平成3361日目
1998/03/22
この日のできごと(何の日)
【大相撲春場所千秋楽】大関若乃花関、7場所ぶり4度目の優勝
大相撲春場所千秋楽(22日・大阪府立体育会館)大関若乃花が小結琴錦をはたき込み、14勝1敗で7場所ぶり4度目の優勝を決めた。来場所は史上初の兄弟横綱誕生を目指す。1差で追っていた横綱曙は大関武蔵丸を寄り切り12勝2敗。綱とり場所だった武蔵丸は8勝7敗。大関貴ノ浪も関脇武双山に寄り切られ8勝止まり。武双山は9勝6敗、琴錦は6勝9敗となった。
初の敢闘賞を受賞した蒼樹山は殊勲賞の小結魁皇を押し出し11勝目、魁皇は8勝7敗。東前頭筆頭の千代大海が湊富士を寄り切って勝ち越し初の技能賞を獲得、来場所の新三役を確実にした。10勝目を挙げた土佐ノ海が敢闘賞。十面は久島海が12勝3敗同士の決定戦で、闘牙を下して優勝した。《共同通信》
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【巨人・多摩川グラウンド】終球式
3月末で財団法人河川環境管理財団に返還される東京・多摩川河川敷の巨人多摩川グラウンドで22日、巨人のOB戦が行われ、不滅の9連覇を達成する原動力となるなど「聖地」と言われたグラウンドに別れを告げた。
曇りで底冷えのする寒さにも、最後のイベントとあって球場周辺や土手沿いには8000人のファンが集まった。試合後には打席に川上哲治氏が立ち、バッテリーは投手に藤田元司氏、捕手は森祇晶氏のメンバーで「終球式」が行われ、最後にマウンドのプレートが外された。
OBを代表して川上氏は「日本シリーズ中の大雨の中での練習や王、長嶋ら選手が一列に並んで小石拾いをした思い出がある。われわれの時代につくった巨人の伝統や栄光は、ジャイアンツ球場に移っても(練習を)きちっとやって、新しい栄光をつくってもらえればいい」と感慨深そうにあいさつした。《共同通信》
【自民党・野中広務幹事長代理】特別減税継続に消極姿勢
自民党の野中広務幹事長代理は22日午後、佐賀市で講演し、党内で検討されている景気対策のための特別減税継続などの措置について「暫定予算回避のために安易に数字を打ち上げ、将来大変な荷物になるよう決定をしてはいけない。税制全体のあるべき姿を根本的に議論すべきだ」と消極的な考えを示した。
減税規模次第では赤字国債の大量発行が必要となる上、減税による景気刺激策は効果が薄いとの判断による。
野中氏は株買い支えのための資金投入に関連して「郵便貯金や簡易保険も郵政省自身が敏速、果敢に市場に参入できるようにするため、予算成立後に国会に改正案を提出する」と述べ、機敏な資金運用に向けて郵便貯金法などの改正を急ぐ考えを表明した。
米国の減税をめぐる対日要求に関しては「米国から景気対策の処方せんまで示されなければならないというのは、日米間の信頼関係にとって良いことではない」と強い不快感を表明。山崎拓政調会長や自民党議員団の訪米を計画していることを明らかにした。
新「民主党」結成の動きに対しては「もう一度首相をやりたいという人など『落ちぶれ三人衆』を一緒にしているが、理念も政策もない。参院選のための選挙互助会だ」と批判した。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】防衛大卒業式で訓示
橋本龍太郎首相は22日午前、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示、新たな「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)に伴う国内法整備について「今国会に提出できるよう作業を進めている」と述べ、周辺事態(有事)に対応するため対米支援の内容を定めた「後方地域支援法」(仮称)などの関連法案を今国会中に提出する方針を明らかにした。
沖縄県名護市沖の海上ヘリ基地建設問題に関しては「海上基地案は最良の選択肢として提唱した。大田昌秀県知事ら地元の理解が得られるよう粘り強く取り組む」と強調、県内移設を普天間飛行場返還の前提とした日米特別行動委員会(SACO)の最終合意に沿って、今後も返還実現に努力する考えを示した。《共同通信》