平成2291日目

平成7年4月17日(月)

1995/04/17

【ドジャース・野茂英雄投手】オープン戦初勝利

米大リーグ入りを目指すドジャースの野茂英雄投手は17日、ヤンキースとのオープン戦で初めて先発し、4回を1安打0点に抑えて初の勝利投手となった。

先発投手は5回を投げないと勝利投手になれないが、ストライキの影響で調整期間が十分にとれないために3回以上の投球でその権利を得る特例措置が取られている。

オープン戦の通算成績はこれで6回を無失点。強打者がそろうヤンキースを抑えたことで大リーグ昇格はさらに濃厚となったが、首脳陣は開幕直前まで結論を出さない方針。《共同通信》



【ボクシング東洋太平洋ミドル級タイトル戦】竹原慎二選手、5度目の防衛成功

ボクシングの東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ12回戦は17日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの竹原慎二(沖)が挑戦者で同級5位の朴永基(韓国)に1回2分45秒でKO勝ちし、5度目の防衛に成功した。23歳の竹原は、デビュー以来22連勝(18KO)。

竹原は立ち上がりから左右のコンビネーションブローで朴を圧倒。最後は右のアッパーをあごに決めて、KOした。《共同通信》

【橋本聖子氏】参院選出馬を表明

自民党から今夏の参院選比例代表への出馬を要請されていた冬季五輪スケートの銅メダリストでプロ自転車選手の橋本聖子さん(30)は17日午後、自民党本部で小渕副総裁、森幹事長らと会い、受諾の意向を伝えた。同党は近く持ち回り選対本部会議で橋本さんの公認を正式に決める。

会談後の記者会見で、橋本さんは「私なりに考えた結果で、日ごろからスポーツを通じて社会福祉やスポーツ振興に興味があった。小さい頃から病気がちで福祉施設の人に励まされてきた」と述べ、福祉とスポーツの分野で貢献したいとの意欲を表明した。

橋本さんは来年の米アトランタ五輪で7度目の五輪出場を目指しているが「スポーツと政治の両立は大変だが、一生懸命頑張る」と決意表明。初の現役参院議員のオリンピック選手が誕生しそうだ。

記者会見に同席した森幹事長は「ぜひ国会議員として五輪に出場してほしい。選手生活を続けることに十分バックアップしていきたい」と述べ、アトランタ五輪出場を目指す橋本さんの意思を最大限尊重する意向を示した。《共同通信》

【青島幸男氏】東京都・鈴木知事と会談

新しい東京都知事になる青島幸男氏(62)は17日午前、東京都渋谷区の知事公館を表敬に訪れ、鈴木俊一都知事(84)と初めて会談、当選のあいさつをするとともに世界都市博覧会開催問題などについて話し合った。

両氏の会談は選挙前を含めて初めて。会談は午前9時20分から予定を超えて約1時間、非公開で行われた。会談を終えた青島氏は、都市博について「(鈴木知事から)これまでの経緯について簡単にうかがった」と語った。

また「都政の歴史や代々の知事の話を聞いた」とし「(鈴木知事の)あの年齢で自分が健康でいられるか自信がない。健康の秘けつなども教えてもらった。皆さんに健康面で心配かけないようにしたい」と知事の健康ぶりに感心していた。

会談では、まず鈴木知事が「当選おめでとう」と切り出し、青島氏が「いろいろお世話になります」とあいさつ。鈴木知事が「懸案事項は24日の引き継ぎで詳しく話しましょう」と述べたという。

青島氏は世界都市博覧会の中止を公約に当選。「これまでの都政は都民の知らないうちに進んだ」と鈴木知事を厳しく批判してきただけに、初会談は注目されたが「なごやかな雰囲気だった」(青島氏)という。

青島氏はこの日、秘書とともにハイヤーで公館に到着。濃いグレーのスーツ姿で、初会談を前に緊張した面持ち。約70人の報道陣からあいさつされると、初めて表情を緩め公館内に入った。《共同通信》

【横山ノック氏】関経連幹部と懇談

大阪府知事に決まった横山ノック(山田勇)氏は17日午前、大阪・中之島の関西経済連合会を訪れ、川上哲郎会長ら関経連幹部と約20分懇談し、関西国際空港の滑走路を拡張する全体構想問題などで意見交換した。山田氏が地元財界人と会ったのは当選後初めて。

山田氏は全体構想について、財界と協力して推進する意向を表明。「国は全体構想に力を入れていると府民に見えるよう誠意を見せてほしい。大蔵省、運輸省の理解を得るために川上会長に突破口になってほしい」と語った。

