平成3518日目

1998/08/26

【東京都港区】偽やせ薬で中3重症

26日午後8時すぎ、東京都港区高輪一丁目に住む同区立港中学三年の男子生徒(14)が、自宅マンション内で倒れているのを帰宅した家族が見つけ、110番した。生徒は直前に「ダイエット薬」のサンプルとして郵送されてきた小瓶に入った薬品を飲んでいた。

病院に運ばれた中三男子生徒の病状について、医師が会見し「小康状態を保っているが、重症」と明らかにした。

警視庁捜査一課と高輪署で調べたところ、瓶には、消毒液などとして使われる劇物のクレゾールが入っていたことが分かり、詳しい成分の分析を急いでいる。

同様のサンプルは、被害に遭った生徒を含め港中三年の生徒18人と女性教諭1人の計19人の自宅に郵送されていることも判明。捜査一課は和歌山の毒物カレー事件や新潟の毒物混入事件を模倣、若者に人気のやせ薬を装い毒物を送り付けた悪質ないたずらとみて傷害容疑で捜査を始めた。

調べでは、サンプルは約20−30ミリリットルのプラスチック製とみられる小瓶で、中に茶色の液体が入っていた。封筒に入れられ、26日、倒れた男子生徒の自宅に郵送されてきた。

封筒には「こんにちは。もうすぐ夏も終わってしまいます。これはモア・スレンダーというやせ薬の無料サンプル品。刺激的な味がしますが、開封後一気に飲めば美しいボディーになれます。900ミリリットルで2万円です」などと書かれていた。《共同通信》

東京都港区の区立港中学三年の生徒や女性教諭の自宅にクレゾールの入った小瓶が「ダイエット薬」として郵送され、飲んだ男子生徒(14)一人が重症になった事件は、小瓶が生徒本人にあてて自宅に届いたことから、警視庁捜査一課などは27日、学校の事情に詳しい者による傷害事件とみて本格的捜査を始めた。

また、同課は男子生徒が飲んだ液体の成分はクレゾールと断定した。この生徒の容体は回復に向かっているが、少なくとも2週間の入院が必要という。

偽ダイエット薬は、これまでに被害に遭った生徒を含め、港中三年の2クラスの生徒23人(男2人、女21人)と女性教諭1人の計24人の自宅に郵送されていることも判明した。

小瓶などが入った封筒は、消印から24日に江戸川区内のポストに投かんされたことが分かっており、26日ごろ、生徒宅に届き始めたという。あて先はいずれも生徒本人と女性教諭の名前だった。

学校関係者によると、同中では、生徒の住所が記載された名簿はPTA役員らにしか配布されておらず、大半の家庭には電話番号のみが記載された「電話連絡網」が配られていた。《共同通信》



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【第10回全国農業青年交換大会】開幕

第10回全国農業青年交換大会は26日、金沢市の石川県産業展示館で、皇太子ご夫妻を迎えて3日間の日程で開幕し、県内外の農業青年、海外11カ国の研修生ら約2150人が「拓け! 育め! 農業の夢 石川から世界へひろげようネットワーク」の大会スローガンの下、担い手としての決意を新たにした。

開会式でお言葉を述べた皇太子さまは、21世紀の農業を担う若者たちを力強く激励し、その活躍に期待を寄せられた。《北國新聞》

【神戸連続児童殺傷事件】被害男児の遺族が加害者少年と親を提訴

神戸市須磨区の連続児童殺傷事件の犠牲になった小学校六年生の男児=当時(11)=の両親が、殺人容疑などで逮捕され、医療少年院に送致された少年(16)とその両親に約1億4000万円の損害賠償を求める訴訟を26日、神戸地裁に起こした。同事件では小学生5人が襲われ、うち2人が殺害されたが民事訴訟の提起は初めて。

男児の父親は提訴に当たり「事件の責任と償いを明確にし、背景を少しでも明白にしたい」とのコメントを発表。提訴の背景には、現行の少年審判手続きでは、真相の究明や被害者の救済が不十分だとする強い不満があるとみられる。

