平成2394日目

1995/07/29

この日のできごと(何の日)

【新党さきがけ・武村正義代表】辞表撤回

武村正義新党さきがけ代表(蔵相)は29日午後、東京・高輪の衆院議員宿合で田中秀征代表代行らと会談し、党側の慰留を受け入れ、党代表の辞表を撤回する意向を表明した。武村氏はこの後、記者団に「党が全力で再出発しなければならない時であり、総意に従う決断をした」と辞表撤回の理由を述べた。

連立政権への今後の対応については「さきがけがこの時期に政権を離れることはあり得ない」とし、引き続き政権内にとどまる考えを示したが、自らが閣内にとどまるかについては明言を避けた。

武村氏の党首留任により、さきがけは結党以来の最大の危機を当面は回避し、「3党首体制」で8月初めの改造を目指している村山政権への影響も最小限に食い止めた形だ。武村氏が村山富市首相に電話で辞表撤回を報告したのに対し、首相は「それはよかった」と歓迎した。

しかし、自社さ連立をめぐるさきがけ内の深刻な対立の表面化による同党のイメージダウンは否定できない。また武村氏と村山首相(社会党委員長)、河野洋平自民党総裁(外相)の3党首の緊密な連携を柱としてきた村山政権の求心力にも陰りが出そうだ。

この日の武村−田中会談には、鳩山由紀夫代表幹事、園田博之官房副長官らが同席した。慰留の説得に対し、武村氏は「今回は新しい気持ちでやろう。みんな協力してくれ」と述べた。また、武村氏が閣内にとどまるかどうかについて田中氏も「話をしていない」としている。

武村氏は、蔵相として処理に当たった旧東京協和、安全2信用組合問題や大蔵省幹部の不祥事、特殊法人見直しなど行政改革をめぐって国民の不満を招き、参院選での党の不振につながったことなどを理由に27日、田中氏に辞表を提出。同党総務会は28日、全力で慰留することを決めていた。《共同通信》

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【 Jリーグオールスター戦】

サッカーのJリーグ・コダック・オールスター戦は29日、東京・国立競技場に約5万3000人の観客を集めて行われ、昨年度の奇数順位チームで構成されたヴェガが偶数順位チームのアルタイルに4−0で快勝した。前半は両チーム無得点だったが、ヴェガは後半、ラモス、北沢ら川崎勢がつくる中盤から迫力のある攻撃を展開。5分、7分に城(市原)が連続ゴール、さらに9分にはペレイラ(川崎)が豪快なボレーシュートを決め、試合を決めた。最優秀選手には2ゴールを決めた城が選ばれ、ドイツ製の乗用車を獲得した。《共同通信》

【村山富市首相】自民党・河野総裁と会談

村山首相と自民党の河野総裁(外相)は29日、首相公邸での会談で、来月上旬に予定される内閣改造について、小規模にとどめる方向で一致した。複数の与党幹部が明らかにした。

与党内では参院選での与党議席の後退を受けて、人心一新の意味からも大幅改造を求める声も強かったが、当面小幅とし、9月に自民党総裁選を控えていることから、改めて総裁選後に大幅な改造を行う「二段階改造論」に傾いたものだ。この場合、自民党の三役が留任する公算が大きい。

また、会談では、来月4日に召集される臨時国会直後に改造を行うことを確認した。《読売新聞》

【新進党・小沢一郎幹事長】連立与党を批判

新進党の小沢一郎幹事長は29日夜、兵庫県姫路市で開かれた集会で、参院選後の連立与党側の対応に関連し「自社政権は政権の維持のみにきゅうきゅうとして、国民のため何をなすべきか全く考えようとしていない」と厳しく批判した。 小沢氏は「早く衆院を解散し、民意を問うべきだ」と、重ねて早期解散を要求。「参院選の結果をみるにつ、け、必ず総選挙でも勝利できる。すべての選挙区で候補者を擁立し、過半数を得てわれわれが政権を担当する決意で努力したい」と、政権奪還に自信を示した。