川上会長は「関経連としてはぜひ滑走路を3本造りたい。第7次空港整備5か年計画には2本目の着工を盛り込みたい」と応じた。このほか、関経連側から、アジア太平洋経済協力会議(APEC)・大阪会議の成功や大震災後の新たな都市づくりに向けて、府の積極的な取り組みを要望。

山田氏は「大阪湾ベイエリア開発については防災の観点から海上交通などの面で見直したい。APECでは警備に万全を期し、あるがままの大阪を各国首脳に見せたい」などと抱負を述べた。

会談後、会見した川上会長は「全体構想については土地造成を公的資金で負担する上下分離方式について、はっきりした言葉はなかったが、了承されているようだ」と感想を述べた。《共同通信》

【横山ノック氏】政党回り

知事就任まで1週間を切った横山ノック(山田勇)さんは17日、当選後初めて自民、社会、公明、新進党の大阪本部や連合大阪を訪れて当選のあいさつと協力を呼び掛けた。また、地元経済団体や行政関係者とも会談した。どこからの支援も受けずに単独で立候補したため、議会対策も考えての訪問。

正午すぎの自民党大阪府連を皮切りに各政党を訪れた横山さんは「過去のいきさつにこだわっていては府政は前に進まない」と述べた。一方、各政党の幹部は「知事の施政方針を聞いてから是々非々で臨み、協力できることは協力する」と応対した。この日の各政党回りは横山事務所が先週末に予定した。

連合大阪では、女性職員1人しかおらず、空振りという場面もあった。知事選で出馬を見送るように説得した連合大阪の意向を振り切って横山さんが立候補したため、しこりが残っているのではと報道陣からの質問に、横山さんは「急に予定を入れたし、連合さんは会議中だったみたい」と話した。

共産党を除き各政党を一巡した横山さんは「皆さん温かく迎えてくれた。各党とも与党、野党の区別をしないで、やるとのことでしたし、議会と行政との緊張関係は必要なことだと理解してくれた」との感想を話した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は17日、中学生の3分の1がいじめを我慢しているとの法務省の調査結果について記者団から感想を聞かれ、「そうねえ、僕らの子どものころを思い出すと、いじめたり、いじめられたり、先輩後輩の関係とか(こういうことを通して)、教育の中では教わらない社会性を身につけていった」と、思い出を一くさり。「(自殺という)事態になるような行き過ぎたことは別じゃが」と注釈をつけたが深刻さはいま一つ。最近は円高の行き過ぎに加え、知恵を絞った円高対策も米国から冷たくあしらわれており“いじめ”はよそ事ではないはずだが。

○…この日、自民党の参院選比例代表候補に決まった橋本聖子さんを伴って記者会見に現れた森幹事長は「前々からスケートと自転車の両方に取り組み、不可能を可能ならしめる努力をしてきた」と上機嫌で聖子さんを紹介した。しかし記者団からタレント候補擁立について見解を求められると、途端に表情をこわばらせ「橋本さんはタレントではない。スポーツ選手だ。ガッツ(石松)さんもスポーツ選手だ。タレントという指摘は適切ではない。極めて失礼な話だ」と気色ばんで反論。先の知事選でタレント候補に煮え湯を飲まされたせいか、タレントは好かない?《共同通信》

【オウム真理教】第5サティアンに自動小銃の弾倉

山梨県上九一色村のオウム真理教「第5サティアン」に、自動小銃の弾倉があったことが17日、警視庁保安課の調べで明らかになった。同課は、銃器密造を裏付ける重要証拠とみて押収、鑑定を急いでいる。弾倉に銃弾は入っていなかった。

調べによると、見つかった弾倉は2個、工事用の爆薬「コンクリート破砕器」などとともにあった。

東京・赤坂で6日、教団「防衛庁長官」A容疑者(39)らが逮捕された際、ロシア製自動小銃の部品が見つかったが、弾倉はこの自動小銃には使えないタイプ。このため同課は複数の型の銃を密造しようとした可能性もあるとみている。

同課は、赤坂のマンション駐車場でA容疑者らが自動小銃部品などを持っていたことから、銃器を密造していた疑いがあるとみて、武器等製造法違反の疑いで、これまでに「第5サティアン」や、同じ敷地内の「第2サティアン」など2カ所と山梨県富沢町のオウム真理教関連施設「富士清流精舎」などを捜索。コンクリート破砕器科600本や、銃器製造が可能な精密加工機械などを押収した。

しかし、銃身やフレームなど鈍器の中心となる部品や銃弾が見つかっていないことから、既に「富士清流精舎」など密造拠点から運び出したとみており、東京都内などを中心に「武器貯蔵庫」の発見に全力を挙げている。《共同通信》



4月17日のできごと