平成2734日目
1996/07/03
この日のできごと(何の日)
【橋本龍太郎首相】代行を命令
橋本龍太郎首相は3日午前、沖縄県読谷村の米軍楚辺通信所(通称・象のオリ)の一部用地の強制使用問題で、大田昌秀沖縄県知事に対し、地方自治法に基づき裁決申請書の公告・縦覧代行を11日までに行うよう文書で「命令」する手続きを行った。
これは同知事が期限の2日までに、代行の「勧告」に応じなかったための措置。命令書は郵送され、期限までに知事が代行に応じない場合には、首相は職務執行命令を求める訴訟を福岡高裁那覇支部に起こす。
大田知事は1日、普天間飛行場の県内移設反対などを理由に、公告・縦覧の代行拒否を明らかにしており、「命令」も拒否するのは確実。楚辺通信所の一部用地については、山内徳信・読谷村長が公告・縦覧を拒否。首相は先月24日、地方自治法に基づきこれを代行するよう知事に「勧告」していた。
政府は来年5月に使用期限が切れる嘉手納飛行場など11施設の強制使用問題でも、地元市町村長が拒否した公告・縦覧手続きを代行するよう知事に要請しているが、知事はこれも拒否するとみられる。このため早ければ来週中にも地方自治法に基づく法的手続きに入る見込み。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【巨人・落合博満内野手】通算500本塁打
球界最年長の巨人・落合博満内野手(42)が3日、神宮でのヤクルト15回戦の六回、ブロス投手から今季16号本塁打を放ち、史上7人目の通算500本塁打を達成した。
初出場以来2025試合での到達は王(巨人)の1723試合につぐスピード記録。初本塁打はロッテ時代の1979年5月31日の南海戦で山内から記録している。《共同通信》
【プロ野球・ロッテ】伊良部投手の移籍認めず
ロッテの伊良部秀輝投手(27)が、シーズン中に米大リーグ行きを希望する発言をしたことについて、ロッテ球団の重光昭夫・オーナー代行は3日、都内で会見し、「個人の希望は希望だが、(優勝という)チームの目標を優先させるのが大前提」として移籍は認めない方針を明らかにした。来週中にも、三ツ野球団代表らを通じて、現制度では移籍が難しいことなどを伊良部に説明する。
さらにオーナー代行は、広岡ゼネラルマネジャー批判を含めた一連の伊良部の発言について、球団幹部を通じて口頭注意する方針を明らかにした。《読売新聞》
【Jリーグカップ】第10日
Jリーグカップ第10日(3日・瑞穂陸上競技場ほか=8試合)A組は柏レイソル、B組は清水エスパルスがトップを守った。カップ戦はこの日でいったん中断し、8月10日に再開される。
A組は柏がガンバ大阪に2−0で勝って勝ち点を12に伸ばし、ジュビロ磐田が勝ち点10で追っている。B組は清水が名古屋グランパースに1−6で大敗して初黒星を喫したが、勝ち点12で首位。アビスパ福岡はただ1チーム勝ち点がない。《共同通信》
【電機連合】「鳩山新党」支持
電機連合(岩山保雄委員長)の定期大会が3日午前、北海道函館市で始まり、岩山委員長はあいさつで、「鳩山新党の動きや、大筋において、それと行動をともにするローカルパーティ、Jネットの動きを、政治の閉塞状況を打破する意味でも積極的に支援していきたい」と述べ、新党さきがけの鳩山代表幹事が提唱している新党構想を後押ししていく考えを明らかにした。社民党の有力支持労組である電機連合が鳩山新党支持を明確に打ち出したことは、今後の社民党の新党運動に大きな影響を与えそうだ。
さらに岩山氏は、「労組は従来のように特定政党を自動的に支持するのではなく、政策を重視する関係に移行すべきだ」と述べ、次期衆院選で、これまでの社民党中心の一党支持関係を見直す考えを強調した。次期衆院選で、自民、新進を含めた候補者を推薦する可能性を示唆するとともに、社民党公認候補でも選別し、候補者によっては推薦しない考えを示した。
また、昨年の大会で提起した、賃金交渉を1年ごとに行う「隔年春闘方式」については、経営側に実現を求めるなど、来春闘に向けて具体的議論を進めていく方針を示した。
大会には、鳩山氏のほか、自民党の加藤幹事長、社民党の村山党首、新進党の渡部総務会長らが来賓として出席。鳩山氏は「必ず、行動で示し(新党を)実現させたい。出る杭は打たれて結構だ、という思いの下で、単純に分かりやすく、作っていくことを目指したい」と述べ、重ねて新党結成への強い決意を示した。《読売新聞》