今後の党勢拡大について小沢氏は「保守が強力な自民党の基盤であっても都市であれ、農村であれ、一丸となって働きかければ国民の理解は得られる。既成の政党政治に飽きたらない無党派層の人たちの心をつかまないといけない」と述べた。

新進党の小沢一郎幹事長と市川雄一政務会長が29日夜、兵庫県姫路市で開かれた集会で久しぶりに顔をそろえた。「次の総選挙は負けるはずがない」(小沢氏)「自民党と新進党で政権を争う態勢ができあがった」(市川氏)と、参院選の躍進を踏まえてエールを交換した。 先の通常国会終盤では、内閣不信任案の扱いをめぐって、二人の関係がぎくしゃくしたといわれたが、この日は参院選の戦勝ムードの中で「一・一ライン」の健在ぶりを印象づけた。《共同通信》

【オウム真理教・新実智光被告】手足縛り50度の湯に入れた

オウム真理教「自治省大臣」新実智光被告(31)らが警視庁など捜査当局の調べに対し「昨年夏、男性信者を高温の湯に入れたところ、後で死亡した」と供述していることが29日までに分かった。

同教団をめぐっては、付属医院の元薬剤師Oさん=当時(29)=リンチ殺人事件が明らかになったほか、別の男性信者=当時(27)=も絞殺された疑いが浮上。警視庁などは、教団内で信者間のリンチが常態化していた可能性があるとみて調べている。

調べでは、死亡したとみられるのは昭和63年に出家した中堅幹部=当時(32)。

供述によると、教団では信者同士の恋愛は禁じられているが、昨年夏ごろ、この男性信者が女性信者と交際していることが発覚。教祖の麻原彰晃被告(40)に「交際を認めてほしい」と申し出たところ、麻原被告は「50度の湯に15分間耐えたら許す」との条件を出したという。

新実被告ら数人が男性信者の手足を縛って高温の湯が入ったドラム缶に入れ、15分間体を押さえた。この結果、男性信者は失神、全身にやけどを負い東京都中野区の教団付属医院に運ばれたが、約2週間後に死亡したという。

高温の湯につかる「温熱療法」は病気治療の名目で付属医院などで行われていたが、戒律違反に対する処罰の一つとしても取り入れられていた。《共同通信》

【元特攻隊員・長谷川薫さん】旧敵と再会

元特攻隊員の兵庫県西宮市、会社社長長谷川薫さん(71)が29日、自らが操縦していた特攻機を撃墜して救助した米駆逐艦キャラハンの元乗組員らと、米国テネシー州のピジョンフォージュで50年ぶりに再会した。

長谷川さんは元乗組員らを前に「きのうの敵はきょうの友になれる。これは人間と人生の自然の姿だと思う」と語った。元乗組員らは熱心に聞き入って拍手を送り、撃墜した長谷川さんの部下、ヨシダミナト(漢字不明)准尉の遺品の写真を手渡した。長谷川さんは遺族に届けることを約束した。

同艦は撃墜の2カ月後、別の特攻機の攻撃で撃沈され、325人の乗組員のうち47人が死亡。乗組員仲間の会の会長、ロバート・サーッチさんは「戦争は50年前に終わった。すべてを水に流す時だと思う」と話した。

長谷川さんは1945年5月25日、爆撃機「銀河」の特攻編隊のうち3機を指揮、沖縄東方の米機動艦隊を目指したが、悪天候で、3人乗りの長谷川さんの機を含め2機だけが目標に到達した。

キャラハンの砲手だった。レオ・ジャーボーさんは「長谷川機は(巡洋艦)サンフランシスコへの体当たりを図った」と言う。キャラハンの艦首を横切ったところで砲火を浴びせた。「30秒以内でけりがついた。長谷川さんを海に落とした」(サッチさん)。

長谷川さんは救助後、自決を図ったが、ハワイの捕虜収容所に送られた。サッチさんは「長谷川さんは生き残った。今では特攻任務を遂行しなかったことを喜んでいると思う」と語った。《共同通信》



7月29日 その日のできごと(何の日)