平成2957日目

1997/02/11

この日のできごと(何の日)

【在ペルー日本大使公邸占拠事件】話し合い継続で合意

ペルーの日本大使公邸人質事件で、公邸を占拠する武装グループ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)とペルー政府双方の代表は11日午後、道路を挟んだ公邸前の民家で約4時間にわたり、事実上の直接対話となる予備的対話を行った。

同席した保証人のシプリアニ司教とカナダのビンセント駐ペルー大使は終了後、「双方は対話継続で合意し、その手続きを承認した。日程は今後決める」と発表した。次回対話は13日以降になるとみられる。

MRTAと政府側が直接協議したのは昨年12月28日以来、1カ月半ぶり。対話継続に合意したことで、12月17日に発生、長い間こう着状態が続いた事件は平和的解決へ向け一歩踏み出した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【社民党・土井たか子委員長】石川県輪島市、珠洲市を視察

社民党の土井たか子党首は11日、輪島、珠洲両市でタンカー重油流出事故の被害を視察し、石川県庁で谷本正憲知事と池田健県議会議長から要望を聞いた。

谷本知事は広範囲にわたる油流出事故に対応できない現行の法律・制度の整備を要請。土井党首は「国内法の点検と、油濁防止に関する条約の充実を国際的に提起するという2つの対応がある」と述べ、自社さ3党協議の課題に位置づける姿勢を示した。

谷本知事は重油除去費用が地方自治体の負担になっている現状を訴え、船主の委託を受けている海上災害防止センターが除去費用を立て替え払いできるように同センターへの融資制度の緊急創設を要請した。また、風評被害拡大を防ぐため、沈没船体からの流出防止と、新たに漏れた油の漂着前の処理を要望した。《北國新聞》

【橋本龍太郎首相】「6つの改革」重ねて決意

橋本龍太郎首相は11日昼、東京・日比谷公会堂で開かれた「建国記念の日を祝う国民式典」であいさつし、現在を明治維新、第2次世界大戦後に続く第3の変革期と位置付けて「世界の潮流を先取りする経済社会システムを一日も早く創造するには行政、財政、社会保障、経済、金融システムに教育を加えた6つの改革を一体的に断行しなければならない」とあらためて改革に臨む決意を表明した。

また「地域紛争、軍縮・核不拡散、環境、テロなどの地球的規模の問題解決が緊急の課題となっている中で、地域的協力、グローバルな協力にも積極的に取り組む必要がある」と述べ、国際社会の平和と繁栄のために貢献していく姿勢を強調した。《共同通信》

【新進党・旭道山和泰衆院議員】断髪式

まげに別れを告げ、名実ともに「旭道山先生」が誕生―。昨年10月、衆院議員に転身して大相撲を廃業した元小結の旭道山和泰氏(32)=鹿児島県出身、大島部屋=の断髪式・披露大相撲が11日、東京・両国国技館で行われた。

断髪式では新進党の小沢一郎党首ら国会議員、日本相撲協会の境川理事長(元横綱佐田の山)ら約290人がはさみを入れた。「泣かないようにしようと思っていたが、最初から泣いてしまった」と、ガッツあふれる相撲で土俵を沸かせた旭道山氏もさすがに感慨深げ。

「5着持っている」と言うスーツでの今後の議員活動の抱負を聞かれて「新弟子ですから大きいことはできないが、できることからやっていきたい」ときっぱり話した。《共同通信》

【第34回ラグビー日本選手権】東芝府中が初優勝

ラグビーの第34回日本選手権は11日、晴れ間ののぞく東京・国立競技場で4万3000人の観衆を集めて行われ、社会人王者の東芝府中が学生覇者の明大に69−8で勝ち、1948年の創部以来初の日本一に輝いた。社会人は9連勝で、通算成績を26勝8敗とした。

東芝は分厚いサポートでボールを次々とつなぎ、明大の防御網を簡単に突破。前半2分のフッカー薫田のトライを皮切りに、前半だけで8トライを挙げた。後半は明大の反撃に遭ってゴールライン前にくぎ付けにされる場面もあったが、これをしのいだ後はさらに3トライを追加した。

明大は東芝の多彩な攻めについていけず、失点を重ねた。後半23分にFWでトライを奪い、意地を見せたものの地力の差は大きく、21年ぶりの優勝はならなかった。《共同通信》



2月11日 その日のできごと(何の日)