平成3333日目

1998/02/22

この日のできごと(何の日)

【長野五輪】閉幕

第18回冬季五輪長野大会が22日、閉幕した。16日間、7競技68種目に及んだ史上最大規模の冬季五輪は、日本選手の活躍が大会を盛り上げ、勝負にかけた参加選手のひたむきな姿が国境や民族を超えた感動を呼び、地元に交流の喜びと大会開催の自信をもたらした。

午後6時から長野市篠ノ井東福寺の南長野運動公園で開いた閉会式は、「故郷(ふるさと)」の大合唱に21世紀へのメッセージ「ふるさとは地球」を乗せ、五輪旗を次期開催都市・米国ソルトレークシティーに手渡した。《信濃毎日新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【菅直人氏、羽田孜氏】新・新党の認識で食い違い

民主党の菅直人代表は22日午前のフジテレビの番組で、国会内会派「民友連」を構成する民主、民政、新党友愛、民主改革連合の4党を基軸とした新・新党構想について「国民的にそのような期待感が高まれば、新党になってもいい」と述べ、現状では新党に発展させるのは難しいとの認識を重ねて示した。

一方、民政党の羽田孜代表は「世論は政治家が訴えながらつくっていくものだ」と反論。その上で「野党がばらばらでは、与党も野党を怖がらず、政治に緊張感が生まれない」と述べ、新・新党に前向きな姿勢を強調し、民主、民政両党の認識の違いを、あらためて浮き彫りにした。《共同通信》

【長崎県知事選挙】金子原二郎氏が初当選

任期満了に伴う長崎県知事選は22日投票、即日開票の結果、無所属新人で前衆院議員の金子原二郎氏(53)=自民、さきがけ推薦=が前自由党副党首で前衆院議員の西岡武夫氏(62)=自由、平和、改革ク推薦=ら3候補を大差で破り初当選した。最終投票率は68.78%と前回1994年の選挙を3.02ポイント上回った。

金子氏は3200を超える団体の推薦と連合長崎の支持を得て、「中央とのパイプ」を強調し、橋本龍太郎首相や加藤紘一幹事長ら自民党幹部、閣僚が続々と応援に駆けつけるなど与党効果で終始、優勢に立った。地盤の県北部を中心に大票田の佐世保市や群部で満遍なく得票を伸ばした。西岡氏の地元・長崎市でも約2万5000票差まで追い上げ善戦、トータルで西岡氏に約11万6000票差をつけた。

西岡氏は出馬表明が告示日の11日前と遅れ、自由党色を薄めつつ、後半戦でばん回を目指したが、及ばなかった。《共同通信》

【通信放送衛星・かけはし】打ち上げ失敗

宇宙開発事業団は22日夕、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2ロケットで通信放送技術衛星「かけはし」を打ち上げたが、二段目ロケットの燃焼時間が短く、静止軌道に乗せるためのだ円軌道投入に失敗した

。H2による打ち上げ失敗は初めて。科学技術庁と同事業団は事故対策本部を設置し原因調査に入った。宇宙開発委員会も22日午後、今後の対応を協議する。

国産初の大型ロケットH2は、これまで5回の打ち上げに成功して米衛星メーカーからも打ち上げを受注するなど順調だった。打ち上げビジネス参入を目指し実績を積み重ねてきた日本の宇宙開発に、深刻な打撃を与えそうだ。

かけはしを乗せたH2ロケット5号機は同日午後4時55分に打ち上げられた。ロケットの一段目を切り離した後、二段目の噴射を開始。計画では二段目はまず約5分間噴射して燃焼を停止した後、再着火して約3分間噴射するはずだったが、実際には二回目の噴射は44秒しか続かなかった。エンジン制御用電子装置のデータに異常が見られたという。

かけはしはH2からの分離には成功、太陽電池パネルなどは正常に働いているが、高度3万6000メートルの静止軌道に達するための十分な速度に到達できず、高度が最高で1900キロ、最低で250キロのだ円軌道で地球を回っているという。

同事業団は、予定された実験の一部を可能な限り実施するため、衛星の小型エンジンを使って軌道を変更させることを数日間かけて検討する。

かけはしは重さ約2.2トンで、直径3.6メートルと世界最大級の可動型アンテナを搭載。衛星開発費は462億円で、打ち上げ費用などを含め総開発費は685億円。

宇宙開発事業団は郵政省通信総合研究所などと共同で、かけはしを使って地上局と直接通信できない位置にいる衛星との通信を中継する実験などを実施する予定だった。《共同通信》

【国連・アナン事務総長】イラク・フセイン大統領と会談

イラクへの武力行使回避を目指し、大詰めの調停を続けている国連のアナン事務総長は22日、イラクのフセイン大統領とバグダッドの大統領宮殿で約3時間にわたって会談した。

会談終了後、国連スポークスマンは「重要な進展があり、突破口に近づいた」と語った。会談結果については23日にアナン事務総長が声明を発表する。

会談では、イラクが固執してきた大統領宮殿などの査察の期限設定が焦点となったとみられる。

スポークスマンはまた、22日夜(日本時間23日未明)に事務総長がイラクのアジズ副首相と重ねて会談することを明らかにし「23日朝には合意できると希望している」と強調した。

米国は、事務総長の調停が失敗した場合は対イラク攻撃に踏み切る構えで、武力行使回避をめぐる調停は最大のヤマ場を迎えた。《共同通信》

米国による対イラク武力行使の回避を目指して調停活動を続けていた国連のアナン事務総長は22日夜(日本時間23日朝)、イラクのアジズ副首相と会談し、大統領宮殿の国連査察受け入れで全面的に合意した。イラク側が強く要求していた国連査察の期限設定は合意に盛り込まれなかった。

米国は合意内容について慎重に見極める方針だが、最大の対立点だった査察期限の設定問題が解消されたことで、イラク危機は武力行使の回避に向けて大きく動き出した。《共同通信》



2月22日 その日のできごと(何の日)