平成3000日目

1997/03/26

この日のできごと(何の日)

【ヘブンズ・ゲート集団自殺事件】

米カリフォルニア州南部の都市サンディエゴ近郊にある太平洋岸の高級住宅地ランチョ・サンタフェの邸宅で26日夕、39人の遺体が見つかった。地元のサンディエゴ郡保安事務所は集団自殺として調べているが、死因や動機など詳しい状況は分かっていない。


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同事務所の調べでは、遺体はすべて白人の男性で、年齢は18ー24歳。遺体に外傷は見られず、毒物を使った可能性が高いという。いくつかのグループに分かれて死んでいた。

近所の人の話では、邸宅にはある宗教グループが住んでいたとみられ、保安官事務所は、先にカナダのケベック州で起きた宗教団体関係者ら5人が集団自殺した事件との関連性について調べている。《共同通信》

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【第69回選抜高校野球大会】開幕

甲子園球場で26日開幕した第69回選抜高校野球大会は粘る星稜を5−3で下した平安のほか、延長戦をサヨナラで制した地元報徳学園(兵庫)、初陣の日大明誠(山梨)が2回戦に進んだ。報徳学園は延長十一回二死二塁で中上が三塁強襲の適時打を放ち、4−3で東海大菅生(東京)を破った。開幕試合は日大明誠が、二回に3長短打などで3点を先制。七回に加点し、金子が35年ぶり出場の豊浦(山口)を八回の1点に抑え4−1で快勝した。《共同通信》

【JOC】古橋会長を再選

日本オリンピック委員会(JOC)は26日の評議員会、理事会で役員を改選し、古橋広之進会長(68)を再選した。古橋会長は5期目、任期は2年。堤義明前会長(62)は、名誉会長になった。

JOCは2月の理事懇談会で、長野冬季五輪を控えているとの理由で、原則として執行部全員留任の方針を固め、各競技団体の了解も得ていた。笹原正三副会長(67)、八木祐四郎専務理事(67)ら幹部役員もそろって再選された。

古橋会長は会見で「今後の2年間は重要案件が山積している。特に長野五輪を成功させるかどうかは、2008年夏季五輪立候補にも影響する」と述べた。4月9日の理事会で行う各委員会の役員人事でも「大幅な変更は避けたい」との意向を示した。《共同通信》

【積水化学】女子陸上部監督に小出義雄氏

積水化学は26日、マラソン、長距離、駅伝を中心とした女子陸上部を4月1日付で発足させ、リクルート前総監督の小出義雄氏(57)を監督に迎えると発表した。リクルートから吉田直美ら4選手が、小出氏とともに積水化学に移籍。松本こずえ(中大)、高校総体で活躍した原口加奈子(福岡筑紫女学園高)らの新人を加え、9選手でスタートする。

小出新監督はリクルート時代、有森裕子をマラソンで五輪2大会連続のメダリストに育てるなどの実績を残し、2月20日付で退社していた。会見で、同新監督は「五輪で活躍できる選手を育てたい」と抱負を語った。《共同通信》

【米・ゴア副大統領】江首席訪米で日程調整

1989年の天安門事件以降、米首脳級として初めて中国を訪問したゴア副大統領は26日、北京市内のホテルで記者会見し、クリントン大統領と江沢民国家主席の相互訪問を実現する方針を確認、皮切りとなる今年秋の江主席訪米に向け、具体的な日程調整に入ることで両国が一致したことを明らかにした。

また、人権問題などをめぐり多くの対立点が残っていることは認めながらも「今回の訪問が、中国とのパートナーシップ形成や(地域の)安定と繁栄への道につながることを期待している」と言明。第二期クリントン政権が最重要課題の一つと位置付ける対中政策で、対話継続を通じたパートナーとしての関係構築を目指す方針を打ち出した。《共同通信》

【北朝鮮拉致被害者家族連絡会】国に真相究明を要請

1977年から83年にかけて日本海の海岸などで男女らが行方不明になった事件で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致されたと訴える小浜市の地村保志さん=当時(23)=の父、保さん(70)ら8家族でつくる連絡会(横田滋代表)が26日午前、東京・霞が関の警察庁と外務省を訪れ、真相究明を陳情した。《福井新聞》

【橋本龍太郎首相】マレーシア・マハティール首相と会談

橋本龍太郎首相は26日夜、マハティール・マレーシア首相と首相官邸で会談し、日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳定期協議を早期に実現させるべきだとの認識で一致した。

