平成3763日目
1999/04/28
この日のできごと(何の日)
【自由党・小沢一郎党首】「当面は自自重視」
自由党の小沢一郎党首は28日午後の記者会見で、自民党が自由、公明両党との3党選挙協力の実現に積極姿勢を示していることについて「協力関係を築こうという政党とはやってもいいが、当面は自民党と調整を行う」と述べ、当面は自民党との2党間協議を重視する考えを明らかにした。
ガイドライン関連法案に関連し、「今回3党の賛成となったからと言って、すぐ固定的に考える必要はない」と、政権の枠組みとして自自公をとらえることには慎重な姿勢を強調した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【宇多田ヒカルさん】シングル「First Love」発売
【スピッツ】シングル「流れ星」発売
【バックストリート・ボーイズ】アルバム「ミレニアム」発売
【J1】第1ステージ第9節
Jリーグ一部(J1)第1ステージ第9節(28日・国立競技場ほか=7試合)好調のヴェルディ川崎が延長前半の林のVゴールで2−1でヴィッセル神戸を退け、1分けを挟んで5連勝。勝ち点を18へと伸ばした。
清水エスパルスは後半10分に挙げた安藤の貴重なゴールで鹿島アントラーズを1−0で破り、首位戦線に踏みとどまった。横浜F・マリノスは波戸の延長Vゴールで浦和レッズを2−1で下し、柏レイソルもストイチコフの延長Vゴールで名古屋グランパスに1−0で勝った。
このほか、ジェフ市原、サンフレッチェ広島、京都サンガが勝った。
トップを走るジュビロ磐田はアジア・クラブ選手権(イラン)に出場のため、試合がなかった。磐田とセレッソ大阪の試合は5月19日に行われる。《共同通信》
【サッカー・日本ユース代表】帰国
サッカーの世界ユース選手権で準優勝した日本ユース代表は帰国した28日、慌ただしい一日を過ごした。午前中に成田空港付近のホテルで会見を終えると、トルシエ監督と小野主将らは昼すぎに元赤坂の高円宮邸を訪れ、日本サッカー協会名誉総裁の高円宮さまと歓談した。その後、文部省、首相官邸を表敬訪問。さらに立て続けにインタビューをこなし、Jリーグに所属する選手はチームに戻って競技場でファンにあいさつした。
小野は浦和市駒場スタジアムで地元ファンに帰国報告し、国立競技場では本山(鹿島)らがスーツ姿でハーフタイムにサポーターにあいさつ。万博記念競技場では播戸(G大阪)が休む間もなく、今回の代表の中ではただ一人先発出場した。
◇
小野、本山、中田、小笠原、南の5選手らは28日午後、首相官邸に小渕恵三首相を表敬訪問した。
主将の小野は準優勝の賞状を披露し、サイン入りの大会ペナントやボール、ユニホームを首相に贈呈。首相は「優勝はできなかったが立派な成績だ。日韓共催となる2002年ワールドカップ(W杯)でも、今回のような戦いを見せてほしい」と栄誉をたたえた。
首相は同席したトルシエ「監督にも「何ごとも監督のさい配は大切だ。私も日本国の監督をやっているが、世界で優勝するよう頑張りたい」と声を掛けた。表敬後、小野は「首相にもしっかり名前を覚えてもらえるよう、さらに世界の舞台で結果を残したい」と感想を述べた。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・自民党の深谷隆司総務会長は28日、記者団に大型連休中の日程について「小渕恵三首相は米国、森喜朗幹事長は欧州、池田行彦政調会長は東南アジアと、日本を留守にする。私は東京と箱根で待機だ」と説明したが、希望していた外遊が他の幹部の外遊が決まった影響で実現しなかっただけに残念そう。もっとも「野中広務官房長官とも話したが、官邸は野中氏、党は私が残って守る」と強調、連休中の党の主役は自分だといわんばかりだったが、果たして存在感を示す場面はあるのか?《共同通信》
【小渕恵三首相】第2回産業競争力会議に出席
国内製造業の再生策を官民で検討する小渕恵三首相の私的懇談会「産業競争力会議」の第2回会合が28日午前官邸で開かれ、経団連側から過剰設備廃棄など産業競争力の再生を目指した法制、優遇税制措置などの提言が出された。これを受けて小渕首相は関係閣僚に法制化の早期検討を指示。経団連は5月中旬にも法改正の具体案を出すとしており、議員立法も含め、政府は今秋の臨時国会をめどに法制化の作業に入った。
会議の冒頭、小渕首相は「雇用のセーフティーネットを整備する必要を痛感している」と述べ、介護や情報通信など新規産業育成などで雇用の創出、安定に最大限の努力をすることを表明した。
会議では、経団連の今井敬会長が「産業競争力強化に向けた供給構造改革のための措置」を提言した。《共同通信》
【小渕恵三首相】補正予算に否定的見解
小渕恵三首相は28日夕、首相官邸で内閣記者会のインタビューに応じ、追加経済対策について「3年連続のマイナス成長を克服するため、あらゆる政策を講じたい」としながらも、補正予算編成に関しては「昨年来の政策を実行し、その成果が生まれて来る。今の時点で補正予算を考えていることはない」と否定的な見解を示した。
首相は平成11年度の実質経済成長率は「0.5%程度まで回復すると確信している」と強調。今後の経済対策では民間企業の競争力回復と、雇用問題を両立させる施策に積極的に取り組む決意を表明した。《共同通信》
【野呂田芳成防衛庁長官】小松基地を視察
野呂田芳成防衛庁長官は28日、航空自衛隊小松基地を視察に訪れ、訓示の中で3月24日に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から飛び立った空軍機に対してのスクランブル(緊急発進)を高く評価し、「今後、この種の事案発生に対する極めて大きな抑止力となるものと確信する」と述べた。
今回の訪問は能登半島沖不審船事案について、隊員の声を聞き、部隊の現状を十分に把握するためで、防衛庁長官による小松基地の視察は平成7年の玉沢徳一郎長官以来4年ぶり。
野呂田長官は午後4時30分ごろ、海上自衛隊厚木基地からの対潜哨戒機P3Cで第一格納庫前に降り立ち、儀じょう隊と中部航空音楽隊の出迎えを受けた。田母神俊雄基地司令以下約20人の主要幹部から兵装などの状況報告を受け、アラート(警戒)隊のスクランブル訓練を視察した。
約1000人の隊員を前に訓示した野呂田長官は「小松基地は主に日本海及び本州中央部の日本海側の空の守りを担い、わが国の防空のための重要な拠点。日々訓練と任務に励み、平和を願う国民の期待に十分こたえるよう要望する」と激励、ガイドライン法案の可決についても「引き続き全力で対応する」と言及した。《北國新聞》