平成3553日目

1998/09/30

この日のできごと(何の日)

【動力炉・核燃料開発事業団】31年の歴史に幕

事故と不祥事に揺れ続けた動力炉・核燃料開発事業団(動燃)が30日、31年の歴史を閉じた。核燃料サイクル確立に向けた技術開発は10月1日に発足する特殊法人「核燃料サイクル開発機構」に引き継がれる。

30日は動燃として最後の仕事を終えた後、夕方から東京港区の本社をはじめ、敦賀市のもんじゅ建設所、ふげん発電所、敦賀事務所など計8カ所で解団式を行った。《福井新聞》

小渕恵三首相は30日夜、動力炉・核燃料開発事業団が同日解散し、1日から新法人「核燃料サイクル開発機構」が業務を引き継ぐことに関連して「新しい機構の下で国民の期待にこたえるようしっかりした体制で臨み、核の平和的利用のため努力してほしいと強く期待している」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【政界談話室】

共産党の穀田恵二国対委員長は30日、自民党の国対委員長室に乗り込み、「うちにもきちんと説明してほしい。それが政党間のルールだ」とねじ込んだ。修正合意した金融再生法案について、自由、社民両党には説明がありながら、共産党だけ音さたがないことへの抗議だったが、約20分後、笑顔で部屋を出てきた穀田氏は「よく説明してもらった」と満足げ。ところが記者団に法案への賛否を問われると「賛成は難しいんじゃないの」とはっきり。自民側は「あれじゃうっぷん晴らし」とぼやくことしきりだった。《共同通信》

【ヌード写真集訴訟】飯島直子さん勝訴

タレントの飯島直子さんのヌード写真集を出す契約を当時の所属事務所との間で結んだのに、飯島さん本人が撮影を拒んだため出版できなかったとして、出版社「ブックマン社」(東京)が飯島さんに約1億円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は30日、同社の請求を棄却する判決を言い渡した。

井上繁規裁判官は判決理由で、事務所と専属契約を結んでいてもヌード撮影など人格や名誉に重大な影響のある仕事の場合、無条件で応じる義務はないと指摘し「ヌード撮影についての合意をあらためて結ぶか、専属契約の際にヌード撮影について合意した場合以外は拒否できる」とした。

ブックマン社は「ヌード撮影は専属契約の範囲。応じる義務がある」と主張したが、井上裁判官は「飯島さんは専属契約の際、すべての仕事に応じるとは合意しておらず、事務所が獲得した仕事もその都度承諾した場合だけ応じていた」と退けた。



9月30日 その日のできごと(何の日)