平成2860日目

1996/11/06

この日のできごと(何の日)

【サッカー・2002年W杯】開幕は韓国、決勝は日本

サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)を共同開催する日韓両国と国際サッカー連盟(FIFA)は6日、チューリッヒで開いた共催検討委員会で、日本が決勝、韓国では開幕戦を実施することで基本合意に達した。大会名称は「コリア・ジャパン大会」とすることが条件となる。

決勝に付随して国際放送センター(IBC)と、W杯地域予選大会の抽選会場が日本。3位決定戦と決勝大会の抽選会場が韓国、さらに開幕戦を行うことから、慣例から韓国で開幕直前のFIFA総会も開くことになる。

国際サッカー連盟(FIFA)は6日、チューリッヒで2002年ワールドカップ(W杯)の骨格づくりを目指す日韓共催検討委を開き、日本側の希望していた試合数増加を認めず、1998年フランス大会と同様の試合方式となる参加32チーム、試合数計64を確認した。日韓両国の予選出場免除も同時に正式発表された。

日韓両国が対等な立場で開催するとの基本原則をあらためて確認。日本は予選リーグ計4組、日本以外の15チームを受け入れて、合計32試合を実施することになりそうだ。最大で40チーム、計96試合を要望していた日本だが、今後はこの決定に従って、国内の15会場候補都市をFIFAの指導する適正な会場数に絞り込むことになる。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【ロッテ・伊良部秀輝投手】米移籍が困難に

米大リーグへの移籍を希望しているロッテの伊良部秀輝投手は6日、重光昭夫オーナー代行と東京・西新宿のロッテ本社で話し合い、希望がかなわない場合にはユニホームを脱ぐ決意があると伝えたが、同代行は移籍を認めず、大リーグ入りは困難な状況となった。

「新体制になったし、心機一転、チームに残ってほしい」と慰留した重光代行と「自分の心はもう大リーグにある。移籍させてくれないか」と訴える伊良部の話し合いは平行線をたどり、約15分で終わった。

同代行は、来季終了後には米国移籍を認めるという妥協案を示したが、伊良部はあくまで来季からの大リーグでのプレーを主張し、「聞く耳を持たない感じで交渉の余地はなかった」という。

伊良部は「この顔を見てもらったら分かると思いますが……」とぶ然とした表情で短くコメントしただけだった。

ロッテに対しては既に10球団以上の大リーグ球団から獲得の申し込みがあるが、重光代行は「伊良部の保有権を放棄するつもりはまったくない。野茂、前田は任意引退で米国に行ったが、あれは所属球団がOKした形。ロッテにそういう考えはない」と言明した。《共同通信》

【Jリーグ】第29節

Jリーグ第29節(6日・カシマスタジアムほか=8試合)勝ち点で並んでいた首位の鹿島アントラーズが勝って、2位の横浜フリューゲルスが敗れ、鹿島の初の年間優勝が確定的になった。9日の最終節で、鹿島はヴェルディ川崎、横浜Fは浦和レッズと、いずれも、アウェーで対戦。鹿島が負けて、横浜Fが勝った場合、両チームが勝ち点で並ぶが、今節を終わって得失点差は鹿島がプラス32で、プラス17の横浜Fを15点も上回り、逆転は事実上不可能な情勢となった。鹿島は名古屋グランパスに先制されたが、真中の連続ゴールで優位に立ち、4−2で勝った。横浜Fはジュビロ磐田に1−2で逆転負けした。《共同通信》

【日米野球】第5戦

日米野球第5戦は6日、福岡ドームで行われ、全米、全日本ともに譲らず、九回規定により6−6で引き分けた。対戦成績はこれで、全米の3勝1分け1敗となった。

全米は1−1の三回一死二、三塁からJ・ゴンザレス(レンジャーズ)の2点適時打で勝ち越し。五回にはボンズ(ジャイアンツ)が右翼席に本塁打し、4−1とリードを奪った。しかし、全日本も五回に立浪(中日)の3点適時二塁打などで4点を返して一度は逆転。全米に再び1点リードされた後の八回には失策に乗じて同点とした。

第6戦は七日に甲子園球場で行われ、先発は全日本が川尻(阪神)、全米が野茂(ドジャース)。《共同通信》

【新進党】笹川尭氏が離党

新進党の笹川尭衆院議員(群馬2区、当選4回)は6日昼、西岡武夫幹事長に離党届を提出、受理された。この後の記者会見で笹川氏は、18兆円減税など党の政策との違いを離党理由に挙げるとともに「会社でも再建できない時は解散しないと社会に迷惑をかける。小沢商店(の再建)に見込みはない」と党の現状を批判した。《共同通信》

【新進党、民主党】政策課題を随時協議

新進党の西岡武夫幹事長は6日午後、国会内で民主党の菅直人代表と会談、今後の協力関係について①政策責任者の合意した政策課題について随時協議する②協議で合意した政策については、協力して実現を目指す―との合意文書に署名した。

民主党が主張している行政監視評価委員会(仮称)の国会設置など、行政改革の具体化に向けた協議を優先課題とし、情報公開法や市民活動促進法(NPO法)の制定などでも連携することで一致。来週中に新進党の野田毅政審会長、民主党の仙谷由人政策調査会長による初協議が開かれる見通しだ。

しかし、新進党側が今月下旬にも召集される臨時国会に消費税率据え置き法案を提出する方針を説明したのに対し、民主党側は「共闘は避けたい」と答えた。また、西岡氏は「定期的協議」を提案したが、菅氏は「考えていない」と拒否、第二次橋本政権との関係についても「今の時点で自民党を直ちに政権から引きずり降ろすことを目指すのではない」と強調した。《共同通信》

【社民党】首相指名選挙は橋本氏に投票

社民党は6日午前、党本部で緊急三役会議を開き、7日の首相指名選挙では、1回目投票から橋本龍太郎首相に投票する方針を決めた。同日午後の両院議員総会に提案、正式決定した。

三役会議で土井たか子党首は「自らの政策を実現するためには、与党の立場に立たなければならない」と述べ、「与党」の立場を貫くため1回目から橋本首相に投票するよう求め、了承された。

これにより、首相指名選挙では橋本首相が自民、社民、新党さきがけなどからの票を得て、決戦投票を待たずに1回目で過半数を確保し、首相続投を決めることが確定した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・社民党は6日の衆参両院議員総会で、中西績介総務庁長官を新しい院内総務会長に選出する際、梶原敬義参院国対委員長が「中西『けいすけ』さんを推薦したい」と発言したため、場内はざわざわ。周囲から誤りを指摘されても梶原氏は「この字で『せきすけ』と読むの?」と納得いかない様子で、紹介されてあいさつした中西氏も不愉快そうな表情。土井たか子党首の下、党の独自性を発揮し存在感をアピールしようと躍起の同党だが、現職閣僚の名前さえ党内で知られていない状況に、出席者からは「こんなことで大丈夫か」と半ばあきらめの声も。

○・・・民主党の赤松広隆国対委員長はこの日、新進党との政策協議に遅れて出席。「中小企業だから大政党と違います」と一人で何役もこなす立場を強調して弁解したところ、新進党の中野寛成国対委員長が「大社会党の元書記長なんだから」と冷やかした。赤松氏は「今は落ちぶれて国対委員長です」と自嘲気味に応戦したが、これを聞いた民主党の菅直人代表が「僕なんかもっと小さいところにいたから民主党なんて巨大政党ですよ」と口を挟むと、中野、赤松両氏もさすがに実感のこもった菅氏の発言に沈黙。《共同通信》



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