平成3091日目

1997/06/25

この日のできごと(何の日)

【オリックス・イチロー外野手】連続無三振216でストップ

オリックスのイチローが25日の日本ハム14回戦(東京ドーム)の四回、下柳から三振を奪われ、24日の日本ハム戦で更新した連続打席無三振のプロ野球記録が216でストップした。イチローは四回の第3打席で下柳に対し、2ストライクと追い込まれてから粘ったが、5球目を空振りし、4月16日のロッテ戦の第2打席で竹清に許して以来の三振を喫した。今季の通算三振数は5となった。

四回の第3打席、スライダー、直球で簡単に追い込まれた後、外のスライダーと内角の直球をファウルした5球目。3万7000人の歓声が高まる中、真ん中低めの142キロの直球に空を切った。

「三振ひとつであれだけ盛り上がってくれれば、幸せ者かと思いましたよ。これでもう1球ごとにざわめかれることはなくなるでしょう」。2ストライクになるたびに受ける重圧から解放されて安どの表情を浮かべた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

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【サッカーW杯予選】日本3-0ネパール

サッカー・ワールドカップアジア1次予選第4組日本ラウンド第2日(25日・東京国立競技場)日本は苦しみながらもネパールを3−0で下し、1次予選突破をほぼ確実にした。28日のオマーン戦で勝つか引き分けなら文句なしで、負けても9点差以内なら、日本の最終予選進出が決まる。

この日の日本は攻撃のリズムが悪く、ネパールの徹底した守りに攻めあぐんだが、前半終了直前に西沢が先制、後半にはカズが2ゴールを決めてネパールを突き放し、全勝を守った。2位のオマーンは苦戦したもののマカオを2−0で下した。《読売新聞》

【オレンジ共済組合事件】友部被告が無罪主張

高金利をうたった定期預金の名目で、顧客から総額約6億6500万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた「オレンジ共済組合」の実質的主宰者で参院議員の友部達夫被告(68)ら5被告の初公判が25日、東京地裁(若原正樹裁判長)で開かれた。

罪状認否で友部被告は、「だまそうなどと思ったことは絶対にない」と犯意を強く否認、妻で同共済組合理事長のA子、二男で専務理事のB(29)両被告も起訴事実を否認した。

理事のC被告(62)も共謀を否認、常務理事のD被告(63)だけが起訴事実を全面的に認めた。《読売新聞》

【今川幸雄・前駐カンボジア大使】カンボジア入り

対立を深めるカンボジアの二大政党に和解を促すため、日本政府特使に任命された今川幸雄・前駐カンボジア大使が25日夜、プノンペン空港に到着した。

今川特使は、フランスのクロード・マルタン特使(仏外務次官補)とともに、26日、ラナリット第一首相(フンシンペック党)とフン・セン第二首相(人民党)と別々に会談、政局の安定と、98年に予定されている総選挙を公正に行うよう求める。

今川特使は到着後、「愛するカンボジアの安定のために出来る限りのことをする。フランスのマルタン特使とは旧知の間柄で、チームワークよく(仕事が)出来ると思う」と語った。《読売新聞》

【自民党・山崎拓政調会長】自社さ体制維持強調

自民党の山崎拓政調会長は25日午後、北海道北見市のホテルで講演し、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)見直しに伴う有事法制について「(社民党が)国会で反対の立場をとっても異存はない。閣外協力であり、与党体制を崩すことはない」と述べ、米軍用地特別措置法改正と同じように社民党が反対に回っても自社さ3党体制を維持する考えを強調した。

一方で「昨年4月の日米安保共同宣言に対し、与党3党で支持声明を出したが、その下書きは当時政審会長の伊藤茂社民党幹事長が書いた」「憲法の枠内で検討する以上、社さ両党とは協調的に協議するとして、ガイドラインの見直し協議は十分可能との見解を表明。自民、新進両党間の協議の可能性を明確に否定した。

山崎氏は「新進党は憲法改正を前提にしている」として、新進党とのガイドライン協議を求める保保連合派をけん制。「新進内には(自民党と一緒に)論議できるグループがいくつもある。太陽党は考えが同じ。民主党は(意見が)分かれている。各党内のグループと(政策協義を)やることはある」と述べた。《共同通信》

【自民党・小渕恵三前副総裁】ポスト橋本に意欲

自民党の小渕恵三・前副総裁(旧小渕派会長)が還暦を迎え、ポスト橋本に意欲を燃やしている。都内のホテルで25日開かれた「お祝いの会」で、小渕氏は竹下元首相から贈られた赤いチャンチャンコ姿を披露し、「竹下さんから『自分は60歳になって運が向いてきた』と言われたので、これからも頑張る」とあいさつ。

竹下氏も「私も官房長官、幹事長をやり、63歳で総理になった。あと3年ある」と激励した。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】EU首脳と会談

橋本龍太郎首相と欧州連合(EU)議長国のオランダのコック首相、サンテール欧州委員会委員長らの日・EU定期首脳協議が25日午前、ハーグ市内で開かれた。

会談後の記者会見で双方は(1)EUは1997年の日本の対EU貿易黒字拡大傾向に懸念(2)中国返還後の香港の平和と安定への関心を共有(3)年1回の規制緩和に関するハイレベル対話の開催、などを柱とする共同新聞発表を行った。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の加藤紘一幹事長は25日昼、福岡市内のホテルで開かれた小里貞利元地震対策相のパーティーに出席した。加藤氏は3年前に村山富市政権が誕生する直前、小里氏が当時の久保亘社会党書記長の宿舎を朝駆けして説得した手柄話を紹介し、「いろんな人が政権発足にかかわったと言うが、ぎりぎりの重要な場面が小里・久保会談だった」と持ち上げた。同時に「自民党が(野党から)政権に復帰したのが村山政権だった」と念を押し、自社さ路線維持派の旗頭としての存在も抜け目なくアピール。

○・・・民主党の鳩山由紀夫代表は同日午後、自分が登場する東京都議選用の宣伝ポスターを党本部で記者団に披露。まさに撮影に入ろうとする映画監督に扮したポスターを前に「この監督役は本当は私ではなく、都民、市民の皆さんです。自らが脚本、企画を書いて東京を変えていただきたい。そのドラマの封切りが都議選です」と盛んにPR。都議選用ポスターは菅直人代表を映画俳優に擬したものも製作したが、肝心の選挙情勢は「非常に厳しい状況」(選対幹部)とか。ハッピーエンドのドラマにはなかなかなりそうもない?《共同通信》



6月25日 その日のできごと(何の日)