平成3459日目

1998/06/28

【参院選】公示後初の日曜日

参院選公示後、最初の日曜日の28日、橋本龍太郎首相(自民党総裁)ら各党党首は全国各地を精力的に回り、人出の多い繁華街や団地で有権者に支持を訴えた。

橋本首相は鹿児島県内の5カ所で街頭演説。懸案の不良債権処理問題では「日本はこの壁を必ず越えられる」と強調、南国特有の強い日差しが照りつける中、汗だくになりながら「私を信じていただきたい」と繰り返した。鹿児島市の繁華街・天文館では歩道に聴衆がぎっしりと埋まり、通行人との小競り合いも起きるほど。内閣支持率の低迷ぶりとは対照的に「橋龍人気」の健在ぶりをうかがわせた。

一方、民主党の菅直人代表は地元東京の繁華街を集中的に遊説。JR新宿駅前では「自民党が過半数を取れなかったら、あっせん利得罪を盛り込んだ議員提出法案を参院で通せるようになる。衆院で自民党だけ反対ということになれば面白い」と自民党の過半数阻止を訴えた。

東京選挙区の候補者でもある公明の浜四津敏子代表は東京、埼玉を回った。東京都八王子市での街頭演説では「霞が関では相変わらず利権の分捕り合戦が行われている」と自民党による利権政治を厳しく批判。社民党の土井たか子党首はJR新宿駅前で「大企業や大手銀行でなく、苦労が報われない社会的、経済的弱者の側に立つ」と党をPRした。

また共産党の不破哲三委員長は神戸市で「銀行再建には一行当たり1000億円も使うのに、被災地支援に540億円しか用意しない自民党の姿勢はまさに逆立ちだ」と「自共対決」を印象付けた。

自由党の小沢一郎党首は高知市内の日曜市で「私たちは(大幅減税で)個人も企業も可処分所得を増やして経済再建からスタートしようとの考えで一貫している」と「政策の党」を売り込んだ。さきがけの武村正義代表は都内の団地で「この選挙は減税の大合唱になっている。各党はどういう財源で減税が可能か説明していない」と財源なき減税論議を批判した。《共同通信》



【福井震災】発生から50年

3700人余りの犠牲者を出した福井震災の「50週年犠牲者追悼式」は28日、福井市の県立音楽堂でしめやかに営まれた。追悼式には震災直後に被災地を慰問した三笠宮崇仁さまが臨席されたほか、約1400人の遺族らが犠牲者のめい福を祈り、震災の教訓を後世に伝えることを誓った。《福井新聞》

【小泉純一郎厚相】石川県入り

小泉純一郎厚相は29日、石川県入りし、金沢市の金沢東急ホテルで谷本正憲知事、山出保県市長会長」(金沢市長)と懇談した。この中で、小泉厚相は県が能登地区で平成14年秋の完成をめざして計画を進めている一般廃棄物のRDF(固形化燃料)専用焼却炉建設に対し、国の支援措置を前向きに検討する意向を示した。

RDF専用焼却炉は、一般廃棄物を乾燥、固形化し、燃料に活用する施設で、谷本知事、山出県市長会長が国の財政支援を要望したのに対し、小泉厚相が「努力したい」と答えた。

このほか、小泉厚相は平成12年度の介護保険導入に向け、要介護認定作業などに必要となる新たな約300項目の省令及び政令の制定を急ぐ考えを示した。

これに先立ち、小泉厚相は小松市役所前での街頭演説で参院選県選挙区の自民党現職沓掛哲男候補の支持拡大を呼び掛けたほか、金沢東急ホテルで講演した。《北國新聞》



6月28日のできごと