平成2432日目

平成7年9月5日(火)

1995/09/05

【フランス】核実験を強行

フランスは南太平洋のフランス領ポリネシアのムルロア環礁で5日午後0時半(日本時間6日午前6時半)、国際世論の強い反対を無視して地下核実験を強行した。フランス国防省が発表した。

発表によると、今回の核実験の規模は20キロトン以下。広島原爆は15キロトンだった。

冷戦後の核軍縮の流れや、アジア太平洋地域の反核感情に逆行した実験再開で、ニュージーランドとチリは直ちに駐フランス大使の召還を表明。ナウル共和国はフランスとの外交関係凍結を宣言、オーストラリア政府もフランス非難の声明を発表した。今後、南太平洋諸国を中心に対フランス関係がさらに険悪化するのは必至だ。

フランスの核実験は1991年7月15日以来約4年ぶりで、通算205回目。今回の実験は、核実験に代わるシミュレーション(模擬実験)での技術開発が目的とされる。

シラク・フランス大統領は5日、国営テレビでのインタビューで、実験は核抑止力の信頼性維持のために必要と強調、シミュレーション技術に必膜な情報が得られた段階で実験を終了すると述べ、来年5月までに計7−8回予定している実験回数を減らす可能性を示唆した。《共同通信》



【ホンダ・シビック】フルモデルチェンジ

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【仲村トオルさん、鷲尾いさ子さん】入籍

人気俳優の仲村トオルさん(30)と、女優の鷲尾いさ子さん(28)が5日、東京都内のホテルで会見、5日付で入籍したことを明らかにした。挙式はしない予定。

2人は3年前に、NHKの大河ドラマ「信長」で共演したのをきっかけに交際を深めてきた。昨年のクリスマスに結婚の約束をしたという。

会見で「時間をかけて精神的な距離を縮めてきた。彼女は何でも話せる相手。全部に引かれた」という仲村さんに対し、鷲尾さんは「今日という日が来てよかった。遠くないうちに、新しい家族が欲しいと思います」と喜びの涙を見せた。《共同通信》

【WBAジュニアフライ級タイトル戦】山口圭司選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアフライ級タイトルマッチ12回戦は5日、大阪府立体育会館で行われ、挑戦者で同級11位の山口圭司(グリーンツダ)はチャンピオンの崔煕庸(韓国)に1-2の判定で敗れタイトル奪取に失敗した

世界初挑戦だった山口はプロデビュー以来初の敗戦で、戦績は18戦17勝(7K0)1敗。崔はタイトル初防衛に成功した。戦績は20戦19勝(8KO)1敗。

残念ながら、山口には世界に挑戦するだけの技術と精神力が不足していた。サウスポーの挑戦者は、リードパンチの右がまったく当たらなかった。腰を引いた構えで踏み込みが足らないためで、左も手打ちでスピードがなかった。常に後手に回ったのもジャッジの印象を悪くした。 1回にバッティングで眉間から出血したのは不運だったが、10キロを超える減量の影響か、序盤から口を開けて苦しそうだった。4回には、真っすぐ下がったところに王者の右ストレートを食い、ダウン寸前まで追い詰められた。このピンチはなんとか持ちこたえたが、後半アッパーでカウンターを狙う作戦も効果はあまりなかった。《共同通信》

【武村正義蔵相】仏政府の非難に反発

武村正義蔵相は5日午前の閣議後の記者会見で、フランスの核実験抗議集会への出席に対しフランス外務省が「内政干渉だ」と非難したことについて、「内政干渉うんぬんの話は筋が通らない。フランス政府がそういう発言をすること自体、行ったかいがあった」と述べ、フランス政府の対応に強く反発した。

また園田博之官房副長官も同日の記者会見で、詳細な報告を受けていないため正式なコメントは差し控えるとしながらも「蔵相は休暇を取って、一政治家としてタヒチに行った。既にフランス側に説明が済んでいることだ」として、間接的ながらフランスの対応に不快感を表明した。

また新党さきがけ幹部は「けしからん。何が内政干渉だ」と強い不快感を表明した。

一方、河野洋平外相は「休暇を取っての全く私的な旅行であり、政府の一員としての行動ではないことを(あらためて)フランス政府に説明しなくてはと思う」と述べ、問題の拡大に懸念を表明した。《共同通信》

【ヒラリー・クリントン氏】北京入り

ヒラリー・クリントン米大統領夫人は北京で開幕した国連世界女性会議に米代表団の名誉団長として出席するため、5日未明、特別機でグアムから北京入りした。米国のファースレディーの訪中は1989年2月に当時のブッシュ大統領のバーバラ夫人が夫とともに訪中して以来、6年半ぶり。

米中関係は6月の李登輝・台湾総統の訪米で一気に冷却化したが、最近になって、中国が逮捕した中国系米国人の人権活動家ハリー・ウー氏を事実上釈放するなど、改善に向かい始めている。ヒラリー夫人の訪中は米中関係を修復させたいとの国務省やホワイトハウスの意向を反映したもので、今月下旬の米中外相会談、さらには両国が交渉中の10月の米中首脳会談実現に向け、改善機運を一層促進させることになろう。《共同通信》

