平成2983日目

平成9年3月9日(日)

1997/03/09

【在ペルー日本大使公邸占拠事件】トンネル疑惑に幕

ペルーの日本大使公邸人質事件で、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループは9日、トンネル掘削問題を理由に拒否したペルー政府との10回目の対話を10日に再開することで、保訓人のシプリアニ大司教、ビンセントぺルー・カナダ大使と合意した。

大司教らは協議終了後「この一週間が平和的解決のために重要である」との声明を発表し、MRTAとの交渉が順調に進む感触を得ているとみられる。

シプリアニ大司教は7日の記者会見で、27日から休日が始まる復活祭に「(教区の)アヤクチョで皆さんとお会いしたい」と述べ、復活祭までの平和解決に強い期待を表明していた。トンネル疑惑でつまずいた交渉は、5日ぶりに再開の運びとなり、事件は解決に向け大きなヤマ場に差し掛かった。

武装グループの指導者セルバ容疑者は9日昼、英テレビWTNとの無線交信で「交渉を長引かせないため、トンネル問題は持ち出ない」と述べ、交渉に本格的に取り組む意向を示した。交渉は今後、保証人委員会が作成する調停案をたたき台に、MRTA服役囚の釈放や、出国問題など具体的な項目について協議することになる。

日本政府現地対策本部も予備的対話の再開を歓迎、今後の対話継続に期待を示した。

大司教とビンセント大使は9日正午(日本時間10日午前2時)から約2時間公邸に滞在、MRTA側と対話再開について協議した。終了後の同日夕、オブザーバーの日本政府現地対策本部、寺田輝介顧問を交え、MRTAとの協議結果を分析、10日の対話再開に備えた。

MRTAは6日、警察が公邸下にトンネルを掘り武力突入を進備していると反発、7日に予定されていた10回目の対話を拒否したが、8日の報道機関との無線交信では再開を「期待している」と前向きな姿勢をみせていた。《共同通信》



【名古屋国際女子マラソン】鈴木博美選手が2位

世界選手権(8月・アテネ)の代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンは9日、名古屋市の瑞穂公園陸上競技場を発着点とする42.195キロのコースに175人が出場して行われ、32歳のマディナ・ビクタギロワ(ベラルーシ)が2時間29分30秒で初優勝した。鈴木博美(リクルート)が2時間29分36秒で2位に入った。《共同通信》

【大相撲春場所】初日

大相撲春場所初日(9日・大阪府立体育会館)横綱、大関陣がそろって白星の幕開け。横綱貴乃花は新小結旭鷲山のけ手繰りの奇襲にも慌てず、寄り切った。曙は初顔合わせの琴竜を落ち着いて寄りで退けた。横綱昇進をかける大関若乃花は、玉春日を寄り切り好発進。武蔵丸は新鋭の栃東をつり出し、かど番の貴ノ浪は大至に攻め込まれたが、右上手投げで逆転勝ちした。両関脇は、貴闘力が剣晃を押し出したが、武双山は今場所平幕落ちした魁皇に一方的に押し出された。小結土佐ノ海は琴の若を押し出した。新入幕の2力士は出島が白星、五城楼が黒星で明暗を分けた。《共同通信》



3月9日のできごと