平成3092日目

平成9年6月26日(木)

1997/06/26

【オウム裁判】林泰男被告、起訴事実認める

地下鉄サリン事件の実行犯として殺人罪などに問われたほか、松本サリン事件と新宿駅青酸ガス事件でも起訴されたオウム真理教元幹部林泰男被告(39)の初公判が26日、東京地裁(木村烈裁判長)で開かれ、林被告は「関与したのは起訴状の通りで、おおむね間違いない。本当に申し訳ありませんでした」と起訴事実を大筋で認めた。

松本事件については「製作した(サリン)噴霧車が、事件に使われるとは知らなかった」と述べた。また、松本智津夫被告(42)=教祖名麻原彰晃=について「平成6年ごろから麻原の行動は現実離れして疑問を持った。しかし、教団では麻原は絶対的な存在なので(犯行指示に)従わなければならなかった」と述べた。弁護側は「殺人を命じられても逆らえない異常な精神状態にあった」として心神耗弱の可能性を指摘した。

検察側冒頭陳述などによると、林被告は松本被告らと共謀。平成7年3月20日、東京都内の地下鉄5路線の車両内で、サリンの入った袋を傘の先で破って発散させ、乗客ら12人を殺害し、3794人を重軽症に陥らせた。林被告は日比谷線北千住発中目黒行き車両の実行犯とされ、5路線で最も多い被害者(死者8人、重軽症者2473人)を出した。《共同通信》



【カンボジア】総選挙は来年5月23日

カンボジア政局の混迷を懸念するデンバー・サミット(主要国首脳会議)の特別声明を受け、日本とフランスから特使として派遣された今川幸雄前駐カンボジア大使とクロード・マルタン仏外務次官補は26日、プノンペンで、フン・セン第二首相(第二党・人民党)、ラナリット第一首相(第一党・フンシンペック党)と個別に会談した。会談の中でラナリット第一首相は、「次期総選挙を来年5月23日に実施する」と初めて期日を明らかにした。

ラナリット第一首相の報道官によると、同首相は「5月23日は、4年前に国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)による選挙が行われた記念すべき日」と指摘、次回総選挙も公正に行うとの意思を強調した。《読売新聞》

【タイ国軍】ポル・ポト氏の生存を確認

タイ国軍は26日、バンコクの最高司令部で記者会見を行い、カンボジアのポル・ポト派最高指導者だったポル・ポト元首相がカンボジア北部アンルンベルン付近で、離反グループによって拘束中であることを明らかにした。

カンボジアと国境を接するスリン県駐屯のタイ陸軍部隊副司令官、ルアンポン大佐は会見で、「ポト氏は離反グループに拘束されているが、重病で、酸素吸入と点滴を受けている」と述べた。同大佐は「軍情報部から報告を受けた」と述べ、詳細については言及を避けた。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】加藤幹事長再任を示唆

橋本龍太郎首相は26日午前、ベルゲン市内のホテルで同行記者団と懇談し、9月の自民党総裁選で再選が確実になったことを受け、加藤紘一幹事長の再任を軸に党役員人事を検討する意向を示唆した。

首相は「来年は参院選があり、逆算の方程式だ。参院選に向けてどの程度進んでいるか、どういう体制が一番望ましいのかということだ」とした上で「東京都議選の結果が参院選を占う意味で大事だ」と述べ、選挙責任者の加藤氏中心の体制継続をにじませた。

このため総裁選が告示される9月上旬にも加藤氏続投が決まる。党人事と運動した内閣改造については、具体的に触れなかったが、臨時国会前の改造が強まる方向だ。

臨時国会の召集時期については「財政再建法案(仮称)がまとまるまで2カ月ちょっとかかる」と述べ、9月召集の方針を表明。「日米防衛協力の指針(ガイドライン)」の見直し問題では「(社民党が与党を離脱する可能性があるとの)立場からは議論したくない。党派を超えてどうあるべきかで結論を出していく」として、野党にも協力を求めていく考えを強調した。自社さ3党体制を基本に野党にも協力を求めていく方針は「将来も同じことだ」とした。

行政改革の関連する国家公務員の数について「より簡素でスリム化する余地はある」と強調。その一方で「ペルーの大使公邸人質事件の教訓で、警備体制などを見直さなくてはならず、増員が必要なところもある」として、在外公館などは増員の対象になるとした。《共同通信》

【 JR東海】次期新幹線「700系」デザインを公表

JR東海がJR西日本と共同で開発中の新幹線の新型車両(700系)のデザインが26日、模型で公開された。92年春の「のぞみ号」(300系)以来のモデルチェンジで、今年9月には1編成(16両)が完成。走行試験の後、東海道・山陽新幹線での99年度の営業運転を目指す。

アヒルのくちばしを思わせる先端は、空気抵抗を抑えるため、300系よる2.85メートル長い8.5メートルになり「エアロストリーム形」と名付けられた。平たんでゆるやかな曲線が特徴だ。《読売新聞》



6月26日のできごと