平成3746日目

1999/04/11

この日のできごと(何の日)

【東京都知事選】石原慎太郎氏が初当選

第14回統一地方選挙は11日、12都道府県知事選と札幌市長選、44道府県議選、11政令市議選の前半戦4選挙と衆院東京2区、同15区、静岡8区の3補欠選挙が投開票された。

有力候補の乱立で激戦となった東京都知事選は、作家の石原慎太郎氏(66)が、前民主党副代表の鳩山邦夫氏(50)=民主推薦、国際政治学者の舛添要一氏(50)、元国連事務次官の明石康氏(68)=自民推薦、教育評論家の三上満氏(67)=共産推薦、元外相の柿沢弘治氏(65)=自民除名=らに圧勝、初勝利した。

強いリーダーシップによる都政変革を求める都民の声を支えに抜群の知名度を生かし、無党派層を中心に自民党支持層などからも票を集め、2位の鳩山氏の倍近い票を獲得した。

昭和50年の都知事選で故美濃部亮吉氏に惜敗した雪辱を果たしたが、財政の再建や「米軍横田基地の返還」などの課題を背負った。これまでの過激な言動に対する内外の批判にもさらされそうだ。《共同通信》

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【競馬・第59回桜花賞】

第59回桜花賞(11日・阪神1600メートル芝18頭、GI)今年のクラシックレースの幕開けとなる四歳牝馬の争いは、四番人気のプリモディーネ(福永祐一騎乗)が1分35秒5のタイムで快勝。1着賞金8900万円を獲得した。

福永騎手は「天才ジョッキー」と呼ばれた福永洋一元騎手の長男で、父子二代の桜花賞優勝を飾るとともに、デビュー四年目で、初のG1レース制覇だ。西橋豊治調教師は桜花賞初制覇。

【大阪府知事選】横山ノック氏が再選

「財政再建などの公約を着実に遂行したい」。大阪府知事選で再選を果たした無所属で現職の横山ノックさんは顔を紅潮させ、2期目の抱負を語った。

午後9時5分、テレビで当確が伝えられると、大阪市北区の記者会見場は拍手と歓声に包まれた。濃いグレーのスーツに黄色いネクタイ姿の横山さんは「最初の一週間は反応が悪く、厳しい目線も感じた」と選挙戦を振り返りながらも「(財政再建案は)実現可能な公約と府民に評価された」と自信をのぞかせた。東京都知事選で当選した石原さんについて「施策について刺激的なことをおっしゃっているが、実現が可能なのかと思う」と批評する余裕も。2月に生れたばかりの初孫の祥太郎ちゃんを抱き上げ、笑みを振りまいた。《共同通信》

【第14回統一地方選挙】前半戦

衆院東京2区、同15区、静岡8区の3補欠選挙は、即日開票の結果、東京2区は民主党新人で元都議の中山義活氏(54)、同15区は自民党新人で元都議の木村勉氏(59)、静岡8区は自民党の元衆院議員、塩谷立氏(49)がそれぞれ当選した。

今年1月の自自連立政権発足後、初の国政選挙となった今回の3補選は、自民党が2勝1不戦敗。民主党は静岡8区で議席を失い、大きな痛手となった。党内で執行部批判が表面化しそうで、菅直人代表らは政権戦略の早急な練り直しが迫られる。

静岡8区は、塩谷氏と民主党新人で元会社社長の鈴木康友氏(41)、共産党新人で保育園園長の中谷則子氏(50)が争い、平成8年総選挙で次点に泣いた塩谷氏が返り咲いた。投票率は60.87%。

東京2区は、都知事選に出馬した前民主党副代表、鳩山邦夫氏の支持基盤を引き継いだ中山氏が、自民党の候補擁立見送りもあって、共産党新人で党都委員の中島束氏(55)に圧勝した。投票率は62.91%。

東京15区は、木村氏が区議、都議時代の知名度を生かし、民主党の元衆院議員、吉田和子(49)、共産党新人で元党都副委員長の房宗治(56)両氏を破った。投票率は60.73%。

今回の補選は、東京2区の鳩山氏と同15区の柿沢弘治氏が都知事選に、静岡8区の北脇保之氏が静岡県浜松市長選に出馬したため実施された。《共同通信》

第14回統一地方選挙の前半戦は11日、東京など12都道府県知事、政令市の札幌市、44道府県議、11政令市議の4選挙が投開票された。有力6候補が立候補した東京都知事選では、民主党推薦の鳩山邦夫候補が連合などの全面的な応援を受けて全力で戦ったが、及ばなかった。

道府県議選では民主党公認候補は256名中171名(男性154・女性17)、推薦候補は339名中219名が当選した。政令市議選では公認142名中114名、推薦38名中26名が当選した。(12日・党統一地方選挙対策本部集計)

また、同日行われた3つの衆議院議員補欠選挙では、民主党公認の3人のうち東京2区(中央、台東、文京)で、中山義活候補が共産党新人に圧勝し初当選を果たしたものの、同15区(江東区)の吉田和子候補、静岡8区(浜松市中部・東部)の鈴木康友候補は、自民党候補にそれぞれ惜敗した。《民主党ニュース》

鳩山邦夫さんは、テレビが石原候補の当確を伝えた11日午後10時過ぎ、東京・四谷の選挙事務所で記者会見。「力不足だった。相手が強すぎた。先に走っていたので後から追いかけるのが難しかった。」と敗戦の弁。「今後はゼロからの出発。終わった以上はさわやかな再出発をしたい」と再起を誓った。

衆院東京2区補選で初当選を決めた中山義活さんは、浅草・雷門前の選挙事務所で当選確実の報を受けた。「当選確実」のテレビの速報に事務所に詰めかけた約150名の支持者やスタッフから拍手と歓声がわいた。しかし、鳩山都知事候補とザイル・パートナーとして選挙戦を戦ってきた中山さんは「私一人が選挙区で当選できればいいというものではない。むしろ悔しさが残る」と述べ、笑顔はなかった。記者に今後の抱負をきかれて、中山さんは「都市型政党の民主党の一員として、都市政策を重点に取り組みたい」と述べた。《民主党ニュース》





4月11日 その日のできごと(何の日)