少年の両親の弁護士は「提訴は残念。男児のご両親には少年の両親がお会いして謝罪したいと再三申し入れたが、受け入れてもらえなかった」としている。

訴えによると、男児は昨年5月、神戸市須磨区で当時市立中三年の少年に殺害され、中学正門前などに遺体を遺棄された。

男児の両親は、少年は犯行当時14歳で自己の行為について認識する能力があり、賠償責任があると主張。

両親については、少年が数多くの異常な行動をしており、それをエスカレートさせないよう規制し、事件を起こさないよう注意をする義務があったのに怠ったとしている。

賠償請求の内訳は、男児の逸失利益が約4400万円、両親の慰謝料が5000万円など。《共同通信》

【プロ野球・広島】次期監督に達川光男氏

広島は26日、達川光男二軍監督(43)に来季の新監督就任を25日要請し、内諾を得たことを発表した。正式発表はシーズン終了後に行われる。

三村敏之監督は契約が切れる今季で退団することが決まっており、後任には達川二軍監督のほか前監督で野球評論家の山本浩二氏の名前が挙がっていた。《共同通信》

【メッツ・野茂英雄投手】今季6勝目

米大リーグ、メッツの野茂英雄投手は26日(日本時間27日)、サンフランシスコのスリーコムパークで行われたジャイアンツ戦に先発で登板し、3安打、1失点で10三振を奪う好投をみせ、今季2度目の完投で6勝目(11敗)を挙げた。野茂は7月28日のパドレス戦以来、約1カ月ぶりの白星。

一回に2点の先制点をもらった野茂は、四回まで無安打7三振の好スタートを切った。五回、先頭のケントーに左前打を許した後、四球と暴投で無死二、三塁のピンチ。カーターに中犠飛されて1点を失ったが、七回の一死一、三塁は左飛と空振り三振で切り抜けた。試合は4−1でメッツが勝った。《時事通信》

【和歌山毒物カレー事件】事件前にヒ素中毒の男性2人の保険金、1億円超

和歌山市の毒物カレー事件以前にヒ素中毒を起こした元会社社長の男性(45)に対し、カレー事件現場付近の民家の住民が保険契約に関与して、災害死亡時5500万円など3件で計約7000万円の生命保険が掛けられ、一部は支払われていたことが26日、和歌山東署捜査本部の調べで分かった。

ヒ素中毒を起こしたもう一人の男性(35)にも3500万円の生命保険が掛けられていたことが分かっており、保険総額は2人で計1億500万円、既に支払われた給付金は計約500万円に上っている。

いずれも民家の住民が契約の際、申請書を記入するなどしていた。2人は頻繁にこの民家を訪れており、捜査本部は、保険詐欺事件に発展する可能性もあるとみて、保険加入の経緯や保険金の流れの解明を急ぐとともに、毒物カレー事件との関連も慎重に捜査している。

調べによると、元社長の保険は計3件あり災害死亡時に5500万円、入院時に一日当たり1万5000円が支給される内容で平成5年9月に大手生命保険会社と契約。これ以外に同じ生命保険会社で死亡時1000万円と500万円の生命保険が掛けられていた。これまでに入院給付金など約180万円が支払われていた。

もう一人の男性の保険内容は災害死亡時3500万円で、入院時一日当たりの支給は1万円。契約は7年12月だった。

保険の契約者・受取人はいずれも元社長が経営していた不動産会社で、捜査本部は民家の住民と不動産会社の関係についても調べている。

二人は同自治会内の民家に頻繁に出入りして帰宅途中などに不調を訴えており、救急車で搬送されたこともあった。元社長は今年の春ごろ体調を崩し、現在も入院中。《共同通信》

【田村隆一さん】死去

「四千の日と夜」などの詩で知られた戦後の代表的な詩人、田村隆一氏が26日午後11時27分、食道がんのため東京都目黒区の病院で死去した。75歳。東京都出身。

明治大卒。東京府立三商時代にモダニズムの詩誌に参加。学徒動員で海軍を経て陸軍に配属され、京都・舞鶴で終戦を迎えた。昭和22年、鮎川信夫氏らと詩誌「荒地」を創刊。31年に最初の個人詩集「四千の日と夜」で、戦争による多くの犠牲の中から生まれ出てくる詩についてうたい、文明批評的な詩作で注目を浴びた。

その後は「重いテーマをやさしく」書くことに努め、詩集「言葉のない世界」で38年に高村光太郎賞、「奴隷の歓び」で60年に読売文学賞を受賞。今年1月には、長年の詩作と評論活動が評価され日本芸術院賞を受賞した。《共同通信》



8月26日のできごと