平成3780日目

1999/05/15

この日のできごと(何の日)

【公明党】「連立参加検討」を決定

公明党は15日午後、党本部で党所属の衆参両院議員や都道府県本部代表らによる全国県代表協議会を開き、衆院への中選挙区制度復活をめざし「自民党との連立政権」への参加を検討する方針を決めた。これを受け執行部は、連立の条件となる政策合意形成に向け①社会福祉②外交安保③経済④教育⑤環境⑥政治改革―など「基本政策」策定に着手。7月に開く臨時党大会で決定する方針だ。

政権への参加形態について執行部は「今のところ閣内協力はない」(神崎武法代表)との立場だが、同日の協議会で具体的な論議はなかった。《共同通信》

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【J1】第1ステージ第13節

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第13節(15日・川崎市等々力陸上競技場ほか=8試合)ジュビロ磐田が名古屋グランパスを2−1で下して7連勝。勝ち点29で首位を奪回し、第1ステージ優勝に前進した。ヴェルディ川崎は京都サンガーに0−3の完敗。1分けを挟む連勝は8で止まり、3位に後退した。磐田は前半5分にオウンゴールで先制点。直後に鈴木のヘディングで加点し、反撃を1点に抑えた。清水エスパルスはジェフ市原に3−2で競り勝って2位に上がり、優勝に望みをつないだ。サンフレッチェ広島は柏レイソルに3−1と快勝し、4位に上がった。浦和レッズは小野の今季初得点で鹿島アントラーズに1−0で勝ち、1分けを挟む連敗を5で止めた。《共同通信》

【大相撲夏場所】7日目

大相撲夏場所7日目(15日・両国国技館)横綱若乃花が琴錦に寄り切られて完敗。3勝4敗と黒星が先行し、8日目から休場することになった。琴錦は7個目の金星。綱とりを目指す大関武蔵丸は関脇魁皇を送り出して連敗を免れた。横綱曙は雅山を突き出し、2連敗の後、5連勝と復調。大関貴ノ浪は旭鷲山を寄り切って2敗を守った。全勝の平幕闘牙が敗れたため、武蔵丸、琴錦、闘牙の3人が1敗で並んだ。十両は北勝鬨と隆乃若が1敗でトップを並走している。また、今場所初めて満員御礼の垂れ幕が下がった。《共同通信》

【小渕恵三首相】春の全国交通安全キャンペーンに出席

5月15日のできごと【小渕恵三首相】春の全国交通安全キャンペーンに出席

小渕総理は15日、東京の百貨店前で行われた春の全国交通安全運動中央キャンペーンに出席。来春から実施されるチャイルドシート着用の義務化に向けて、幼児にチャイルドシートを着用させるデモンストレーションを行うなど、普及をPRした。《首相官邸》

【宮澤喜一蔵相】APECで2兆円規模の金融支援を表明

アジア経済の再生を首相テーマにしたアジア太平洋経済協力会議(APEC)蔵相会議が15日、マレーシアのランカウイ島で開幕、宮澤喜一蔵相は演説で、総額2兆円規模の枠で、アジア各国が発行する国債を日本が部分的に保証する金融支援を実施することを表明した。《共同通信》

【宮澤喜一蔵相】米・サマーズ財務副長官と会談

宮澤喜一蔵相とサマーズ米財務副長官は15日午後(日本時間同)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)蔵相会議のため訪れたマレーシアのランカウイ島で会議し、宮澤蔵相は産業再生に本格的に取り組むことで、日本の景気回復に全力を挙げることを公約した。

蔵相は日本の経済成長が軌道に乗るまで、経済・金融政策をさらに強化することも伝え、財政と金融両面での景気刺激策を継続する考えを示唆した。

サマーズ財務副長官はこれを評価するとともに、経済政策をめくる日米の体制を維持することを呼び掛け、二人は今後も緊密な関係を維持していくことを確認し合った。

米国の経済政策についてサマーズ氏は「強い経済を支えてきた従来の政策を維持する」とし、為替政策を含めて、ルービン財務長官が進めてきた政策路線を継続する意向を明らかにした。会談では為替問題には触れなかった。

会議は、ルービン財務長官の後任に指名されたサマーズ氏が初めて日本の閣僚と会う機会で、事実上の「日米蔵相会談」の意味合いを持つ。会議の冒頭、蔵相はサマーズ氏が、7月上旬に新財務長官に就任することに祝意を表した。

これに対しサマーズ氏は、対日政策に変更はないことを強調すると同時に、日本に景気回復を強硬に求めてきた従来の姿勢を転換、日米の良好な関係構築に重点を置く話し合いを演出した。

【沖縄県】本土復帰27年

沖縄県の本土復帰27周年を迎えた15日午後、沖縄平和運動センター主催の「5・15平和とくらしを守る県民総決起大会」が同県宜野湾市の海浜公園で開かれ、県内外から労組員ら約7000人(主催者発表)が参加、13日に県内3カ所を出発した平和行進の一行も合流した。

同センターの崎山嗣幸議長はあいさつで「沖縄は今、経済復興と基地の県内移設をリンクさせ、ガイドラインというムチを与えられようとしている。再び戦争への道を許してはならない。基地のない平和で豊かな島をつくっていこう」と呼び掛けた。

稲嶺恵一知事が就任して初の大会。大田昌秀前知事時代には恒例だった副知事らの参加はなく、8年ぶりの保守県政誕生を印象づけた。《共同通信》

【ロシア】下院、弾劾開始を否決

プリマコフ首相解任問題で混迷を深めるロシアの下院(定数45O)は15日、チェチェン紛争の責任などエリツィン大統領に対する5つの訴追項目について弾劾相当かどうか採決にかけたが、いずれも賛成票が可決に必要な定数の3分の2(300票)に達せず否決した。

下院の公式発表によると、最も可決の可能性が高いとみられていたチェチェン紛争の項目は賛成283、反対43だった。これにより共産党の主導で進んだ下院での弾劾審議は法的に終結、大統領はかろうじて窮地を脱した。

しかし首相解任に反発を強める下院側は大統領との対決姿勢を変えていない。次の焦点は19日に下院で予定されるステパシン首相代行の首相承認審議に移った。

ヤクシキン大統領報道官は15日、エリツィン大統領が弾劾決議の否決について「平常心」で受け止め、下院が今後、法案審議に取り掛かることを期待していると語った。

ステパシン首相代行は投票結果について「複雑な政治プロセスが解決された。理性が勝った」と歓迎した。

下院が3回続けて首相承認を拒否すれば大統領は下院を解散できるため、共産党など左派勢力が首相承認を拒否し続ければ政界の緊張が再燃する。大統領が下院解散など新たな強硬措置に踏み切るとの観測も浮上しており、政局はなお波乱含みだ。《共同通信》



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