平成2248日目

平成7年3月5日(日)

1995/03/05

【川田龍平さん】HIV訴訟原告が初の実名公表

「薬害の被害者が犯罪者のように息をひそめて生きる社会を変えたい」血液製剤によるエイズウイルス(HIV)感染の責任を国と製薬企業に問う東京HIV訴訟の原告で予備校生、川田龍平さん(19)が5日、原告で初めて実名を公表した。

訴訟は現行91人が社会的差別を恐れて全員匿名という異例の裁判。今月27日、5年半ぶりに結審するが、すでに33人が死亡した。《共同通信》



【志尊淳さん】誕生日

【中国・李鵬首相】成長目標は8-9%

中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の第8期第3回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。李鵬首相は、政治活動報告で、今年の国内総生産(GDP)成長目標を8−9%とし、インフレ対策、国有企業改革、農業振興など、改革政策がもたらした矛盾解決に焦点を併せた安定重視の基本方針を打ち出した。

間近に迫ったポスト鄧小平時代をにらみ、社会不安に直結する問題に対する中国首脳部の危機意識を強く反映、急激な発展を抑え、改革、発展、安定のバランスを重視する昨年の政策を一歩進めたものとなった。

外交面では、ことしが「抗日戦争勝利50周年」であることに言及、「侵略戦争がもたらした災いを永遠に忘れることはできない」と、日本の政治、軍事大国化へのけん制ともとれる発言をした。《共同通信》

【自民党】愛称は「JF」

自民党の森幹事長は5日午前、都内のホテルで党大会に先立って記者会見し、同党の愛称とシンボルマークを発表した。愛称は「JF(ジェイ・エフ)」で、女性や若者にも新しい自民党に親しんでもらえるように創設した。「古くて、ダサイ」(森幹事長)イメージを払しょくし、親しまれる政党への脱皮を目指す作戦だ。

JFは「ジャパン+ファミリー(日本の家族)」「ジャンプ+フレッシュ(躍動する若さ)」「ジャスティス+フリーダム(公正と目由)」などさまざまな意味が込められている。

一方、シンボルマークは、これまでの「ゾウさん」に引退してもらい、「明るい太陽と二人の人間」を柔らかいタッチで描いたものに改めた。イメージカラーの緑と青は美しい大地と豊かな自然を象徴。二人の人間は親子、友人、隣国、日本と世界をイメージし、明るい太陽の下で伸び伸び暮らす人々を表現している。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】過半数目指す

結党40周年を迎えた自民党は5日午前、都内のホテルで第59回定期党大会を開いた。自民党が昨年連立政権を樹立し与党に復帰後初めての党大会で、村山首相が社会党委員長として初めて出席。祝辞で連立政権維持への意欲を強調した。

また河野総裁はあいさつで「政権喪失以来、(派閥解消などの)党改革にしんしに取り組んできた」と指摘。「新しい時代の政権の担い手“ニュー自民党”として再出発を果たす歴史的大会」と意義を強調した上で、次期衆院選挙では過半数を目指す決意を示した。

大会は「自主憲法制定」の党是に代わって「新しい時代にふさわしい憲法の在り方について国民とともに論議する」と改憲姿勢をやや弱めた「新宣言」をはじめ「新綱領」「理念」の3つの基本文書と、労働組合との連携強化を打ち出した「1995年運動方針」を採択。

従来の広報委員会や国民運動本部、全国組織委員会の一部を統合した「組織広報本部」と「人事委員会」の新設などの機構改革を盛り込んだ党則改正を了承した。次期衆院選挙の小選挙区、比例代表179人の公認候補者を正式決定した。《共同通信》

【村山富市首相】自民党大会に初出席

村山首相は5日午前の自民党大会に社会党委員長として初めて来賓として出席し、「自民党の支持がある限り全力で取り組みたい」と述べ、政権継続に決意を表明。その上で「過去の反省とけじめをつけて、アジア諸国をはじめ世界の信頼を目指し、(連立)3党合意をしっかり踏まえ着実に実行していきたい」と、不戦の国会決議実現に意欲を示した。

与党の選挙協力については「3党の信頼関係を基に、結果として3党連立を強固なものにしなければならない」と実現に努力を表明した。《共同通信》

【阪神大震災合同慰霊祭】

阪神大震災の犠牲者のめい福を祈る自治体主催の合同慰霊祭が5日、最大の被災地、神戸市や、宝塚、尼崎市などでそれぞれ営まれた。3市の慰霊祭には、遺影を手にした遺族ら約1万2400人が参列したほか、皇太子ご夫妻も出席した。

3876人を追悼した神戸市の慰霊祭では村山首相が「災害から国民の生命を守る責務の重大さをあらためて痛感した」と弔辞。笹山幸俊市長は「神戸をもう一度市民の手にとり戻すために全力を挙げる」とミナト神戸の新生へ向けて誓いを述べた。《共同通信》



3月5日のできごと