平成2540日目

1995/12/22

この日のできごと(何の日)

【オウム・麻原彰晃被告】元私選弁護人を告訴

オウム真理教の麻原彰晃被告(40)の供述調書が「週刊現代」(講談社発行)に全文掲載された問題で、麻原被告は22日、秘密漏示罪で元私選弁護人の横山昭二弁護士(68)を告訴した。東京地検は横山弁護士を同日も引き続き取り調べ、調書提供の意図や経緯などを追及している。

関係者によると、週刊現代は調書提供の謝礼として横山弁護士に数十万円を渡していたとされ、東京地検は今後、講談社側の事情聴取にも乗り出す見通しだ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【TBS系連続ドラマ・未成年】最終回

【社会党委員長選挙】村山富市委員長(首相)、無投票再選へ

村山富市委員長(首相)の任期満了に伴う社会党の委員長選挙は22日告示、1月5日に立候補が受け付けられる。しかし、党内の新党推進派でつくる「新党推進議員懇談会」が22日の総会で独自候補擁立の見送りを決めたため、立候補が確実な首相が無投票で再選される公算が大きくなってきた。

このため、焦点は新執行部人事に移り、社会党内は「村山再選」を前提に、首相支持派と久保亘書記長支持派の間で年明けから1月19日の党大会へ向け、人事をめぐる駆け引きが始まる。《共同通信》

【沖縄県・大田昌秀知事】署名拒否「熟慮に熟慮を重ね決断」

米軍用地強制使用の手続きをめぐり、村山富市首相が代理署名を拒否した大田昌秀沖縄県知事に署名を命じるよう求めた職務執行命令訴訟の第一回口頭弁論が22日午前、福岡高裁那覇支部(大塚一郎裁判長)で開かれ、県側は沖縄に米軍基地が集中する実態や強制使用の違憲性を指摘し「署名拒否は県民の公益を守るため」として、訴えを退けるよう求めた。国側は、知事の署名拒否が米軍への軍用地提供を阻み、日米安保条約維持という「公益を害する」と主張した。

大田知事が本人の強い意向で急きょ出廷。意見陳述で署名拒否について「熟慮に熟慮を重ねた上の決断で、国の理解が得られず訴訟になったことは残念」とし「憲法、地方自治法に基づき司法の独立の原則に立って歴史の審判に耐えられる判決をお願いします」と裁判所に要望した。

「機関委任事務」に関し国が都道府県知事を訴えた初の裁判。「公益」の内容や地方自治の在り方などをめぐり、国と県の主張が真っ向から対立。一部軍用地の契約が切れる来年3月末までに、国が使用権を得られるかどうか、司法の判断が注目される。《共同通信》

【動燃】新たな隠しビデオ

高速増殖炉原型炉もんじゆ(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故で、強制検査のため現地入りしている科学技術庁の小倉伸一郎・原子炉規制課長が22日午前、記者会見し、事故直後に現場を撮影したビデオを新たに見つけ、押収したと発表した。

事故のビデオ隠し問題について、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)はこれまで「新たなビデオはない」としていた。同庁は虚偽報告の疑いもあるとして、原子炉等規制法に基づき、処分の検討を始めた。度重なるビデオ隠しなどで動燃は一層窮地に追い込まれた

動燃は18日に同庁に提出した事故報告書で、事故現場への立ち入り時間を事故翌日の9日午前10時と午後4時の2回と報告したが、午前10時に入室した事実はなく、実際は同日午前2時と午後4時に入ったと判明した。

この事実を確認するため、同庁が22日未明から、関係者に事情を聴いたところ「午前2時の調査で写真とビデオを撮影した。写真は不鮮明だったため廃棄したが、ビデオは残っている」ことが分かった。新たなビデオが見つかったことについて、動燃は「ビデオの存在は昨日知った。事故直後は状況が混乱していたので、(他の資料に)紛れ込んでいた」と説明している。《共同通信》

【川谷拓三さん】死去

映画「仁義なき戦い」などの個性派俳優として知られる川谷拓三さんが22日夜、がんのため入院中の京大病院で死去した。54歳。高知県の中学を卒業後、昭和35年に東映に大部屋俳優として入社。「仁義なき戦い」のほか「県警対組織暴力」などやくざ映画を中心に活躍。テレビドラマ「前略おふくろ様」で一躍脚光を浴びた。《共同通信》



12月22日 その日のできごと(何の日)