理や救済機関として位置づけられた行政相談委員制度の趣旨から見て不適切」として、青木官房長官と続総務庁長官にそれぞれ改善を申し入れた。

千葉大臣と同行の松本惟子衆議院議員によると、青木官房長官は一日所長の顔ぶれを見て、「これを見ると改善しないとならない」と述べ、人選の改善を約束したが、続長官は「これは客寄せパンダだから」と述べ、基本法への認識の甘さを露呈させたという。

候補者選抜中心から臨戦態勢へ/熊谷幹事長代理が会見で

民主党の熊谷弘幹事長代理は3日、国会内で記者会見し、「鳩山代表は解散について来年1月が最も可能性が高いと判断しており、本日をもって党の全態勢を総選挙に向けて組み替えていく」と述べ、全選挙区での準備を急ぐ決意を明らかにした。

このなかで熊谷幹事長代理は、「青森で党県連が発足した結果、全国で支部体制ができた。これまでは候補者選抜の作業に追われてきたが、今後は政策やスローガンの決定、比例・地方区での戦い方の点検など、具体的な選挙準備を固めていく」と強調。

さらに熊谷幹事長代理は、自民党側が年金法案をめぐる野党共闘について「共産党主導だ」などと中傷していることについて触れ、「野党が民主主義のルールに従うのを要求して行動したことに対しこんなことを述べるのは、談合政治屋のなれの果てのような発言だ」と強く反論した。



12月3日 その日のできごと(何の日)