平成2719日目

平成8年6月18日(火)

1996/06/18

【日本相撲協会】週刊ポストなどを八百長記事で告訴

日本相撲協会(境川理事長=元横綱佐田の山)は18日、大相撲の八百長疑惑などを掲載した週刊ポストを発行する小学館の社長、同誌の編集人らと、同誌の連載をまとめた単行本「八百長」を出版した鹿砦社(本社兵庫県)の社長を名誉毀損で13日に東京地裁に刑事告訴したことを明らかにした。

同協会が週間ポストを八百長関連記事で告訴するのは、夏場所中だった先月22日に次いで2度目。今回は今月7日号に掲載された、夏場所の八百長記事を対象としている。また4月に発売された「八百長」では、春場所の八百長疑惑の記述部分に絞って告訴した。《共同通信》



【住専法案】可決、成立

住宅金融専門会社(住専)処理法と金融関係5法の計6法が、18日午後の参院本会議で与党3党などの賛成多数で原案通り可決、成立した。これにより、1996年度予算に計上された住専処理のための6850億円の財政支出が可能になり、政府は1カ月後を目めどに「住専処理機構」を設立、本格的な住専処理の取り組みに着手する。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は18日、参院別館での委員会出席後、1階のロビーでしばし一服。記者団が韓国訪問や先進国首脳会議(リヨン・サミット)の対応を尋ねると、首相は「持っているカードをすべてさらして丸腰で外交の場に出ていくことはできない。自動車交渉では僕も苦い思い出がある」と、外交交渉の腹構えをひとくさり。「あなた方が『全部書く』と頑張る以上、話ができない」「君たちが頑張らなければ、言い方も違うんだぞ」と、オフレコならしゃべってもよさそうな口ぶりで気を持たせながら結局はだんまり。タフネゴシエーターの本領発揮?

○・・・自民党の加藤紘一幹事長はこの日の記者会見で「長い大変な6カ月だった」と住専国会での新進党との激しい攻防を振り返った。特に自身の証人喚問要求で窮地に追い込まれた時期もあっただけに「1年以内に小選挙区での選挙があり、各党とも生き残りをかけた国会戦術でぎくしゃくした。この点は小選挙区制度の弊害と指摘されてきた部分だ」と強調。「節度ある政策論争をするには努力が必要だ。まだまだ日本の政治は試行錯誤の段階だ」と、ヤミ献金疑惑で野党の攻撃の矢面に立たされたのはスキャンダル合戦の犠牲と言わんばかり。《共同通信》

【薬害エイズ問題】菅直人厚相、回収遅れ認める

薬害エイズ問題をめぐる衆院厚生委員会の集中審議は18日午後も引き続き行われ、菅直人厚相ら厚生省幹部が答弁に立った。

危険な非加熱血液製剤の回収命令を出さなかったことについて、菅厚相は「(安全な)加熱製剤が行き渡ることが確認された時点では確実に回収できる手段を取るべきだった」と述べ、被害の拡大を招いた一因とされる非加熱製剤の回収遅れにして厚生省の対応に誤りがあったことを認めた。

この日は国会会期中最後の審議。しかし真相解明につながる具体的な答弁はなく、和田貞夫委員長は①エイズの1号認定②非加熱製剤の回収遅れ③国内製剤(クリオ)への転換が簡単に否定された理由―など7点が「いまだ明らかになっていない」と指摘。国会閉会中も同厚生委で調査、審議することを確認し、政府に対し薬事・医療行政の充実改善に万全の努力を払うよう要請した。《共同通信》

【イスラエル】新政権が本格始動

イスラエルの新首相に18日就任した右派政党リクードのネタニヤフ党首は19日午前、エルサレムの首相府でペレス前首相と約40分間会談した後、首相権限を正式に引き継いだ。

モルデハイ国防相ら残る16人の新閣僚も各省で順次、権限移譲式典に出席。午後には初閣議も開かれた。大イスラエル主義を掲げるリクード主導のネタニヤフ新連立内閣は本格的に始動した。

新首相の課題は当面、リクード内強硬派の重鎮シャロン元国防相の入閣問題となる。シャロン氏は国防相か蔵相での入閣を望んでいたが、1982年のレバノン侵攻を主導、キリスト教マロン派民兵によるパレスチナ難民虐殺事件への間接責任を問われて国防相を解任された経緯があり、蔵相就任には経済界が難色を示した。《共同通信》



6月18日のできごと