北京市で開催中の国連世界女性会議に、米政府代表団名誉団長として出席しているヒラリー・クリントン大統領夫人は5日、北京国際会議場で開かれた「世界へのメッセージ」と題する特別行事で演説した。

ヒラリー夫人は「自由とは制限なく人々が集まり、議論する権利。平和的な手段で意見を述べた人を投獄しないことだ」などと、表現の自由や人権の重要性を強調。名指しは避けたものの、中国政府の人権抑圧的な政策を厳しく批判した。

しかし、あくまで批判は「一般論」にとどめ、改善に向かい始めた米中改善に配慮した内容となった。女性会議についても、ビザが発給されないなどの理由で非政府組織(NGO)フォーラムに多くの人が参加できなかったことを取り上げ、中国側の運営ぶりを「容認できない」と非難した。

約15分間の演説でヒラリー夫人は「21世紀を前に、沈黙を破る時が来た」と、世界の女性たちが声を上げる必要を呼び掛けた。さらに「もはや女性の権利を、人権問題から切り離して論じることは許されない」として、女性への人権侵害の例を次々に挙げた。

その中で夫人は「女性が家族計画の権利を否定されたり、本人の意思に反して中絶や不妊手術を強要されるのは人権侵害だ」と、暗に中国の「一人っ子政策」に言及した。夫人はこのほか、売春のための人身売買や戦争に絡むレイプ、また一部のイスラム国などで行われている少女の性器切除なども明確な人権侵害と批判した。

ヒラリー夫人は「次の世代のために言葉だけでなく、行動を起こし、共通の土台づくりを目指して手を携えよう」との呼び掛けで演説を結んだ。き然とした口調で夫人が「人権」について触れる度に、会議場は大きな拍手に包まれた。《共同通信》

【野坂浩賢官房長官】世界女性会議で演説

野坂浩賢官房長官は5日午前(日本時間同)、北京で開かれている国連世界女性会議で日本政府代表として演説、「途上国の女性支援イニシアチブ」を公式に提唱するなど女性の地位向上に積極的に取り組む方針を明らかにした。

元従軍慰安婦を対象にした「女性のためのアジア平和国民基金」についても言及し「過去の歴史への深い反省を踏まえ、国民的な償いを行う活動を開始した」と説明、同基金を通じて女性の人権の向上に最大限の協力を行う決意をあらためて表明した。

特に、戦争で最初に苦しむのは女性と子供だとの文脈で「唯一の被爆国として、一部の核兵器保有国による核実験は極めて遺憾であり、自制を強く求める」と述べ、名指しは避けたものの中国とフランスの核実験の即時中止を重ねて強く求めた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は5日、「ミスさっぽろ」の遠藤顕子さんらの表敬訪問を受けた。北海道選出の五十嵐広三前官房長官も約1カ月ぶりに官邸に姿を見せ、ミスからの土産のトウモロコシを指して「ヒゲが首相のまゆ毛みたいだ」と冗談を飛ばし、久々に元女房役として息の合った掛け合いを披露。この後早速トウモロコシを味見した首相は「(以前は)よく食べた」と懐かしい味にご満悦。ノスタルジーに浸った首相だったが「やはり取れたてがいい」。女房役とトウモロコシは新しい方がいい?

○・・・新進党はこの日の役員会で、自民党が創価学会封じ込めを狙って進めているとみられる宗教法人法改正に反対していく方針を確認した。中野寛成政審会長は役員会後、記者団に「私事で恐縮だが、私は長崎で生まれ育った。私の近くは天草四郎時貞の出身地で、隠れキリシタンと言われた人の子孫も500人ぐらい残っている」と自分の故郷を引き合いに出してまくし立てた。さらに「父から、隠れキリシタンが弾圧を受けてきたことを聞かされた。私はそういう環境で育ってきたんだ」と語り、キリシタン弾圧の歴史を持ち出して宗教法人法改正阻止に必死の面持ち。《共同通信》

【NATO】セルビア勢へ空爆再開

北大西洋条約機構(NATO)は5日、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人勢力に対する空爆を再開した。NATOの声明によると、首都サラエボ周辺からの重火器撤去を求めた国連の要求を同勢力が履行する意思がないと、NATOと国連が判断したためで、空爆は現地時間午後1時8分(日本時間午後8時8分)、同勢力の軍事目標に対して再開された。

NATOは具体的な攻撃地域や目標を明らかにしていないが、サラエボ周辺の同勢力支配地域で煙が目撃されており、これら同勢力の拠点が空爆されている模様だ。

声明は「4日の夜半にセルビア人勢力の一部軍事装備の移動の動きが見られたが、NATOと国連の司令官はこの動きが十分ではないとの見方で一致、同勢力が要求を履行しなかったと判断した」と述べている。《共同通信》

9月5日のできごと