平成2720日目

平成8年6月19日(水)

1996/06/19

【オウム真理教】松本被告の長男、次男が教祖に

オウム真理教(村岡達子代表代行)は19日、東京・亀戸の新東京総本部で記者会見し、教団代表松本智津夫(教祖名麻原彰晃)被告が前回の破防法弁明手続きの意見陳述で「教祖を降りる」と発言したのを受け、同被告の長男(3つ)と二男(2つ)を19日付で宗教的指導者としての「教祖」にすると発表した。

教団の運営責任を持つ教団代表については「今後検討する」としている。松本被告はいずれも同意しているといい、松本被告の教団内での位置づけは今後「開祖」になるという。 しかし教団側は「新しい教祖は開祖に帰依し、教義の流れはこれまでと変わらない」としており、教団トップとしての松本被告の立場に変更はなく、破防法の適用を免れる狙いがあるとみられる。

教団側はこのほか、教義について検討する勝議部の設置などを発表。「破防法が適用された時には、(信者が)助け合うこともできなくなり、のたれ死ぬ人も出てくる。対応できなくなるから尊師に指導者の座に戻ってもらえるよう懇願したい」などとするコメントを読み上げた。《共同通信》

地下鉄サリン事件の殺人罪などに問われたオウム真理教元幹部広瀬健一被告(32)が19日、東京地裁で開かれた信者TK被告(32)の公判に検察側証人として出廷、故村井秀夫元幹部=死亡当時(36)=から、松本被告が「サリンを地下鉄車両の床にまけ」と具体的に指示したことを聞いた、などと証言した。 さらに実行直前に中学生に気付かれたと思い、車両を乗り換えたことなども明らかにし、この報告を受けた松本被告からほめられたと述べた。《共同通信》



【住専国会】閉幕

住宅金融専門会社(住専)処理策を最大の焦点にした第136通常国会は19日、150日間の会期を終え閉幕した。通常国会での会期延長なしは、1月召集となった1992年以来5年連続。今後は衆院解散・総選挙の時期が政局の焦点となる。

19日午前の参院本会議に続いて、午後には衆院本会議が開かれ、衆院金融問題特別委員会などで閉会中も審議を続ける手続きを取った。継続審議案件の中でも臓器移植法案は8度目の継続扱いとなった。

橋本龍太郎首相は19日タ、通常国会閉幕を受けて首相官邸で衆参両院の全議員を対象にレセプションを開き、今国会を振り返って「無我夢中の150日間だった」と感想を述べるとともに、日韓首脳会談、先進国首脳会議(リヨン・サミット)、平成9年度予算案編成など重要課題に全力で取り組む決意を表明した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・国会の会期末を迎えた19日、橋本龍太郎首相は衆参両院会派へのあいさつ回りに追われたが、懸案だった住専処理法をはじめ、政府提出案件がすベで成立したこともあって終始ご機嫌。ピケ戦術の先頭に立った新進党の森本晃司国対委員長代理と廊下で擦れ違った時も「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。記者団から、今度は人先進国首脳会議(リヨン・サミット)など首相が自信を持つ外構日程が続くことなどを聞かれても「外交は得意じゃない」と謙そんしてかわすなど、国会乗り切りですっかり余裕を取り戻した様子。

○・・・社民党の伊藤茂政審会長はこの日の代議士会で、公的介護保険法案や選択的夫婦別姓導入を柱とした民法改正案など、同党が力を入れていた法案が、自民党の反対などで提出に至らかったことを報告。無念な気持ちが隠せなかったのか「夫婦別姓には若い人の多くが賛成している。ある党の多くではないが、こうしたことに背を向ける人には、未来を語る資格はないと言いたい」と、自民党の一部を批判した。しかし代議士会では、幹部が口々に総選挙準備の遅れに危機感を表明、出席者からは「社民党の未来を考える方が先では」との声も。《共同通信》

【日本映画監督協会】新理事長に深作欣二氏

日本映画監督協会は19日までに、新理事長に深作欣二氏(65)を選出した。任期は6月から2年間。1980(昭和55)年から16年間、理事長を努めた大島渚氏(64)は退任した。

深作氏は水戸市出身。53年、日大芸術学部を卒業し、東映に入社。70年代の「仁義なき戦い」シリーズでアクション映画に新境地を開いた。《共同通信》

【Jリーグ・京都】通算21試合目で初勝利

Jリーグカップ第6日(19日・駒場スタジアムほか=8試合)A組の京都サンガが山口敏の得点で1−0と浦和レッズを破り、今春のJリーグ昇格後、リーグ戦から通算21試合目で初勝利を挙げ、初の勝ち点「3」を挙げた。

A組はサンフレッチェ広島がガンバ大阪に3−0で勝ち、勝ち点7で首位に立った。B組では清水エスパルスがアビスパ福岡を1−0で下してトップ。同勝ち点「9」でジェフ市原が続き、ヴェルディ川崎は3位に後退した。

記念すべき瞬間は意外に静かだった。アウエーでの試合とあって、京都サポーターの数はわずかで、チームカラー紫色の旗が小さく揺れただけだった。

京都のチーム首脳には着実に成長してきたという自負があった。結果にはつながらないが、それだけのことはしてきた。大胆なテコ入れがそのひとつだろう。ラモスら大物選手の獲得など選手補強から始め、オスカー前監督を解任した。

この日の決勝点が、新加入の山口敏(G大阪)ハウジネイ(ブラジル)の活躍で生まれたことを思えば、当面の強化策は的中したといえる。京都が抱き始めていた自信は確かなものになった。

与那城監督代行は「この1勝が目的ではない。次も勝ち続ける」と、きっぱり言い切った。《共同通信》

【非常階段・ミヤコさん】死去

非常階段・ミヤコさん(漫才師)19日午前8時3分、肺がんのため大阪市北区の病院で死去、37歳。大阪市出身。

昭和59年、シルクさんと漫才コンビ「非常階段」を結成。大阪外国語大出身の異色コンビとして人気を集めた。《共同通信》



6月19日のできごと