橋本首相が同構想をあらためて提案しながら「日本とASEANが意見交換することで、よりアジアの考え方を先進国首脳会議(G7)の場に反映できる」と強調したのに対し、マハティール首相も「賛成だ。ASEAN首脳も歓迎している」と実現に向けて加盟各国に働き掛ける考えを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は26日、開幕したばかりの選抜高校野球が気になる様子で、記者団に「地元(代表校の試合)がいつか知らないか」と、岡山南高校の試合日程を逆質問。28日の第2試合と分かると、首相は「28日か…。(テレビ観戦は)難しいな」と、残念そうなそぶり。同日は平成9年度予算が成立する見通しで、参院予算委員会の締めくくり総括審議など一日中、国会に縛られるためだが、予算が終われば、米軍用地特別措置法改正問題などの懸案がめじろ押し。首相にとっては、テレビ観戦もしばらくお預け。

○・・・伊藤茂社民党幹事長はこの日、沖縄問題の与党幹事長、政調・政審会長協議の冒頭「今から振り返ると、政審会長時代の方が楽しかった」と切り出し、米軍用地特別措置法改正問題に苦慮する胸の内を吐露。加藤紘一自民党幹事長も「政調会長時代は大変だったが、物事が進んで楽しかった。今は気苦労ばかり多い」と応じた。伊藤氏は「女房との思い出も、けんかじゃなく、楽しかったことだけだ」と締めくくったが、社民党内には法改正反対論が根強く、与党の枠組みがきしむ可能性もあるだけに繰り言にも「単なる懐古、それとも与党にお別れのサイン」と憶測が。《共同通信》

【鹿児島県北西部】震度5強

26日午後5時31分ごろ、鹿児島県北西部を中心に九州から中国、四国地方の広い範囲で地震があり、鹿児島県川内、阿久根、宮之城で震度5強の強い地震を観測した。気象庁によると、震源地は薩摩地方で、震源の深さは約20キロ、マグニチュード(M)は6.2と推定される。

午後11時45分までに、川内などで震度4を観測するなど有感だけで約30回の余震が続き、気象庁は警戒を呼び掛けている。九州管区警察局によると、午後11時半現在、宮之城町で11人など同県内で計20人が落石などで重軽傷。

気象庁によると、平成6年2月に阿久根などで震度4を観測したM5.7の地震が発生しており、同庁は「北東−南西方向に圧縮軸を持つ横ずれ断層型で6年の地震に似ている」としている。

政府の地震調査委員会は、27日午後に名古屋市で臨時会議を開き、地震活動の今後の見通しを討議する。鹿児島県によると、同県鶴田町の震度計は震度6強、東郷町と阿久根市では震度6弱を記録。同県災害警戒本部の要請で陸上自衛隊が宮之城町などに給水車を出動させた。

鹿児島県警によると、午後11時半現在の建物損壊は11棟、道路損壊9カ所、がけ崩れ22カ所。祁答院町役場や川内市役所の庁舎の壁に亀裂が入ったほか、入来町役場でガラス100枚が破損した。《共同通信》

【マレーシア】シンガポールとの関係凍結

ベルナマ通信が伝えたところによると、マレーシア政府は26日の閣議で、シンガポールのリー・クアンユー上級相(前首相)がマレーシア・ジョホール州を中傷する発言をした問題に関連し、シンガポールとの「新たな二国間関係」を凍結することを決めた。マハティール・マレーシア首相は25日から日本を公式訪問中で、閣議はアンワル副首相兼蔵相が主宰した。

同通信は、閣議に出席した閣僚の話として、シンガポールとの関係はしばらく冷却化し、現在進行中の協議も当面中止される見込みだと伝えたが、協議の具体的内容は報じなかった。

リー上級相は、野党政治家に対する名誉棄損裁判の宣誓供述で、ジョホール州では犯罪が横行しているという趣旨の発言をし、マレーシア政府や国民の怒りを招いた。上級相は同政府の抗議で声明を出し、全面謝罪と発言撤回を表明。マレーシア側も先週の閣議で一度はこれを受け入れた。

しかし、アブドラ・マレーシア外相が「関係修復にはかなりの時間がかかる」とくぎを刺したのに対し、シンガポール政府も「関係改善への期待を示しながらも、しこりが残っていた。《共同通信》



3月26日 その日のできごと(何の日)